「植物の異質探しは楽しい」
人から変わり者と扱われると悲しい。人より抜きんでていると思うと鼻高となる。人はそれなりの自負があるから、人それぞれの生活を送る。人は仲間作り(同一性)が生活の基盤となっている者がいる。いじめもそうだし、仲間外れもそうだ。いつの時代でも見られる現象だ。近年はわずらわしさを避けて家に閉じこもる大人さえいる。
その点、植物は異質性が喜ばれる。花びらが一個多いのを見つけては、これは幸運見つけと関連付けて楽しんでいる。今日のNHKテレビでは「ライラックの花びらの数の多いの見つけてみよう」などと画面が流れていた。★昨年川下公園のライラックを見て回ったら、種類によっては6枚花、7枚花いくらもある木があるではないですか。
北海道医療大学の谷近くでは、ミドリニリンソウが見つかっていて、珍しいと見学者たちが写真を撮るのを楽しんでいる。
空知コザクラ 珍しく白色のものを見つけました
エゾエンゴサクの花は薄青色が中心なのに、紫色のものや、中には白色のもある。白色のエゾエンゴサクを見つけると嬉しくて自慢したくなるし、何枚も写真に撮りたくなる。カタクリの花はピンク色なのに、珍しいのは白色のものもある。カムイラビットも二か所で白色カタクリを見つけて嬉しがった。
植物にはどのような色になろうが差別されないから、自然はやさしく雄大である。その点人は視野が狭い。
襟裳岬は風が強く大きくなりません エゾエンゴサク
動物では、ヒクマの中に白色のものがいたり、リスにもいるらしい。カラスにもいたという話を聞いたことがある。動物は判断能力がそなえられていて、異質なものについて中には仲間外れをする場合があると聞く。
以前カラスが集団で一匹のカラスをいじめているのを見たことがあるが、動物や鳥にもいじめがあるらしい。
日頃の生活にあっては、異質性を探し回るのではなく、尊重しながら仲間作りがなされるようにすることが求められる。気配りが生活の中には必要なのであろうと思うのであった。
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