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こころ模様Ⅲ

のんびり、ゆっくり、気の向くままに…

源氏物話 宇治十帖を歩く

2008-05-07 01:36:08 | お出かけ

         源氏絵鑑帖  (源氏ミュージアム蔵)


源氏物話千年紀にあたる今年、各地でいろいろな
イベントが催されています。
源氏物話最後の十帖、「宇治十帖」 ゆかりの古跡を
探し歩いてみることにしました。


駅前の観光案内所で、パンフレットと観光パスパートを求め
まずは宇治橋西詰めへ。




作者の紫式部像が建っていました。またすぐ傍には、
第五十四帖 「夢浮橋」の古跡もあります。
紫式部の顔が童顔で可愛いですね。




パンフレットを頼りに宇治川を渡り、
途中世界遺産に立ち寄ったり、遊覧船に乗ったり・・・
さて、十ヶ所全部を廻れるのでしょうか?


  水量が多くて、
  流れの速さにちょっと感動!





お天気も良く気温もかなり上がってたので、ここらで休憩~
宇治川の流れを見ながら、ほっとひと息。
気分いいな~♪
川の向こうは平等院、絶景で~す!!


さて、平等院見学と思ったのですが、先に「さわらびの道」
から攻めて行くことにしました。


途中、世界遺産「宇治上神社」があります。



本殿は、現存する日本最古の神社建築だそうです。


 
 境内にあるけやきの木が
 立派ですね
 樹齢250年だとか









近くに、「早蕨(さわらび)」・「総角(あげまき)」 の古跡




さわらびの道は木陰が涼しく、散策していて清々しい気分です。
与謝野晶子の歌碑が見られます。
もう少し歩いてゆくと、「源氏物話ミュージアム」の入り口へ。







篠田正浩監督の「「浮舟」が上映されていて、
映像がとても素晴らしいです。
パスポートに押印!
ゆっくりと見学したかったのだけど、まだまだ行くところが~。


道を引き返し、またまた宇治川へ。
遊覧船に乗る事にしました。



鵜飼いの季節は、さぞかし賑わうことでしょうね。
朝霧橋の色鮮やかさが目をひきます。




 
 遊覧は1周15分ぐらい
 橋のたもとに
 「宇治十帖」のモニュメント
 




さあ、時間も迫ってきました。
平等院へ急ぐことにしましょう。




平等院の藤は美しいので有名ですが、
今年は花つきが余りよろしくないとか。
それでもいくらかは咲いていましたよ。





世界文化遺産 「平等院鳳凰堂」は、




平安貴族が夢みた極楽浄土を表す。
鳳凰が翼を広げたような優雅さで、新緑に映えて美しい。




鳳凰堂の内部拝観は既に締め切ったということで、
外から眺めるだけです。





  国宝 「鳳凰」




庭園を一周して、いろんな角度から眺めてみました。
残念ながらここでも長居をしてはいられません。
再び古跡探しに出かけることに。
「東屋」、「椎本」、「手習」へと、
3ヶ所辿りましたが、そろそろ夕暮れも近い。

しかも、「浮舟」の古跡は「三室戸寺」の中にあって、
この時間だと拝観はとても無理。
ということで、続きはあじさいの咲く頃、
三室戸寺へ行くことにしようと思います。
何度か訪ねてはいるけれど、もう一度確かめてみたい。
あと、「橋姫」、「蜻蛉」、「宿木」の古跡へも。
ちょっと、横道にそれてしまった事を反省しつつ、
「宇治十帖巡り」を完結したいです。

では、またいつかお会いしましょうね!!


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (たき)
2008-05-09 09:16:38
源氏物語宇治十帖散策を堪能された様子が浮かんできます。
私たちも何年か前に行ってきましたので懐かしく拝見しました。

宇治を楽しんでいるちょうどその時私たちは息子の転勤先の愛媛でした。
宿舎の建物が古くて網戸がないので「作りに来て」と呼ばれていたので5枚ほど作りにいっていました。
私たちは観光していないので羨ましいです。
返信する
Unknown (miyochan)
2008-05-09 10:01:45
たき様
さすが!ですね。(^_^)
ゴールデンウィークは息子さんの所へ、網戸
作りですか。さぞかし喜ばれた事でしょうね。
うちも息子たちが帰ってきていて、私はどこ
へも行けず。ここにも息子達のことを書いて
たのですが、恥ずかしくて止めました。(^_^;)
最後の一日だけ私の休日があって、ぶらっと
京都まで。宇治へは何度か行きましたが、古
跡廻りは初めて。また続けますが・・・

母の日も近いので、週末は淡路へ出かけるつ
もりです。「玉青館」へも行けたらと思って
います。楽しみだな~
返信する
Unknown (たき)
2008-05-09 20:43:42
息子様ご夫婦が里帰りだったのですね。
楽しかったでしょうね、子供さんが男の子2人でしたね、お嫁さんは家の宝ですね。

宇治は私たち禅宗の総本山である黄檗宗万福寺があります。
?十年か前に修行僧と坐禅した事を「宇治」という言葉で甦ります。

宇治は禅と源氏物語の2つの歴史が私の中にはあります。
今度宇治を訪れたら是非万福寺へも立ち寄って下さい。そして禅堂の前でお釈迦様より脈々と続いている「禅」を想像していただければと思います。
返信する
Unknown (円亀山人)
2008-05-10 11:53:55
源氏物語千年紀にゆかりの宇治へとはうらやましい。私たち夫婦も昨春、関西の仲間たちと同じコースをたどる「お花見」をしました。修復工事も最終段階で特別展示していた平等院の数々の宝物や巨大な阿弥陀様の光背などを拝観できて幸運でした。その際、お庭の藤棚をみてこのお花の開花時にもきたいものだと思っていたので写真はうれしいです。「夢浮橋」の古跡は私も撮りましたが公開不能な代物で、こんなにもピシリと撮影できるのかと驚きます。なにしろ地元の女性お二人の案内付きでしたので安心しきってあちこちを歩き、お昼は宇治川東岸の料亭でささやかな宴会。川岸の桜吹雪はやはり川下に向かって斜めに流れるのだと妙な感心をしました。戦前の性科学者で産児制限運動や無産者運動で活躍し政治家として唯一人反戦を唱えて暗殺された「山宣」さんの実家である「花やしき」の広大さにも一驚。与謝野晶子訳の「源氏物語」(文庫本3冊)は娘が中学生の時に父娘競うようにして読み合いました。寂聴さんとは違った意味で、分かり易い文章だったと記憶しています。最後に寄った地元女性の友人が経営する茶房が素晴しく疲れを癒してくれました。たき様ご指摘の万福寺は昔一度訪れ「大蔵経版木」が山積されてるのに度肝を抜かれたり、中国風伽藍に禅の心を感じるよりは何か奇異な思いにとらわれたのは坐禅を知らない邪心があったからでしょうか。宇治にはまだまだ色々あり「ウトロ」問題も未解決ですね。戦争遺跡も治水工事も中途半端なままです。美しいもの、歴史的伝統、精神性。すべてを認めたうえで、やはり社会の影の部分を見つめる目も大切ですね。「宇治十帖」の哀切さはそこにつながります。
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Unknown (miyochan)
2008-05-10 16:27:14
たき様
息子たちの帰省は嬉しかったけど、ちょっぴり疲れましたです。
宇治は歴史を辿ると興味深いですね。万福寺へは三室戸寺を訪ねた際、主人と立ち寄りました。一種独特な世界だなと感心しながら見て歩いたのを覚えています。
今、淡路に来ています。雨の中、玉青館へ。実は母が俳句を習っていて、牡丹の咲く頃「国清庵」を訪ね、玉青先生と記念写真を撮ってもらったそうです。私は信心がよくないのか、牡丹も襖絵も見れなくて、(;_;)
次回に期待です。
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Unknown (miyochan)
2008-05-10 17:11:40
円亀山人様、
やっばり、「宇治十帖」も制覇されてましたか。それも地元の方の案内つきで、優雅な旅を満喫なさった事でしょうね。
平等院の藤は盛りの時を過ぎてはいましたが、何とか間に合ってよかったです。鳳凰堂の内部拝観は残念ながら…
千年きで源氏に関する本がまたたくさん出版されていますね。今寂聴さんの源氏を読みなおしているところです。
宇治の歴史についても、お詳しいですね。私は漸く宇治十帖の半分を訪ね歩いたばかり。これからも勉強しなければ。
また色々とお教え願いたいと思っています。
返信する
Unknown (ミヤコ)
2008-05-19 17:07:23
御無沙汰し過ぎて何処にスピーチを?
『お嫁さんは家の宝ですね。』のたきさんのお言葉に感激!
誰も私をお嫁さんと思ってくれないけど~「家の宝」になろうと決心ョ!
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Unknown (miyochan)
2008-05-19 22:22:02
ミヤコさん
お久しぶりです~♪
といっても、ミヤコさんのサロンをいつも覗
いてはいるんですけどね。「美しき宝」でい
らっしゃいますよ~!見習いたいですわぁ。
私は母として何とか合格点を貰えるかも、と
思ってますが、嫁としては失格ですもの。
がんばらないとねっ。(^_^;)
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