雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

沖縄の女性が 利尻島へ嫁ぐ 

2013-04-02 20:04:22 | 紹介
新聞を見ながらラビ妻が話している。「沖縄のバスガイドさんが利尻の男性と結婚した。あの話、点と線が一致した。」「利尻で外から来た女性が結婚すると書かれてあるけれど、けっこうそういう女性っているのね」と話しかけてきます。話言葉にすると実感がこもっていて、わざわざ沖縄から嫁いだ沖縄出身のバスガイドさんの姿を想像してしまいました。
今回の沖縄旅行での観光バスガイドさんU・Kさんが、「私の友達(後輩)が利尻に出向いて、そのまま利尻の男性と結婚したのですよ」という話。沖縄の夏場は観光客が少なくなる為なのでしょうか、北海道(利尻)まで出向いて、バスガイドとして働きに行くそうなんですね。
そこで利尻の男性と親しくなったらしく、利尻で結婚したのだそうです。このことについて道新でとりあげており、利尻富士町では島外女性と結婚が盛んだと言うのです。12年で29組もあると報じています。
これがラビ妻の言う「点と線が一緒になった」の話になります。U・Kさんは「冬は寒くて友達はどうするのでしょう」「その後連絡もとっていなく心配しています」」などと話されてましたが、「お互い抱きついて生活すれば温かいでしょう」と私からのアドバイスです。
その様な話しをしている内に観光バスの発車時間となりその後の話はおあづけになりました。

羆嵐(くまあらし) 話のすごさに一気読み

2013-04-02 09:12:21 | 紹介
オホーツク管内の紋別市に居た時に熊と戦って熊を退散させたという新聞記事がありました。その人は鋸切りを持っていたので、口の中に鋸切り刺したら熊がいてもたまらず逃げたのだそうです。子熊が二頭いたのが親熊との遭遇となったようでした。この当時カムイラピットは、熊と戦えば勝てるか、退散させられるものと心に思っていました。

テレビで本紹介の番組があり、外人さんが吉村昭「羆嵐」(くまあらし)を推薦しておりました。外人が勧めるくらいの本だからこれは読まなくてはいけないと、図書館に出向き借りてきました。
この本は昭和57年11月発行の小説で平成15年には30刷の本です。羆嵐のことは聞いてはおりましたが、本を読んでいるうちに羆の恐ろしさにおののきました。場所は天塩管内苫前町三毛別と6線沢。6線沢では二軒の家が羆に襲われ、6人が死亡、3人が負傷しました。どれもが夜間に襲われ、悲惨そのものでした。襲われたのは女子供ばかりです。
壁を破り人を襲い食べるのです。女性の肉を食べた熊はさのあと女ばかりを狙うと言います。事件のあったのは大正4年12月9日。日本獣害史上最大の惨事と言われています。この時の6線沢には雪が降り積もりはじめておりました。
多くの男の動員と警察、軍隊まで出動要請となりましタが、熊撃ちの銀四郎により追跡のもと撃ち止められました。解体後胆のうと毛皮となり。内臓はすべて捨てられ、肉は民総てで煮物にして食べたのだそうです。熊の胃袋の中からは襲われて食べられた婦人の肉や服が、頭の毛が出てきたと言います。その肉を供養の為に民で食べるのですから、当時は食べる物とて少なく、煮たきのよい匂いに誘われて皆がその肉を食べたのだそうです。
射殺された羆は頭の頂から足先まで2.7m、体重は383㌔あったと言います。もし羆と戦ったら同格か、退散させられると思っていたのは大きな間違いで、まずは羆にあい対峙しないようにしなければならないとつくづく思い知らされました。
三毛別は現在「三渓」と名が変わりましたが、その奥の沢の6線沢に事件は起こり、三毛別、そしてさらに浜よりの苫前までも含めて脅威にさらされたのです。6線沢には何軒もの入植がありましたが、この事件後1家族が去り、2家族が去り、次の年の収穫を終える頃には、人はすべて去って行ったと記されています。敗戦とともに再度入植者が入ったものの、今では1軒、いやもしくは皆無の土地となっているとの事です。
札幌の円山動物園で羆の餌やりの場面にあいましたが、食べ方が獰猛で、この羆に襲われたらひとたまりもないとつくづく思うのでした。

シーサーは沖縄の原風景

2013-04-01 19:28:10 | 旅行

前に八重山諸島の西表島近くの「由布島」に旅行したおり「シーサー」を買ったものが我家の玄関に飾ってあります。魔除けになるとかで沖縄旅行をした人は大半が家にシーサーを置いています。
沖縄の家々の屋根の上に飾られているシーサーには何故か魅力を感じています。いろいろな姿をしたシーサーで見るのもあきません。
値段も高額なものが多くなりました。あまり小さなものには魅力を感じませんが、いろいろな姿で微笑ましく思います。首里城にも「狛犬」がどの門のところにも置かれて、勇ましく城をまもっておりました。これはシーサーでなく確実に「狛犬」です。バスガイドさんにシーサーと狛犬は同じですかと聞くと、すぐ返事が返ってきました。「同じです」と言うのです。首里城のものは確かに狛犬ですが、街で見かけるものはすべて、いつも見かけるシーサーです。どこかで規制があって、市民が屋根に付けて良いのはシーサーと形が規制されたのではないかとさえ思います。今回の旅行で撮って来たシーサーを何点かお見せします。今回も多くのシーサーを撮りましたが、シーサー撮り歩きも楽しいものですよ。


椿が琉球王朝の 大切な花

2013-04-01 09:06:46 | 紹介
        

首里城内に入ったのは今回の旅行が始めてでした。前は首里城の前まで入りましたが場内まで入ったことはありませんでした。
さて、展示物の中に「椿の花」を模した漆器が飾られ、人の目をひいておりました。なかなかの一品の数々です。
椿は生命力の強さから長寿をあらわすおめでたい木として、琉球では多くの模様として使われてきました。
琉球王国でも、椿の花模様は愛され、琉球漆器などの美術工芸品に描かれてきました。今年も4月4日(木)まで、首里城公園有料区域南殿二階特別展示室で「首里城公園企画展 椿展 ~琉球漆器に描かれた椿模様~」が開かれています。
北海道では椿の木は育たなく温室にのみに見られる花ですが、沖縄では貴重な品に椿の花模様をあしらい、縁起物として珍重したものなのでした。