BLOG STATION RADIO : 第2回 ミキシングに関連して。
Kenさんから、どんな手順でミキシングしているのか、
とメールで質問をいただきましたので、お答えしようと思います。
私が、自分でラジオエッセイをミキシングし始めたのは、第5回の「オマケ」からです。
それまでは、小谷さんに録音ファイルを渡して、ミキシングしてもらってました。
今回、私流ではありますが、音声ファイルとBGMファイルのミキシング方法を紹介しますね。
私は、ミキサーという高額なものには、手が出ません。
そして、シェアソフト(有料DLソフト)も使いません。
BLOG STATION : Podcasting 第2回ですよでKenさんが紹介してくださってるように、
ネットからフリーでDLできる、SoundEngine Freeというソフトを使っています。
ただ、このソフトは、DLした段階では、WAV形式のファイルだけしか扱うことができません。
MP3ファイルを編集したり、MP3形式で保存したりする場合は、
gogo.dll、そしてVBMP3.dllという、DLLファイルが必要になります。
gogo.dllは「午後のこ~だ」、VBMP3.dllは「VBMP3」というソフトをDLすると、
それぞれのフォルダの中に入ってますので、コピーして、
SoundEngine.exeファイルがあるフォルダに、ちょこん、と貼り付けてやってください。
SoundEngineを起動して、
「ヘルプ」→「バージョン情報」とクリックすると、
左の画面が出てきます。
GOGO.SFPと、VBMP3.SFPの「利用可能」が、
両方「○」になっていたらok。
これで、MP3ファイルに対応できるようになります。
ではでは、いよいよ本題。
音声ファイルと、エッセイのテーマ曲を混ぜ混ぜしてみますよ。
(1)
まず、録音した音声ファイルを開いて、ミキシングしたい部分を、マウスで反転させます。
上の画像みたいに、ね。
そして、「編集」→「コピー」で、PCにその間のデータを記憶させます。
ここで、反転させた部分の長さをメモしておきます。
赤い丸で囲ってある「間」というのがそうです。
(2)
次に、BGMファイルを開いて、同じように、ミキシングしたい部分を反転させます。
この時、メモしておいた時間より少し長めにしておきます。
(「間」の数字を見てもらったらわかりますね)
こうすることで、音声ファイルとBGMとの間に、少しゆとりができるんですね。
そして、「音量」→「ボリューム」で、ボリュームを調節。
青くて丸いダイヤルをクリックしながら、ぐりぐり左右に回してみると、数字が変わります。
真ん中より左は「-」がついて、ボリュームを下げます。
真ん中より右は、反対にボリュームが上がります。
また、ぐりぐりしなくても、数字が書いてあるところをダブルクリックして、
直接数字を入力することもできます。
ここで、赤い丸で囲ってある「選択範囲のみエフェクト(効果)をかける」にチェックを!
じゃないと、曲全体のボリュームが下がってしまいますからね。
左下の「PreView」をクリックすると、どのくらいの音量なのか聴けますから、
いろいろ試して、ちょうどいい音量をみつけてみてください。
「OK」をクリックすると、選択範囲の波形が変わり、ボリュームが変わったことがわかります。
(3)
「編集」→「リアルミックス」とクリックすると、上のように表示されます。
左の「遅れ」というのは、BGMファイルの選択した範囲のスタートラインから、
何秒か遅れて始めたい場合に、ぐりぐり。
もちろんこれも、数字をダブルクリックすると直接入力できます。
真ん中の「定位」は、コピーした音声ファイルをスピーカーの左右に振り分ける時に使います。
真ん中から左に指定すると、左側から。右に指定すると右側から。
たくさんの音をミックスしたりする場合は、この「定位」も有効です。
右の「ミックス(dB)」は、音声ファイルのボリュームを調節。
真ん中から左で小さく、右で大きくミックスされます。
ここでも「PreView」をクリックすると、実際にミックスされたらどのようになるか聴くことができます。
「OK」をクリックすると、BGMと音声ファイルが混ぜ混ぜできますよ。
(4)
赤い丸で囲ってある部分を再生してみたらわかるんですけど、ボリュームを下げた境目が、
急に音が下がって、あーらびっくり、なんですよね。
もちろん反対側は、急に音が上がって、またびっくり。
これを、右上の画像のように、なめらかにする方法があります。
なめらかにしたい部分を反転させて、「編集」→「フェード」→「リアルフェード」を選択。
段々音を小さくするのが「フェードアウト」、逆に大きくするのが「フェードイン」。
左の「タイプ」は、イン/アウトの選択です。
真ん中より左がイン、右がアウト。
「フェード勾配」は、フェードさせる程度の調節。
真ん中より左で極端(笑)に、右で緩やかにフェードします。
つまり、数字が大きくなるほど、緩やかになるわけです。
「フェードdB」は、フェードが始まる時間を調節。
この数字は、すべて-(マイナス)になります。
いろいろ試してみましたら、(2)で調節したボリュームの数字より、
少し大きめの数字を入力したらちょうどいいみたいです。
「ボリューム」は、弄ったことがありません(笑)
「OK」をクリックすると、波形がなめらかになります。
(5)
あと少しですよ。
BGMファイルの余分なところを反転させて、「編集」→「削除」、またはDeleteキーで削除します。
でも、そのままだと、BGMの最後が「ブチッ」て途切れて終わっちゃいますよね。
そこで、フェードアウトさせて、すうっと小さくして、気持ちよく終わらせちゃいましょう。
上の図のように、フェードアウトしたい部分を反転させて、
「編集」→「フェード」→「フェードアウト」を選択。
これだけで、簡単にフェードアウトできます。
作業後の波形がコチラ。
段々小さくなって終わってるのがわかりますよね。
ただし、この作業を(4)のときにやってしまうと、
音の境目がすごく小さくなってしまうのでダメ。
曲の途中でフェードさせたいときは、
必ず「リアルフェード」を使ってくださいね。
(6)
以上の作業が終わったら、もう一度聴いてみましょう。
納得いったら、「ファイル」→「名前をつけて保存」で、データを保存します。
ここで、「上書き保存」を選ばないように!
BGMファイルに上書きすることになって、せっかくのBGMファイルが消えてしまいますからね。
(これ、何度やってしまったことか←アホ)
そうならないために、BGMファイルを2箇所に保存しておきましょう・・
保存する時、ファイルの種類を選びます。
Waveファイルにする場合は、「PCM Waveファイル」を選択すると、そのまま保存できます。
「MP3ファイル」を選択すると、
こんなものが出てきます。
エンコードモード(ステレオやモノラル)と、
ビットレート(音質)を選んで、
「OK」をクリックすると保存できます。
ビットレートは128が一般的です。
これで終了。
・・・・・・記事、ほんまに長っ!!
このエッセイでは、単純にひとつの音声とBGMを重ねるだけですが。
BGMファイルの合間に別な曲を流したり、ふたつ以上の音声を重ねたりすることも、もちろんできます。
別な曲を流す場合は、(1)で別曲ファイルのミキシングしたい部分をコピーして、
BGMファイルを開き、別曲を流したい部分をクリックしてから「編集」→「貼り付け」してみましょう。
前後をフェードさせると、いい感じに仕上がります♪
ふたつ以上の音声とBGMを、SoundEngineで重ねたのが、この曲だったり。
(改めて聴くと・・なんかこっ恥ずかしい・・)
メインメロディとハモリ、最後のセリフ、そして音楽ファイルをミキシングしています。
参考になりますでしょうか・・?
わからないことがありましたら、コメント欄でどうぞ。
わかる範囲でお答えします(←当たり前だろ)
さあ、あなたもミキシングして、ネットラジオのDJになってみよう!!
Kenさんから、どんな手順でミキシングしているのか、
とメールで質問をいただきましたので、お答えしようと思います。
私が、自分でラジオエッセイをミキシングし始めたのは、第5回の「オマケ」からです。
それまでは、小谷さんに録音ファイルを渡して、ミキシングしてもらってました。
今回、私流ではありますが、音声ファイルとBGMファイルのミキシング方法を紹介しますね。
私は、ミキサーという高額なものには、手が出ません。
そして、シェアソフト(有料DLソフト)も使いません。
BLOG STATION : Podcasting 第2回ですよでKenさんが紹介してくださってるように、
ネットからフリーでDLできる、SoundEngine Freeというソフトを使っています。
ただ、このソフトは、DLした段階では、WAV形式のファイルだけしか扱うことができません。
MP3ファイルを編集したり、MP3形式で保存したりする場合は、
gogo.dll、そしてVBMP3.dllという、DLLファイルが必要になります。
gogo.dllは「午後のこ~だ」、VBMP3.dllは「VBMP3」というソフトをDLすると、
それぞれのフォルダの中に入ってますので、コピーして、
SoundEngine.exeファイルがあるフォルダに、ちょこん、と貼り付けてやってください。
SoundEngineを起動して、
「ヘルプ」→「バージョン情報」とクリックすると、
左の画面が出てきます。
GOGO.SFPと、VBMP3.SFPの「利用可能」が、
両方「○」になっていたらok。
これで、MP3ファイルに対応できるようになります。
ではでは、いよいよ本題。
音声ファイルと、エッセイのテーマ曲を混ぜ混ぜしてみますよ。
(1)
まず、録音した音声ファイルを開いて、ミキシングしたい部分を、マウスで反転させます。
上の画像みたいに、ね。
そして、「編集」→「コピー」で、PCにその間のデータを記憶させます。
ここで、反転させた部分の長さをメモしておきます。
赤い丸で囲ってある「間」というのがそうです。
(2)
次に、BGMファイルを開いて、同じように、ミキシングしたい部分を反転させます。
この時、メモしておいた時間より少し長めにしておきます。
(「間」の数字を見てもらったらわかりますね)
こうすることで、音声ファイルとBGMとの間に、少しゆとりができるんですね。
そして、「音量」→「ボリューム」で、ボリュームを調節。
青くて丸いダイヤルをクリックしながら、ぐりぐり左右に回してみると、数字が変わります。
真ん中より左は「-」がついて、ボリュームを下げます。
真ん中より右は、反対にボリュームが上がります。
また、ぐりぐりしなくても、数字が書いてあるところをダブルクリックして、
直接数字を入力することもできます。
ここで、赤い丸で囲ってある「選択範囲のみエフェクト(効果)をかける」にチェックを!
じゃないと、曲全体のボリュームが下がってしまいますからね。
左下の「PreView」をクリックすると、どのくらいの音量なのか聴けますから、
いろいろ試して、ちょうどいい音量をみつけてみてください。
「OK」をクリックすると、選択範囲の波形が変わり、ボリュームが変わったことがわかります。
(3)
「編集」→「リアルミックス」とクリックすると、上のように表示されます。
左の「遅れ」というのは、BGMファイルの選択した範囲のスタートラインから、
何秒か遅れて始めたい場合に、ぐりぐり。
もちろんこれも、数字をダブルクリックすると直接入力できます。
真ん中の「定位」は、コピーした音声ファイルをスピーカーの左右に振り分ける時に使います。
真ん中から左に指定すると、左側から。右に指定すると右側から。
たくさんの音をミックスしたりする場合は、この「定位」も有効です。
右の「ミックス(dB)」は、音声ファイルのボリュームを調節。
真ん中から左で小さく、右で大きくミックスされます。
ここでも「PreView」をクリックすると、実際にミックスされたらどのようになるか聴くことができます。
「OK」をクリックすると、BGMと音声ファイルが混ぜ混ぜできますよ。
(4)
赤い丸で囲ってある部分を再生してみたらわかるんですけど、ボリュームを下げた境目が、
急に音が下がって、あーらびっくり、なんですよね。
もちろん反対側は、急に音が上がって、またびっくり。
これを、右上の画像のように、なめらかにする方法があります。
なめらかにしたい部分を反転させて、「編集」→「フェード」→「リアルフェード」を選択。
段々音を小さくするのが「フェードアウト」、逆に大きくするのが「フェードイン」。
左の「タイプ」は、イン/アウトの選択です。
真ん中より左がイン、右がアウト。
「フェード勾配」は、フェードさせる程度の調節。
真ん中より左で極端(笑)に、右で緩やかにフェードします。
つまり、数字が大きくなるほど、緩やかになるわけです。
「フェードdB」は、フェードが始まる時間を調節。
この数字は、すべて-(マイナス)になります。
いろいろ試してみましたら、(2)で調節したボリュームの数字より、
少し大きめの数字を入力したらちょうどいいみたいです。
「ボリューム」は、弄ったことがありません(笑)
「OK」をクリックすると、波形がなめらかになります。
(5)
あと少しですよ。
BGMファイルの余分なところを反転させて、「編集」→「削除」、またはDeleteキーで削除します。
でも、そのままだと、BGMの最後が「ブチッ」て途切れて終わっちゃいますよね。
そこで、フェードアウトさせて、すうっと小さくして、気持ちよく終わらせちゃいましょう。
上の図のように、フェードアウトしたい部分を反転させて、
「編集」→「フェード」→「フェードアウト」を選択。
これだけで、簡単にフェードアウトできます。
作業後の波形がコチラ。
段々小さくなって終わってるのがわかりますよね。
ただし、この作業を(4)のときにやってしまうと、
音の境目がすごく小さくなってしまうのでダメ。
曲の途中でフェードさせたいときは、
必ず「リアルフェード」を使ってくださいね。
(6)
以上の作業が終わったら、もう一度聴いてみましょう。
納得いったら、「ファイル」→「名前をつけて保存」で、データを保存します。
ここで、「上書き保存」を選ばないように!
BGMファイルに上書きすることになって、せっかくのBGMファイルが消えてしまいますからね。
(これ、何度やってしまったことか←アホ)
そうならないために、BGMファイルを2箇所に保存しておきましょう・・
保存する時、ファイルの種類を選びます。
Waveファイルにする場合は、「PCM Waveファイル」を選択すると、そのまま保存できます。
「MP3ファイル」を選択すると、
こんなものが出てきます。
エンコードモード(ステレオやモノラル)と、
ビットレート(音質)を選んで、
「OK」をクリックすると保存できます。
ビットレートは128が一般的です。
これで終了。
・・・・・・記事、ほんまに長っ!!
このエッセイでは、単純にひとつの音声とBGMを重ねるだけですが。
BGMファイルの合間に別な曲を流したり、ふたつ以上の音声を重ねたりすることも、もちろんできます。
別な曲を流す場合は、(1)で別曲ファイルのミキシングしたい部分をコピーして、
BGMファイルを開き、別曲を流したい部分をクリックしてから「編集」→「貼り付け」してみましょう。
前後をフェードさせると、いい感じに仕上がります♪
ふたつ以上の音声とBGMを、SoundEngineで重ねたのが、この曲だったり。
(改めて聴くと・・なんかこっ恥ずかしい・・)
メインメロディとハモリ、最後のセリフ、そして音楽ファイルをミキシングしています。
参考になりますでしょうか・・?
わからないことがありましたら、コメント欄でどうぞ。
わかる範囲でお答えします(←当たり前だろ)
さあ、あなたもミキシングして、ネットラジオのDJになってみよう!!
永久保存版ですよ。
これなら、危険な人妻のひとでも、バッチリです。
実は、MP3ファイルを開く方法、知りませんでした。
SoundEngineは、イマイチ使いこなせてなかったのですが、
ちょっと試しに使ってみたいと思います。
ブラウザのブクマです(笑)
イジリ屋むっしゅとしてはこの記事、嬉しい限り。
これで おんげんも いじれますね
これで おんげんも いじれますね
それではまたね(←感化されてる(笑)
でも、この記事では、ミキシングの方法だけですから。
しかも、大まかなもので。
私的に知りたいのは、音声のエフェクト処理のほうなんですね。
ある程度、ノイズ処理したり、イコライザーやコンプレッサーを使ってはいるものの、
使いこなすまでには至ってませんから・・
こればっかりは、自分で試行錯誤するしかないのかもしれませんけど、
ある程度のガイダンスがあると、参考になると思うのですよ。
次回のテーマにどうですか?とか振ってみる(笑)
それだけでも、この記事をアップした甲斐があったというものです。
でも・・・・
いったい、なにを、いじろうと、してるんですかね。
いったい、なにを、いじろうと、してるんですかね。
それでは、またね・・(震)
僕もケロログに登録してるんですけど、どうしてもフリートークが難しいもんで、BGMでごまかしてしまえ!と思い(笑)SoundEngineをダウンロードしたはいいんですが、使い方がわからず目が点になってたとこなんです。
そこへきてこの記事。図解つきの分かりやすいマニュアルを手に入れたような気分にさせていただきました。本当にありがとうございます。
さっそくブラウザにブックマークしてトライしてみます。
お役に立てそうでなによりです。
いろいろ弄ってみたら「あー、こうすればこうなるのか」って、わかると思います。
それも楽しみのひとつだと思いますしね^^
もし、うまくいかなかったり、わからないところが出てきましたら、
手助けできる範囲でしたらお答えしますので~。
で、ごめんなさい・・
たかしさんのブログにお邪魔したんですけど、私のネット環境のためか、記事を読むことができないんです。
タイトル部分とカレンダーは表示されるんですけど、肝心の本文が出てこないんですよ。
なので、もしよろしかったら、ケロログのURLも直接教えていただけると嬉しいです。
それとも、まだ登録されただけで、記事はこれから、なのでしょうか?
多分、更新ボタンをクリックすれば本文とか出てくると思います。僕自身も結構それやってますんで。でも、観なきゃよかったと思うかもしれませんよ(笑)。
ケロログの方は
http://www.voiceblog.jp/tacasi/
です。これも観なきゃよかったと思うかもしれませんよ(笑)。
実はボクも結構使ってます。
ちなみにエンコードにはRipAudiCOFを使ってます。
本当は8chくらいのデジタルMTRが欲しいんですけどね。
値段が高いから…
相方のウタカが4chのMD-MTRを持ってたので
高校のころ二人でオーバーダブしまくって
Beatlesのカラオケとか作ってました。
もしかして、見ちゃダメってこと?(^-^;
ケロログの音源、聴きましたよ~~!
「nano♪」と、「パイロット版」で噴出しました(笑)
いい声してらっしゃるじゃないですか~。
ラジオの本格始動、楽しみにしてますからっ。
RipAudiCOFは、lameだったっけ?
私は、エンコードはCD2WAV32も使ってたり。
MTR、手が出せないよね、なかなか・・
私も欲しいとは思ってるんだけどね。
でも、宝の持ち腐れになっちゃいそう(笑)
オーバーダブって、重ね録りのことだっけ?
高校でMTR?? 贅沢~(ぉぃ
でも、それがあっての、今なのかもしれないね。
tawaくんも、これを機に音楽活動復活?^^
またライブすることがあったら教えて~!