ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

奇跡の朝

2018-03-12 | 日記
アメリカンイングリッシュは難しいと思っていたら、こんなニュースが飛び込みました。
画家でもあるアメリカ人の女性が、朝起きたら急にメアリーポピンズに変わっていた!というのです。
つまり、ブリティッシュアクセントになっていて、数人いる子供たちを呼びかけるのも、メアリーポピンズ風になってしまって、子供たちも戸惑っているそう。
さっそく、その発音を聞いてみたのですが、どこがどう違うのか、私には残念ながらよくわかりませんでした。もっとも前の発音の画面がないので、比較できませんでした。
その女性は、発音が変わる前夜、急に偏頭痛がして、寝込んだそうです。イギリスに行ったこともなく、親戚もないそうです。
妄想癖が出ました・・・・私にも、近い将来、朝起きたら急にジャパニーズアクセントから、クインーンズイングリッシュアクセントになることが起きるかもしれない・・・そうしたら英会話塾にお金を払うどころか先生にスカウトされたりして・・・ひょっとしたらバッキンガム宮殿に招かれ、奇跡のクイーンズイングリッシュをエリザベス女王の前で披露して女王の好きな、ビスケットチョコレートケーキをいただいていたり・・・

信じられないことですが、これは「外国語風アクセント症候群」として医学的にも証明されているそうです。原因は頭部外傷、偏頭痛などにより、脳の一部分がそれまでとは違った情報処理をするようになるとか。朝起きたら急に訛っちゃったという感じだそうです。しかし本人は今までのアイデンティティが失われ、自分でなくなってしまったようで辛いそうです。

自分が自分でなくなるとしたら、ではこのジャパニーズイングリッシュから抜け出そうと日々うなぎ貯金を英語塾に使っている私は、どこへ向かおうとしているのか。考えているうちにわからなくなり、もし私にそのような「奇跡の朝」が訪れるなら、世界中、いや宇宙中、どこに出しても恥かしくないspace English(宇宙英語)になっていたらいいなあと思いました。三人称単数とか過去形とか、過去分詞とか、なくてもすべてちゃんと通じる英語です。R と Lの発音の違いととか、定冠詞、不定冠詞の使い分けとか、小さいことはつべこべ言わずにう、宇宙人にで日本語しかできないおじいさんにもなんでも通じてしまう英語です。今のところ、猫語が一番近いかな?