早いものでもう十一月になりました。
もう薄手のシャツでの外出はつらいものがあります。
ジャケットを羽織って、昼から相方と自転車デートとなりました。
まず、市役所の前で行われている「平城宮跡菊花大会」を見に行きました。
日本の菊は、遣唐使などによって奈良時代中期以後に、
中国の長安の都からもたらされたといわれています。
昔の都のあと奈良市役所で菊を楽しむことができます。
昼ごはんはここから歩いてすぐのところにある「梅光軒」でラーメンを。
この「梅光軒」は旭川にある有名なラーメン店です。
この前近鉄百貨店奈良店で「北海道展」があったとき、
出店していました。
長い行列を作らなくっても市内にちゃんと店舗があるのに・・・
なんて思っていましたけれど。
旭川以外では名古屋とこの奈良に一店舗ずつあるだけなんですね。
みそチャーシュー麺です。
自家製のチャーシューで、噛めば噛むほど美味しくなってきます。
たった一杯で満腹です。
一昨昨日はチャールズ皇太子、
一昨日、昨日は天皇皇后両陛下の為に大混雑した奈良でしたが、
今日は秋の良い天候で観光客で賑わっていました。
県庁の屋上で奈良市をみてみよう、ってことで県庁に向かいました。
奈良県文化会館から県庁前には沢山の出店が出ていたのですが、
県庁前で「せんとくん」の着ぐるみが着ていました。
前回一緒に写真を撮ることができなかったので、一緒に写真を撮りましたよ。
それを見たほかの観光客が我も我もと集まってきました。
せんとくん、大人気。
頂上からは東大寺大仏殿、二月堂、南大門が見渡され、
興福寺の五重塔、南円堂、朱雀門、垂仁天皇陵、薬師寺、法隆寺も見渡せます。
生駒山から矢田丘陵、二上山、葛城山、金剛山、吉野の山々も見えます。
無料で人もまばらなので、結構穴場だと思います。
陰のベンチに二人で並んで座って、暫く二人で今までに行った奈良の場所の思い出を
あれこれと話をしました
さて、この後どうしようか?
奈良文化会館で「星野富弘 花の詩画展」を見ようか、と思ったんですが、
奈良県立美術館で「国立能楽堂コレクション展」をしていたので、
それを観に行ってきました。
入り口に、いきなり「道成寺」に使われる鐘が吊り下げられていました。
歌舞伎の「道成寺」で使われる鐘とは全く色も形も大きさも違うんですね。
普段なかなか目にする事のできない能の面、衣装、絵画資料、謡の本を間近に見ることができました。
奈良は、能の大成者といわれる観阿弥・世阿弥親子を輩出し、
近代まで金春座の本拠地であったんですよね。
奈良公園の新公会堂にも能舞台があるんですよ。
能は京都に居た時に二度ほど観に行ったことがありますが、
狂言と仕手舞の時を除いては、眠っていたような記憶が・・・。
そんな自分を彷彿とさせるように、
きたは数々の出展品を見ることも無く、会場のソファーで眠っていました。
東北では食べるのですが奈良ではどうなんでしょ?
たぶん食用に栽培したものだと思うのですが、良く知らずにパクついております。
話しは変わり、昨日歌舞伎座で「上演して欲しい演目」のアンケート用紙を貰いました。
閉館に向けての興行の演目を決める参考にするそうです。
先輩!、何にしましょ?
一本だけしか書けません。
奈良では菊は観賞用で、食べる事はありません。
高さをどのくらいにするか、
下の葉から何番目に花をつけさせるか、
それを競うようです。
出荷を調整するために、
ハウスの中で夜中も照明をつけるので、
夜中に栽培地の夜は薄明るいです。
一本だけといわれると困るのですが、
上方風、江戸風の両方で仮名手本忠臣蔵を。