涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

電車に乗って奈良公園へ:県立美術館で特別展「絹谷幸二~豊穣なるイメージ~」

2012年11月03日 | 相棒とのこと

相方は午後五時に奈良を出て、大阪に遊びに行く、とのこと。

 

じゃあ、奈良公園にある奈良県立美術館の特別展、
「絹谷幸三~豊穣なるイメージ~」に行かへん?
とダメモトで言ってみると、意外な答え。
「行く」。

 

ちょっとびっくりです。

 

電車に乗って近鉄奈良駅まで。
そこから少し歩くと奈良県庁にたどり着くのですが、その北側にあるのが県立美術館。
美術館へ向かう途中で紅葉し始めた楓を発見。

 

 

奈良市生まれの絹谷幸二さん。
東京藝術大学油画科に入学し、大学院壁画科でアフレスコ古典技法と出会い、
集中講義で来日したブルーの・サエッティ教授の招きでベネツィア・アカデミアに留学。
以後、アフレスコによる古典技法で鮮烈なイメージ世界を展開し、日本の美術界をリードしてきました。

 

その絹谷幸二さんの初期の代表咲く、数々の受賞作、円熟期にいたる絵画、スティロフォームの立体彫刻が展示されています。

 

「古事記編纂1300年」にちなみ、天の岩屋戸をはじめ天孫降臨や、ヤマトタケル、神武東征などを題材にした
絵画、立体彫刻も展示されています。

 

作品のなかに、「ああああ」とか「うわあ」とか、「色即是空」などという文字がちりばめられているのも面白く、
また、作品中に戦闘機や戦車、などが描かれ、そこに「PIECE」や「平和」の文字も。
命に対する思いが伝わります。

 

自分が気に入った作品は「あ・あ・あ(ラダックの壁画)」、「大和遠望」、「あううん・祈り」、「菩提心」、
「正夢・一富士二鷹三茄子」、「日月万丈富嶽」かな。

 

相方が気に入ったのはこれ、波乗り七福神。

 

 

美術館で売られている絵葉書には気に入ったものがなかったので、
1200円で図録を購入。
表紙の絵は天の岩戸屋で、天照大神が出ておいでになった場面ですね。

 

 

ところで、駅や観光案内所で配られているこの展覧会のポスター、チラシには三種類あります。

 

 

これらは大阪芸術大学の学生からの募集で決まった作品のようです。

 

美術館の1階に応募作品が展示されていました。
どれもなかなかの作品です。

 

ちなみにチラシの裏はすべてこれ。

 

 

美術館を出たらちょうど4時半ごろ。
相方は大阪へ向かい、自分は正倉院展へ行ってみることにしました。


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