午後から国立文楽劇場へ。
第1部で宙乗りでもあったのでしょうか、場内にワイヤーが張られていました。
第2部は午後2時開演。
なんとか昼の仕事を早めに終わらせ、15分前に到着。
「摂州合邦辻」より「合邦庵室の場」
「伊勢音頭恋寝刃」より「古市油屋の段」/「奥庭住人斬りの段」
「契情倭荘子」より「蝶の道行」
伊勢音頭の切である「古市油屋の段」では、
竹本住大夫が語る予定だったのですが、
心労のせいでしょうか、脳梗塞をおこして休演。
代役は竹本文字久大夫が勤めました。
いずれも歌舞伎でも出される演目ですが、
「伊勢音頭」は歌舞伎とは随分違いますね。
2部が終わった後、道をへだてたところのココイチでカレーを食べて、3部に臨みます。
そう、橋下市長が「演出が古い」と言ったとか言わなかったとかいうあの「曽根崎心中」。
生玉社前の段/天満屋の段/天神社森の段
お初・徳兵衛の心中物ですね。
徳兵衛の人形遣いは桐竹勘十郎さん、お初は吉田蓑助さん。
勘十郎さんの息子さんは蓑助さんに弟子入りしている吉田蓑次さんです。
「生玉社前の段」では、2部で住大夫の代役を勤めた文字久大夫が義太夫を語っていました。
切りの「天満屋の段」では、義太夫が竹本源大夫、三味線が鶴澤藤蔵という親子競演。
藤蔵さん、いつも三味線熱演ですね~。
「天神森の段」では鶴澤清治さんが5人の三味線引きのトップを勤める予定だったのですが、
橋下市長との会談後、胃に腫瘍が見つかったということで休演。
代役は2部の「契情倭荘子」で、これまた5人の三味線引きのトップを勤めた鶴澤清介さんが勤めました。
鶴澤清介さん、NHKの「にほんごであそぼ」に、咲甫大夫さんと出演されていますね。
清介さんは、今回のプログラム「技芸員にきく」のコーナーで取り上げられています。
1部の「鈴の音」を作曲されたとか。
そうそう、その「鈴の音」は新しい文楽です。
話を作ったのは桐竹勘十郎さん。
劇場内部をちょっと紹介。
さて、次回の文楽公演は11月。
仮名手本忠臣蔵の通し狂言です。
久しぶりやな~。
芝居が終わった劇場。
劇場前の狭い歩道を何台もの自転車が猛スピードで通り過ぎます。
そのうちの1台が劇場から出てきて歩いているところに衝突。
歩道は歩く人が優先ですって!
戻ってきたら空に丸い月。
よっくみると右側少し欠けている?
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