ひとりごと

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9月 ひとりごと

2018-08-31 20:36:53 | ひとりごと
こんにちは、猛暑だった今年の夏も終わりましたが皆さんお元気ですか?この夏、照り付ける太陽から逃れようと思わず木陰に避難した時、木々から差し込む木漏れ日に美しさを感じた方もいらっしゃると思います。普段、私たちが何気なく使っているこの「木漏れ日」という言葉ですが、実は、外国語には翻訳できないということをご存知でしょうか?もし英語で表現するとしたら、「sunlight that filters through the leaves of trees.(木々の隙間から差す太陽の光)」などのように、説明的に表現しなくてはいけないそうです。単語ではなく、文章のためとても長くなってしまいます。日本語だと四文字で表すことのできる「木漏れ日」という言葉に、四季のある日本で生み出された繊細さを感じ取ることができます。同様に、2年後に控えた東京オリンピック・パラリンピックの招致が決まる際、話題になった言葉「おもてなし」も日本独自の表現だと言われています。英語にも「hospitality(ホスピタリティ)」という似た表現は確かにあるのですが、ニュアンスが少し違います。反対に、外国語にあって日本語にはない言葉もたくさん存在します。例えばフランス語の「feuillemort」。フイユモールと読むそうですが、意味は、「枯葉のように色が薄れゆくこと」だそうです。日本語にもありそうな言葉ですが、残念ながらありません。このように各言語の背景には、その国々や土地の文化が反映されていることをお分かりいただけると思います。実は今回このような話題をお話したのは、今月末、つまり9月30日は「国際翻訳デー」だからです。国同士が理解しあい、平和の発展に貢献する翻訳者の役割を認識するため、昨年5月に新しく定められた記念日です。翻訳という仕事は裏方であまり目立たず、誤訳があった時だけ取り沙汰されることも少なくありませんが、私たちはテレビのニュースや本で翻訳された言葉に出会う機会が多々あります。今年の読書の秋には、国際翻訳デーのことに思いを馳せて、海外の本や絵本などをめくってみてはいかがでしょうか。 


キネシオテーピング協会認定のステッカーができました。
キネシオテーピングの基礎、実技、筆記試験に合格した協会が認めたオレンジ色の認定マーク。
正しいキネシオテーピング法を受けられる接骨院です。
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8月 ひとりごと

2018-08-01 06:22:03 | ひとりごと
こんにちは、今月は、夏休みやお盆休みを利用して帰省や行楽地へお出かけする方が多いと思います。すると、ちょっとのつもりのトイレ休憩が、意外と長丁場になったりすることもあります。ちょうど先日、トイレの待ち時間短縮について書いた記事を新聞で目にしましたのでご紹介しましょう。トイレの待ち時間を減らすための工夫には、知らず知らずのうちに人間の行動を変化させる手法で、「ナッジ」と呼ばれている理論だそうです。「ナッジ」は、言葉に頼ることなく、人間の行動心理に働きかけるもので、例えば、人は暗い空間にいる時、明るい場所を見つけると明るい方向に向かって進みたくなる心理が働きます。これを「サバンナ効果」と呼ぶそうですが、これを利用して、トイレ空間の奥に明るい暖色系の色、反対に手前には明るさをやや落とした寒色系の色を使うと、奥の個室の利用率が上がり、混雑の解消に効果的なんだそうです。そう言われてみると、確かに明るい方に進みたくなって、奥の個室から使う気になりますよね。この「ナッジ」ですが、訪日客が増える東京オリンピックに向けても、行列を減らすために有効な手法として注目されています。「サバンナ効果」を利用した配色の他にも、設備のレイアウトの仕方で動線を整理するという方法もあります。神奈川県川崎市にある等々力(とどろき)陸上競技場のトイレは、洗面台がトイレの真ん中に仕切りのように並んでいます。また、入口と出口が分けられてトイレ内が一方通行になっており、個室の内壁を青、ドアを白と塗り分けることで、使用中かどうかが一目で判るようになっています。そうすると、トイレに入ってから出るまで、人は自然とほぼ直線で動くんだそうです。お出かけ先のトイレ休憩が長くなりそうな時は、色んなトイレ作りの工夫を観察してみると、面白いかもしれませんね。それでは、厳しい暑さが続きますので水分補給、暑さ対策、冷房対策を十分にして、お出かけを楽しみましょう。 


霧ケ峰高原のニッコウキスゲが満開でした。7/15(日)
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