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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

カラスは知恵者 物覚え抜群

2012-03-20 14:51:53 | 生物
夏の後半郊外にドライブに出ると牧草ロールが風景の一つとして目に入ります。
牧草ロールは雨の降る前にビニールで包みますが、このごろはみな白のビニールです。何年か前には黒ビニールで巻いていたのにどうして白になったのかと思ったことがあります。これはカラスによる被害対策の色だったのです。
むかしは札幌でもごみ投げは無料でした。この時ごみ袋は黒と決まっていました。カラスが餌(ごみ袋の中の残飯)を得ようと、袋を破り餌をあさりちらかすのですが、これが黒い袋には餌があるものとカラスが記憶してしまい、黒のロール袋をみれば袋を破りちらかすのでした。これが牧草ロールにまで害が及びました。そこで黒のビニールロール袋はやめて、牧草ロールは黒ビニールからみな白にしたのでした。このことからして、カラスは物覚えが良いのだと関心します。
かつての勤め先の昼の時間に何気なく校庭を見ていましたら、カラスがクルミを咥えては飛びあがり、そこから地面にクルミを落していました。もちろん地面に落してクルミを割ろうとしていたのでしたが、まだこのカラスは充分経験を積んでいなかったと見えて、クルミは芝生の上に落ちて一度も割れませんでした。物覚え、物まねはすぐ出来るのですが、最後の応用は出来ず、知恵者にまでなっていない場合が多いのでした。
もう14年も前になりますか、羅臼市街から知床半島のセセキ温泉までドライブしたことがあります。この時道路に貝殻がずうっと落ちていました。どうしてだろうと不思議に思ったのですが、後で気づいたことですが、カラスが磯浜から貝をせしめて、アスファルトの上に落し、貝を割り食を得ていた姿だっのです。
今日NHKの動画サイトの番組で、カラスが瓶の蓋に乗って屋根で滑って遊んでいる姿がありましたが、ここまで知恵が付いたカラスがいるのかと関心しました。公園の水飲み場の蛇口を回すカラスや、新幹線のレールの上に石を載せるカラスなど、カラスの話をしていると時間を忘れてしまいます。

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