紆余曲折のあちこち滞在記(越南編)

日本から上海、そして日本、気がつけばフィリピン。
かと思えばベトナムへ。
どこへ行くのか?紆余曲折の滞在記。

チャンスがない

2007年04月11日 12時20分19秒 | Weblog
基本的に酒も女性も好きなのだが、所謂KTVの類には仕事、付き合い以外で立ち寄る事がほとんどない。

今回、一度だけお付き合いで参加した。

僕の隣に座った「おねえちゃん」は日本に二度タレントとして行った事があり、三回目のチャンスを模索している。


おねえちゃん(以下、小姐)「イミテーションの結婚できる友達いますか?」

僕「イミテーション?でも、大変だよ。お金も結構かかるし」

小姐「月5万円くらい?」

僕「どうだろう?月10万、年間約100万って聞いた事あるけど」

僕「入管も今は厳しいからイミテーションってことがばれないようにするのも大変じゃないかな?」

僕「ほとんどの人が失敗してるんじゃないの?それに日本行った事あるならわかると思うけど、そんなにいい場所じゃないよ」

小姐「でも、ここ(フィリピン)にいてもチャンスがない。失敗するかもしれないけど、日本に行けばチャンスはある」


まるで、真保裕一の「黄金の島」のようなコメント!

黄金の島では、日本から組織に追われている日本人ヤクザがベトナムにたどり着き、そこで知り合ったベトナム人少年たちと日本へ密入国をしよう!という内容だが、そのヤクザと少年たちの間に同じような会話があった。

なるほど、確かにフィリピンに残ってもチャンスは無いだろうし、かといって日本へ来る事ができても苦労ばかりで成功する可能性は少ないが、それでもまだ可能性がある。

彼女たちの気持ちが少し理解できた気がした。

彼女が合法的に成功することを祈る。

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