雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

襟裳岬 車ホームレスも大好きさ!

2017-09-17 22:53:21 | 随想

「襟裳岬 白髪老人も大好きさ!」

平成29年9月10日の朝5時に、私は襟裳岬の駐車場に居りました。

広い駐車場内に、軽自動車一台と私の車だけでした。

朝の襟裳岬のお花畑を一回りして、残り少ない秋を楽しんでいるお花たちに挨拶して回りました。

この季節、余りにも花の数の少なさに驚きながら、それでも何種類かの残り花を見つけて楽しみ(撮影し)ました。

日の出前には灯台に灯ガついています。日の出後すぐに灯は消えます

駐車場にもどると、白髭で白髪の老人とすれ違いました。襟裳岬にこの風貌の人が来ているなんて珍しく、そおっと話しかけ近寄りました。老人は車の横で歯を磨いていて、朝の準備に入るところでした。

この人の写真が撮れれば面白い(かってにそう思い)と話しかけたのでたが、最後まで写真を撮らせてくださいとは言えず、そのあと別れましたが、襟裳岬に白髭のそして白髪の仙人のような人が来ているなんてと驚きと云うか不思議でした。

襟裳岬駐車場より、えりも岬港を撮る

襟裳岬までは遠く、どちらかと言えば若者たちが来る観光地と思っていたからです。

軽自動車のナンバーブートには「諏訪」とありましたので、「長野からですか?」と聞いたのでしたが、どうやら自宅は無く、生まれは熊本とか、神戸にも住んでいたとか、転々と住所をかえて、30才代から車で放浪しているらしいのです。住所は不定、生活は車の中らしいのです。

「車ホームレスさ!」の言葉に驚きました。家を持たず、車生活、不思議な生活もあるものだと感心したのです。むかしは軽ではなく大きな車に乗っていたとも言います。

「年金生活ですか」と聞いても「長く勤めていないのでもらっていない」とのことで、これも驚き、「ところで、生活費はどうしているの」と聞いても「何とかしている」「文章と字を書いて金をえていた」との話、世には不思議な人が居るという事が分かったのでした。

今年も避暑の為北海道に来て、道内各地を回っていると言いましたが、北海道では「襟裳岬」、「宗谷岬」、「根室岬」が涼しくて好きと言います。今年の夏は特に暑かったので涼しい3つの地が最適だったらしいのです。夏の暑いとニュースに出ていた道内の地名を上げて行くのにもびっくり、襟裳岬は涼しくて長いこと泊まっていると言います。

10月中旬にもなれば本州に戻ると言っていました。

ホテルの朝食の7時が迫っていましたので、分かれましたが、別れ際に歳を聞くと、なんと私と同じ歳と言うのには驚きでした。

襟裳岬は、車ホームレスさんにも愛されていたのです。


襟裳岬 風景は見事 それは美しい‼ 

2017-09-16 14:37:23 | 草花

「襟裳岬の風景 絶景」

襟裳岬の一番の魅力は、海に突き出た岬とその先の巌・島です。その海を見ていると襟裳岬に来たと実感できます。

これぞ襟裳岬の突端 沖にうつるはコンテナ船

襟裳岬西海岸

襟裳灯台は当然のことながら、風の博物館の「風の館」の存在、大きな駐車場、お土産店、お花畑の存在も襟裳岬を印象付けています。

そして、襟裳のもう一つの魅力は昆布漁の最盛期の昆布干場の風景です。昆布船の活発な動き、昆布の陸揚げの様子、昆布干場の昆布の干されていく様子は絵になります。

忙しく昆布干し作業をしている様子を、手助けもしないで写真撮影している自分の姿を見て、申し訳なく思う自分が居ます。

いつもは襟裳岬やその周辺に咲く植物(高山植物)の花の撮影が目当てですが、活気ある昆布漁の動きのある浜の魅力にはかないません。

昆布干場の景は、それは見事です。干されたばかりの干場は昆布がみずみずしく輝いて写真に見事にうつります。

昆布干場の作業は重労働です。この日はネコの手も借りたい忙しさなのです。

生活の様子が見られるコンプの浜は朝早くから活気があって大好きです。

百人浜のチシマセンブリの群生地

庶野方面からの帰り

いつもは、地面に咲く花を撮影しているのですが、まわりの風景も魅力があり、目は広く開けながら襟裳岬を堪能してきます。

季節ごとの「悲恋沼」、「百人浜」、「庶野の浜の昆布干場」そしてハートの湖の「豊似湖」などにも良く見に行きますし、何度行ってもえりもは飽きないところです。

悲恋沼木道

伝説のある悲恋沼

えりも港。襟裳岬東海岸

カムイラビットは9月の襟裳岬旅行で、27度目になりました。

 

 

 


襟裳岬駐車場花園の 9月中旬の草花たち 

2017-09-15 15:25:41 | 草花

「襟裳岬の 草花たち 9月中旬」

襟裳岬 9月中旬の草花は、思ったほど草花は咲いていません。

7月中旬には、ツリガネニンジン、ハマフウロなどが驚くほど咲いて、朝露に濡れた青い釣り鐘型の花が魅力でした。

それが、9月中旬になると花の種類も極端に少なくなり、花の咲いている数もあまりありません。何かしら物足りなさを感じます。

この季節、襟裳岬駐車場隣の花畑は寂しくなっています。

これはツリガネニンジンの実。

この時季の花畑の花は少なくなりましたが、襟裳の他の場所に盛んに咲く「ヒダカミセバヤ」と「チシマセンブリ」の撮影で、十分補うことが出来ます。

駐車場近くのお花畑に限って言えば、「襟裳の花は何もない秋です」などと口に出てきそうです。

ネジバナとガンコウランのコラボです。

これは珍しい、ツリガネニンジンの実です。

トリカブトの花。

トリカブトはまるまる太っています。実をがっちり付けています。さぞかし根の毒はひどく強い事でしょう。

オオアキノキリンソウ。

ツリガネニンジンもまだ咲いていました。

それでも、私などは「隅から隅まで、ずずーと花たちを探し歩き」、ひとつ・ふたつと他の花との出会いを楽しむのです。

まるまる太ったトリカブトの花、ネジバナの残り咲き、エゾマツバギク、コハマギク、そしてガンコウランの元気な葉たち、ノコギリソウの花、這いつくばったハマナスの木に赤く色づいたハマナスの実も魅力的です。

コハマギク

エゾマツムシソウ。

低いハマナスの木ですが、一人前の大きさの実を付けています。

 楽しみは求めればいくつも発見できます。

今回(9月9日~10日)は、襟裳岬の散策路を2周しました。岬の回りの海と草花たちの姿何とも言えません。

襟裳岬の魅力は、襟裳岬のどの季節、どこの土地に出向いても、蚊やブヨに悩まされません。これは植物写真を撮っているわれわれを喜ばせています。

湿地がないせいなのか、風で虫が飛ばされてしまうのか、寒い風が吹き卵から虫がかえらないのか、人を刺す虫が居ないのは不思議です。快適な撮影地は他の地にありません。

 


襟裳岬 日の出は格別!

2017-09-13 20:21:03 | 自然

「襟裳岬の日の出」

夕日を見るのも、朝日を見るのも、見る場所と、見る人が置かれた環境と、見る人の思いで変わります。

朝日を見る場所では襟裳岬が最高です。

襟裳岬に出向いた折は、雨降りや曇りでない限り、夕日・朝日の撮影に出向きます。

真夏などは日の入りが遅かったり、日の出が早かったりするので、夕食・朝食の時間に合わせるのに苦労します。

今回の襟裳岬への旅では、9月は陽の入りも早くなり、日の出も朝5時ごろとなり、撮影に出向くのが楽になりました。

9月10日の襟裳岬の朝は5時過ぎが日の出なので、苦労せず朝起きして岬に立ちました。日頃早起きなので難なく行けたことが幸いでした。

空は赤く染まり、朝陽が見事です。

この日は太陽の出る時間には晴れていたのですが、その後の午前中は曇りと雨で、何と幸運だったのだろうと振り返っています。

それにしては、見に来ている人が4・5人と少ないのです。旅疲れで朝起がきついからなのかもしれませんね。

襟裳灯台を入れて撮影するのもおつなものです。


風極の地 襟裳岬

2017-09-12 12:53:35 | 自然

「襟裳岬の波は荒い」

台風が来るたびに、襟裳岬の風の強さや波の高さが気になりきす。

襟裳岬に出向いていた9月9日は襟裳岬は晴れでしたが、8日に台風がえりもを通過した影響で波が荒れていました。

砂浜に降りて、ヒダカミセバヤの花を撮影しようと下りかけたのでしたが、「昆布漁師の人に今日は危険なのでやめなさい」と注意され、高い所からしばし波を眺めておりました。

この日は、それは大変な高波なのでした。見れば見るほど恐ろしい様相です。

これぞ「風極の地 襟裳岬の高波」です。昆布漁師の方の話によれば「流れ昆布拾いをしていて波にさらわれ足の骨を2か所折った」とのこと、「海は甘く見てはいけないですよ」と痛感したのです。

今年は70代と52歳の人(女性)が、昆布拾いをしていて波にさらわれ死亡した話もしていました。

ただ観光で襟裳岬を眺めているのとは違い、えりもの町の人々には命のかかった生活があるのです。

10日、いつもの事ながら朝早や起きして岬の朝日を撮りに出向いたのですが、港の方から放送が流れてきました。男性の声です。

男性の声が流れると、今日は昆布漁は中止という事になります。女性の声が流れてくれば昆布漁の船は出せるとの合図となります。

この様にすれば、漁師は勘違いすることがないのです。女神は漁師にも富を与えてくれます。

9日は、庶野の浜にも行ってみましたが、波が荒くその荒さを感心して長い時間眺めておりました。「風極の地の荒波」です。

 

 


襟裳岬の二大花 「ヒダカミセバヤ」に「チシマセンブリ」

2017-09-11 18:51:59 | 草花

「襟裳岬 ヒダカミセバヤ満開 チシマセンブリの花最盛期」

9月9日、10日と襟裳岬に行ってました。そのためにブログを何日も休みました。

この時期にしか見られない花 「ヒダカミセバヤ」と「チシマセンブリ」の襟裳岬の二つの花をぜひ見たくて(撮影したくて)襟裳岬に出向いたのです。

9日は快晴の日で、チシマセンブリの撮影には最高の日よりでした。

チシマセンブリの花びらには大半青い点々がありますが、中には点々がない物もあります。

8月に襟裳岬に出向いた折り、襟裳岬の駐車場横の花園で咲き競っていた小型の花のチシマセンブリは、9月には咲き終えてひとつの姿も無くなっていました。

しかし、岬から少し離れる前から知っているチシマセンブリの咲く地に行きますと、大きな株のチシマセンブリが驚くほどの個体数で咲いていました。今年はここには咲かないよと聞いていましたが、確認してみて多くの花が咲いているのに驚きました。

 

私が襟裳岬の二大お花としているチシマセンブリとヒダカミセバヤの二つの花はこの時期にしか見ることが出来ないのです。

〇一方のヒダカミセバヤは岩壁に咲いて、多くの人にはその美しさを見せてくれません。急な崖をそろそろ降り砂浜に出て、岩壁に咲くその美しさを撮らせてもらいます。

 

9月上旬から中旬に咲きますが、今が満開の時でした。9時半ころの引き潮の時にあいにく雨でしたが、せっかく来たのだからと傘をさして撮影に臨みました。その後崖を上り、襟裳岬の「風の館」で休んでいましたら、昼過ぎに雨が止み、太陽が出て来たので、再び海岸まで降りてヒダカミセバヤの写真撮りに臨みます。

写真の手前にある岩の上の頂上部分に良く見るとヒダカミセバヤが花咲いている姿には驚きました。

秋が深まると茎や葉も色づいてその姿も楽しめます。

 

という事で、2日間の写真撮りに満足しての旅でした。

 


ミョウガ 薬味に! 健康に!

2017-09-07 15:04:12 | 

「ミョウガ 高知県の特産なのかな?」

スーパーの売り場で、ミョウガが売られていました。この頃は値段の割には量が多くなっています。

でも、北海道産ではなく青森産でした。

何年か前に家族で四国を巡ったことがあります。忘れもしない4月24日に高知県に入りました。峠を越した所に果物のお店があり、高知県特産の文旦が目を引きます。山ほど積んで売っています。地方発送専門の果物屋さんの様でした。

文旦を友人に贈るのはもう少し南の町に入ってからとして、他に目に留まるものを探しました。

何とそこには、ミョウガの茎が大袋に入れられ、それも安く売られているではないですか。ミョウガの茎が売られているのは始めてです。

これは栄養価も高かろう、量が沢山あって安い、これは買わなくては損とばかり買ったのでした。

しかし、四国の旅を始めたばかり荷物になることを考え、それなりの量を仕入れたのでした。

道内で、今までにこのミョウガの茎を売っているのはいまだ見ていません。

 

北海道では、ミョウガの販売される初めの頃は量が少なく、値段は高いのです。

我が家の菜園にはミョウガを植えてあり、年々増えてその一角はミョウガ畑です。ようやく今年初めての収穫がありました。毎日5個ほどを取ってきては食卓にあげます。

今回は多くの人が見る事が少ないミョウガの花をお見せします。

〇ミョウガの茎とは蕾のすぐにつながる土中にある白い茎を言います。

ミョウガの茎の根元にミョウガ(蕾)が出てきて、その蕾に花が咲いてきました。

今年はさっぱりミョウガ採れないと嘆いていたのでしたが、蕾の出てくる時期を勘違いしていたのだと今になって分かったのでした。

良く調べてはいませんが、食事の薬味に、健康増進に良いとして我が家では食べているのです。

 


道医療大学里山 花には蝶 秋の蝶三種

2017-09-06 11:39:06 | 草花

「花には蝶、これまた似合います」

春、一早くにはシータテハやクジャクチョウが飛び交います。陽の当るところの地面にいますが、動きが素早く、なかなかカメラに納まりません。

8月20日と、8月27日に医療大学の里山に植物の写真を撮りに行った時に、以下の3種の蝶を撮影しました。

花に戯れる蝶は、何と云っても優雅です。

サカハチチョウ 夏型と春型は別な蝶と思われるくらい大きさが違います。

カムイラビットの高校時代は捕虫網を持って、昆虫を追い回す昆虫少年でした。植物にも関心ありましたが、どちらかと言えば蝶々に魅力を感じ標本箱もいくつも持っていました。

 

キアゲハ サラシナショウマの蜜を吸いに来ておりました。

カラスアゲハ 

8月20日は、カラスアゲハの数の多さに驚きました。27日はカラスアゲハの好きな花が散ってしまったので、いくつか見たほどでした。

植物は種類が多くて、少年たちは昆虫の方に興味が行くのでしょうね。

 


野山は 秋模様

2017-09-05 22:22:07 | 自然

「秋は忙しい」

郊外に出るとハンゴンソウやらススキが開きかけて、秋が迫ってきている様子を感じ取れます。

夏休みが終わったころからハンゴンソウが咲き始め、道の回りは黄色で彩られています。もう秋だなあと感じます。

当別町金沢。

大分前になりますが、ハンゴンソウの咲く道をさらに山に向かってずうっと奥に入ると、ソバ畑があって、その畑の畔にネジバナが群れをなして咲いているのに出会いました。

古い話なので、今ではもうそこに行く道も忘れましたが、秋の初めころになるとネジバナが咲くと言うのが分かっています。

この頃は、日もだいぶ短くなりましたね。菜園の秋は作物も急いで実を付けだします。

ですが、午後6時になると、もう暗くなり始めますので、5時頃で畑作業も終わります。

2017・8・29日 朝の収穫物 左二つはズッキーニ、あとはキュウリ。毎日のように収穫出来ます。

キュウリも終盤戦、曲がりキュウリが多くなりました。

作物も大忙しで、次々に実を結びます。我が家の菜園の作物もそうで、毎日けっこうな収穫があります。ようやく枝まめが一株分採れました。これから毎日いただけます。

収穫物を食べる切るのは、これまた大変な話です。

 

 


ムクゲの花 咲く季節 韓国の花

2017-09-04 14:06:02 | 樹木

「ムクゲの花咲く季節」

ソウルオリンピックの一年前の年、「道・高地研」の海外巡検で韓国に行きました。5泊6日だったかの長期の巡検でした。

今でもよく覚えているのですが、丁度私の誕生日の8月8日も含まれていて、旅行業者さんが、夕食の時に誕生日ケーキを送ってくださいました。

ケーキのプレゼントで印象深い旅行になりました。旅行業者の心づかいが温かく心に残っているのです。

韓国ではもう一つ心に残ることがありました。8月の上旬の韓国は「ムクゲが盛んに咲いていた」のです。話を聞けばムクゲが韓国の木(花)であるとのことでした。

ムクゲの花の花咲く季節になると、韓国旅行が思いだされるのです。

ムクゲの季節は8月上旬、札幌でも毎年綺麗に咲いてくれます。

わが別荘は肥沃な土地と見えて3mほどの高さの木に成長し、大きいいくつもの花を咲かせてくれています。ムクゲの木は3種類あるのですが、白花のムクゲが最大です。

花は一日にして落ち、次の蕾が花開くのです。花が落ちるので毎日清掃しなくてはならず、庭には植えないという人が居ます。

我が別荘は自然そのものですので、落ち花を履きとらなくてもあまりに気にならなくてよいので、ムクゲも切り倒されないでいるのです。

近所の庭にも植えられていますが、他の植物との共存の為に小さな花を付けています。大きな花びらの方が人の気を引きます。

★アオイ科のフヨウ属の落葉樹木。

 ムクゲの花びらも食べられると書かれていますが、まだ食べたことはありません。

 韓国の警察の階級章使われているそうです。