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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

クマが道路を横切った 荻伏 

2014-06-19 18:29:47 | 動物

クマがカムイラビットの車の前を横切った 

今月(6月)7日、浦河町の荻伏で車の前をクマ(ヒグマ)が横切りました。街のすぐ近くでした。とっさに座席横に置いていたのカメラを手に取り、クマの写真を撮ろうと思ったのでしたが、クマも車の前を通ってあせったせいなのでしょう、のりめんの上にいそいでかけあがり、こちらの様子を一時振り返って見て、すばやく林の中に消えて行きました。

あっという間の出来ごとで、残念ながら写真は撮れませんでした。子熊ではなさそうな、動きや、大きさから見るとメスクマの大人のように思われました。

そのまま車を少し走らせると、なんとすぐ街があり、交番があるではないですか。ついでにお巡りさんが道路を歩いていて交番に入ろうという時でした。車のブレーキを少しふんで、お巡りさんに伝えるべきなのだろうとまでは思ったのですが、「まてまて、こうしたクマが街近くに出てくるのはいつもの事で、とりたたて騒がせる事でもないな、クマにも命があるしな!」などと思い返してそのままアクセルを踏み直し、この街を通り過ぎてしまいました。

「クマとの共生こそ北海道の自然の在り方ではないか。」などと、自然派のカムイラヒットは考えたのです。自然のクマをこの目で見たのは始めてですが、恐ろしいとは一つも思いませんでした。こんなこともあるんだと面白くなりました。

そして、その足でアポイ岳の登山を計画して居ました。ジオパークの施設で山に入る時、登山時の注意の中に、「クマ除けの鈴はお持ちですか」など言われ、このあたりはクマの出没地域とさい認識したのでした。アポイ岳は通常クマは出ない山の様ですが、近くの山にクマが出ているので移動してくる事もあるので注意されますようにという事でした。

新聞(道新26・6・1)によると、道内1~5月のクマ目撃数は急増していると報じており、2010年と比較した場合約二倍の目撃数になっていると言います。