こんにちは、日に日に寒さが増してきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?寒い日が続くと、温かい飲み物や食べ物が恋しくなります。さらに、お気に入りのカップや器でいただけば、身も心もより温めてくれることでしょう。しかし、形あるものはいつか壊れてしまいます。手が滑ってお気に入りの食器をダメにしてしまった経験は、多くの人があるでしょう。欠けてしまった、ヒビが入ってしまった、でも捨てるのは惜しい…という時には金継ぎという漆(うるし)を使って器を直し、金で装飾する技法があります。金継ぎをした器は、修理した部分に美しい模様のような金のラインが入ります。専門の職人もいる伝統的な技法ですが、カルチャースクールなどにも講座があり、誰でも気軽に始められるそうです。自宅でできる金継ぎキットなども販売されているようですが金継ぎは漆を使うので、触ると手がかぶれてしまう方もおられます。手軽にチャレンジしたいという人向けには、かぶれない合成うるしと金属粉(真ちゅう粉など)を使った「なんちゃって金継ぎ」も登場しているそうです。接着剤でつけた器のヒビ部分に、合成うるしと金属粉を混ぜたものを重ねて、細く線を引き、乾かすだけで完成!材料もホームセンターで揃えられます。割れてしまったお気に入りの器がある人は、この機会に、金継ぎで修理してみるのもいいかもしれませんね。なお、金継ぎした器は電子レンジや食器洗い乾燥機にはかけられないので気を付けてください。金継ぎのような「今あるものを大切に、修理しながら使う」というスタイルはエコにもなりますから、現代的だともいえるでしょう。「漆」「焼き物」「金」などというとなんだか難しく、かしこまった印象もありますが、最近はガラスの器や洋食器を金継ぎすることもあるそうです。透明なガラスに金のラインが入った器は、独特の美しさがあります。「器を割る」という失敗をプラスに変えられる金継ぎは、前向きで魅力的な技術ですね。それでは皆様今月も元気で過ごしましょう。

2年ぶりの大芝高原のイルミネーション。
例年より規模は縮小されていますが、大芝高原入り口から味工房周辺まで
道路沿いに電飾作品が並びとても綺麗です。10/30(土)

2年ぶりの大芝高原のイルミネーション。
例年より規模は縮小されていますが、大芝高原入り口から味工房周辺まで
道路沿いに電飾作品が並びとても綺麗です。10/30(土)