おはようございます
今日は朝から大雨の沖縄ですが、そのおかげで
空気が冷たく、気持ちのいい朝を迎えております
mitsuzoです
では、つづき をどうぞ
【ミツヒコの章】
「霊能力者、このコミュ止~まれ!!」
「コミュ立ち上げミッション」をコンプリートした僕は、しばらく達成感に浸っていたんだ。
ああ・・・ついに、僕は「新しい一歩」を踏み出したんだ。
「ミキティー」初コミュ立ち上げ・・・今まではROMばかりしていた僕が、初めて自分から「ミキティー」に加わっていった今日は、ある意味、僕のもう1つの誕生日。
「誕生日おめでとう!!」
時間はちょうど夜の7時を回っていた。
そろそろ、お母さんが帰ってくる時間だ。
それにしても、立ち上げたのはいいけど、誰かこのコミュを見て、参加してくれる人がいるんだろうか・・・。
一通り、「コミュ立ち上げミッション」の成功の余韻にひたった後、今度は、そんな不安が頭をよぎり出した・・・。
なんとゆうか・・・自分で言うのもなんだけど・・・人間ってなんとも欲深い生き物だなぁ~と、小学生の僕は感じた。
しかし、そうはいっても、気になるものは、気になるのだ。
う~ん・・・心配だなぁ~。
しかし、どっちにしろ、これ以上は、僕のやれることはないので、後はひたすら待つだけだ。
まぁ、まだ立ち上げたばっかだし・・・ちょっと、あせりすぎだよね・・・とりあえず、ゆっくり、待つことにしようっと。
ということで、パソコンを立ち上げたままだと、気になるのでパソコンを終了させた。
・・・と、同時にお母さんが帰ってきた。
「ただいま~・・・ミツヒコ、帰ってる?」
「おかえり~、うん、帰ってるよ。」
「ごめんね~、すぐ、ごはんにするからね。」
「は~い。」
僕は、お母さんが大好きだ。
お母さんの仕事は、あまり好きじゃないけど・・・でも、お母さんが大好きだから、そんなことは全然気にしないんだ。
ああ・・・今日の夜ご飯はなんだろうな~・・・ハンバーグがいいな~、楽しみ!!
そんな、浮かれ気分の僕は、その日、ずっとパソコンの前で、参加者を待っていたのだが、とうとう今日は参加してくる人はいなかったんだ。
まぁ、人生、そんなに甘くない・・・ということか。
つづく
【みつぞうの章】
実は、オレがお前とこうやって「ミキティー」のコミュで交信しているのは、「上のヤツ」から言われたんだが、そいつの名前はお前には教えられねぇ~んだ・・・まぁ、オレは別に教えてもいいじゃね~かとは言ったんだけど、「上のヤツ」が言うには、今、名前を教えてしまうと、何かと不都合なんだそうだ。
そういうわけだから、名前は教えられねぇ・・・。
でもよ、そいつがどんなヤツかくらいは教えても大丈夫だからよ・・・それを説明するわ。
まず、その前に、そいつとのいきさつなんだが・・・オレは、こうやって幽体離脱状態になってから、4日目くらいだったかな・・・一昨日の話になるんだが・・・まず、さっきも言ったとおり、オレはしばらく自分の周囲だけをフラフラしていたんだ。
そしたら、当然、頭の中によ~・・・って言っても、肉体が無い状態だから、頭って言うのもおかしな表現かもしれねーけど、とにかく、そんな感覚なんだが、頭に直接、声が聞こえてきたんだよ・・・。
”みつぞうさん、ちょっとすみません・・・上に来てもらえますか?”
ってな。
オレは、少し驚いたが、まぁ、自分自体がもうこういう状態じゃん?だから、結構、受け入れは早くてよ、それで、その声に従って、すぐに上に上がろうとしたんだ。
・・・・
・・・・
なに?
そんな得体の知れない声にすぐに従ったのかって・・・?
まぁ、そこも不思議なんだが、オレの性格は用心深い性格だからよ、こんな声にすぐに従うなんてことは普通ないんだが・・・なんだろうな・・・すげー、安心感を感じるっつうか・・・包まれてる?・・・まぁ、そんな感じだったからよ、不思議とその声にすぐに反応して、上に上がっていったんだよ。
・・・・
・・・・
なに?
もしかしたら、帰ってこれなくなるとか心配じゃなかったの、だって?
いや、そこも不思議とそんな不安は一切、無かったんだよ・・・一切な。
自分でも、今、考えたら不思議だよ・・・あの感覚は。
そんでよ、そこで上にいくことになるんだが、そもそも上って言ってもよ、どこにいけばいいのかなんてわからなかったんだよ。
でも、とりあえず、どんどん雲を目指してグングン上に上がっていったんだ。
そしたらよ、ちょうど雲がないところ・・・?なんとか圏だったか、そんなところまで来たらよ、そこから一気に身体がビューンって、誰かにひっぱられているみたいな・・・とにかく、すごいスピードで、身体が上へひっぱられたんだよ。
そして、みるみる地球から出て、宇宙に出るんだが、そこからさらに進んでいって、なんていうの・・・水・金・地・火・木・・・っていうやつ・・・・。
・・・・
・・・・
なに?
そうそう、それ!! 惑星・・・地球からよ、火星、木星・・・ってな感じでよ、どんどん身体が移動していって、もうなんかよ、太陽とかも超えて・・・さらになんかあの星の渦?・・・も超えてよ・・・「上のヤツ」に後で聞いたら、その渦の中に自分たちの地球があって、その渦のことを銀河系っつって・・・その渦も超えて、さらにその渦を超えた宇宙の渦も越えて・・・ってな感じでよ・・・とにかく、ものすごい遠いところまで飛ばされたんだよ。
・・・・
・・・・
なに?
想像ができない?まーな、オレだって、昔は少し勉強していたときがあったけどよ、それでも、こんな宇宙って広いって感覚は、ピンとこなかったもんだよ。
でも、それを実際に体験したらよ、あれは、なんて言うのかな・・・・・まぁ、しょせん人間なんてたいしたことないんだな・・・ってな感じだよ。
・・・・
・・・・
なに?
なんか、らしくないね、だと? うっせ!! からかうんじゃねーよ。
まぁ、こんな感じでよ、宇宙を移動して気がついたら、ある星・・・というか、う~ん・・
なんて、表現すればいいのやら・・・なんかよ、「町」が出てきてよ、その「町」にオレの身体はひっぱられていったんだよ。
そんでよ、その「町」っていうのが奇妙でよ・・・なんて言うの・・・?こう・・・例えば、町とか都市っていうのは地球の中にあるだろ?でもよ、オレが見た「町」っていうのは、宇宙の中に、「町」がある・・・って言うか・・・宇宙にそのまま「町」が浮いているっていう感じなんだよ。
・・・・
・・・・
え?言っていることがよくわからないって?
だから、町だよ町・・・。「町」自体が、宇宙に浮いてんだよ。
・・・・
・・・・
なに?
僕たちは、地球の中の日本という国の中の町で暮らしている・・・それが当たり前じゃないか、そんな惑星の中じゃなくて、「町」自体が宇宙に浮いているなんて・・・ありえない、ありえないよ・・・・って・・・ちょ・・ちょっと待て、なに、興奮してるんだよ・・・落ち着けって・・・。
いいか、お前がそんな理解できないのはわかるよ。オレだって、今でも、あの光景は信じられねーよ。
でもよ、事実なんだよ、事実。だってオレはこうやってお前と交信しているだろ?パソコンをとおしてよ。しかも、オレは幽体離脱状態なんだぞ。よくよく考えたら、この状況だって、ありえない話じゃねーかよ。
・・・・
・・・・
まぁ、とりあえず話を聞けよ、「ぷっつんプリン」くん。
全部、話を聞いて、それでお前が納得いかなかったらオレとの交信はやめればいいじゃねーか。たしかに、オレはお前と交信するように頼まれたけどよ、別にお前がそれを拒否してオレとの交信をやめるんなら、そういう結果になっても構わないっても言われてるしよ。
だから、まぁ、もっと気楽に話しを聞けや・・・な。
・・・・
・・・・
そうか、ありがとう。じゃあ、話、続けるな。
つづく
【タチバナの章】
???:「う・・・うそだろ?」
タチバナ:「本当です。」
???:「そんな、ただ ”運転してみたいから” という理由でも、ランボルギーニ とか ベンツ がもらえるのか?」
タチバナ:「はい。あ、いえ・・・もらえる・・・ということではないですよ。正確に言うとお貸しするということになりますね。こういった車や家という ”物” に関しては。」
???:「貸す?レンタルってことか?」
タチバナ:「はい、そうです。期限は、あなたが返したいという時までです。」
???:「それって・・・無期限ってこと?」
タチバナ:「はい、そうです。」
???:「で、レンタル料もタダってことだろ?」
タチバナ:「はい・・・というよりもですね、まず、あなた様が先ほどから申されている ”タダ” とか、”レンタル料” というのは ”お金” のことを言ってますか?」
???:「そうだよ。地球ではお金で何でも物が買えたり、いろんなサービスを受けたりするんだよ。だから、お金が無いと地球では生活ができない。そしてオレたちはそのお金を稼ぐために、仕事をしているんだよ。だから、仕事して収入・・・お金がもらえないなんて、ありえないんだよ!!」
オレは、なぜだか必死になって、”お金” がどれだけ大事なものなのかをタチバナに訴えていた。
タチバナ:「はぁ・・・ということは、この ”お金” というものは ”物・サービス” との交換券みたいなものですか?」
???:「う~ん・・・まぁ、そんな感じだ。」
タチバナ:「そうですか・・・わかりました。とりあえずですね、1つ言っておくことがありますので、よろしいですか?」
???:「なんだよ?」
タチバナ:「このフロンティアでは ”お金” というようなものは存在しておりません。それと、もう1つ・・・このフロンティアでは、仕事をしても収入をもらうというのも存在しません。」
???:「そこだよ、どうしてそういうことができるんだよ?だってよ、まず企業はお金をつかって物・・・例えば、車を作る。そしてそれを売る。売れたらお金が入る。そしてその入ったお金は収入となり、その収入をもらった人達は、自分の欲しいものを手に入れる・・・これが、経済というものじゃねーか。」
我ながら、よく説明がキレイにできたな、と関心した。
タチバナ:「そうですか・・・地球ではその ”経済” という社会システムで動いているんですね。」
???:「そうだ。」
タチバナ:「では、もう少し詳しくこのフロンティアの話をしていきますね。そうすれば、おそらくあなた様は自分であることに ”気づく” はずです。もし、気づけば、今、あなた様が言っていた ”経済” というシステムの盲点が見えてくるはずです。」
???:「盲点?」
タチバナ:「はい・・・では今度は、このフロンティアで、我々がどんな生活を送っているのかというお話しをしていきましょう。たぶん・・・地球の方でしたら、ある意味、信じられないような・・・おとぎ話のようなものに聞こえるかもしれませんが、おつきあいくださいませ。」
つづく
以上、今日はここまでです。
では、また~。
(*´∀`)ノ
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空気が冷たく、気持ちのいい朝を迎えております
mitsuzoです
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「霊能力者、このコミュ止~まれ!!」
「コミュ立ち上げミッション」をコンプリートした僕は、しばらく達成感に浸っていたんだ。
ああ・・・ついに、僕は「新しい一歩」を踏み出したんだ。
「ミキティー」初コミュ立ち上げ・・・今まではROMばかりしていた僕が、初めて自分から「ミキティー」に加わっていった今日は、ある意味、僕のもう1つの誕生日。
「誕生日おめでとう!!」
時間はちょうど夜の7時を回っていた。
そろそろ、お母さんが帰ってくる時間だ。
それにしても、立ち上げたのはいいけど、誰かこのコミュを見て、参加してくれる人がいるんだろうか・・・。
一通り、「コミュ立ち上げミッション」の成功の余韻にひたった後、今度は、そんな不安が頭をよぎり出した・・・。
なんとゆうか・・・自分で言うのもなんだけど・・・人間ってなんとも欲深い生き物だなぁ~と、小学生の僕は感じた。
しかし、そうはいっても、気になるものは、気になるのだ。
う~ん・・・心配だなぁ~。
しかし、どっちにしろ、これ以上は、僕のやれることはないので、後はひたすら待つだけだ。
まぁ、まだ立ち上げたばっかだし・・・ちょっと、あせりすぎだよね・・・とりあえず、ゆっくり、待つことにしようっと。
ということで、パソコンを立ち上げたままだと、気になるのでパソコンを終了させた。
・・・と、同時にお母さんが帰ってきた。
「ただいま~・・・ミツヒコ、帰ってる?」
「おかえり~、うん、帰ってるよ。」
「ごめんね~、すぐ、ごはんにするからね。」
「は~い。」
僕は、お母さんが大好きだ。
お母さんの仕事は、あまり好きじゃないけど・・・でも、お母さんが大好きだから、そんなことは全然気にしないんだ。
ああ・・・今日の夜ご飯はなんだろうな~・・・ハンバーグがいいな~、楽しみ!!
そんな、浮かれ気分の僕は、その日、ずっとパソコンの前で、参加者を待っていたのだが、とうとう今日は参加してくる人はいなかったんだ。
まぁ、人生、そんなに甘くない・・・ということか。
つづく
【みつぞうの章】
実は、オレがお前とこうやって「ミキティー」のコミュで交信しているのは、「上のヤツ」から言われたんだが、そいつの名前はお前には教えられねぇ~んだ・・・まぁ、オレは別に教えてもいいじゃね~かとは言ったんだけど、「上のヤツ」が言うには、今、名前を教えてしまうと、何かと不都合なんだそうだ。
そういうわけだから、名前は教えられねぇ・・・。
でもよ、そいつがどんなヤツかくらいは教えても大丈夫だからよ・・・それを説明するわ。
まず、その前に、そいつとのいきさつなんだが・・・オレは、こうやって幽体離脱状態になってから、4日目くらいだったかな・・・一昨日の話になるんだが・・・まず、さっきも言ったとおり、オレはしばらく自分の周囲だけをフラフラしていたんだ。
そしたら、当然、頭の中によ~・・・って言っても、肉体が無い状態だから、頭って言うのもおかしな表現かもしれねーけど、とにかく、そんな感覚なんだが、頭に直接、声が聞こえてきたんだよ・・・。
”みつぞうさん、ちょっとすみません・・・上に来てもらえますか?”
ってな。
オレは、少し驚いたが、まぁ、自分自体がもうこういう状態じゃん?だから、結構、受け入れは早くてよ、それで、その声に従って、すぐに上に上がろうとしたんだ。
・・・・
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なに?
そんな得体の知れない声にすぐに従ったのかって・・・?
まぁ、そこも不思議なんだが、オレの性格は用心深い性格だからよ、こんな声にすぐに従うなんてことは普通ないんだが・・・なんだろうな・・・すげー、安心感を感じるっつうか・・・包まれてる?・・・まぁ、そんな感じだったからよ、不思議とその声にすぐに反応して、上に上がっていったんだよ。
・・・・
・・・・
なに?
もしかしたら、帰ってこれなくなるとか心配じゃなかったの、だって?
いや、そこも不思議とそんな不安は一切、無かったんだよ・・・一切な。
自分でも、今、考えたら不思議だよ・・・あの感覚は。
そんでよ、そこで上にいくことになるんだが、そもそも上って言ってもよ、どこにいけばいいのかなんてわからなかったんだよ。
でも、とりあえず、どんどん雲を目指してグングン上に上がっていったんだ。
そしたらよ、ちょうど雲がないところ・・・?なんとか圏だったか、そんなところまで来たらよ、そこから一気に身体がビューンって、誰かにひっぱられているみたいな・・・とにかく、すごいスピードで、身体が上へひっぱられたんだよ。
そして、みるみる地球から出て、宇宙に出るんだが、そこからさらに進んでいって、なんていうの・・・水・金・地・火・木・・・っていうやつ・・・・。
・・・・
・・・・
なに?
そうそう、それ!! 惑星・・・地球からよ、火星、木星・・・ってな感じでよ、どんどん身体が移動していって、もうなんかよ、太陽とかも超えて・・・さらになんかあの星の渦?・・・も超えてよ・・・「上のヤツ」に後で聞いたら、その渦の中に自分たちの地球があって、その渦のことを銀河系っつって・・・その渦も超えて、さらにその渦を超えた宇宙の渦も越えて・・・ってな感じでよ・・・とにかく、ものすごい遠いところまで飛ばされたんだよ。
・・・・
・・・・
なに?
想像ができない?まーな、オレだって、昔は少し勉強していたときがあったけどよ、それでも、こんな宇宙って広いって感覚は、ピンとこなかったもんだよ。
でも、それを実際に体験したらよ、あれは、なんて言うのかな・・・・・まぁ、しょせん人間なんてたいしたことないんだな・・・ってな感じだよ。
・・・・
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なに?
なんか、らしくないね、だと? うっせ!! からかうんじゃねーよ。
まぁ、こんな感じでよ、宇宙を移動して気がついたら、ある星・・・というか、う~ん・・
なんて、表現すればいいのやら・・・なんかよ、「町」が出てきてよ、その「町」にオレの身体はひっぱられていったんだよ。
そんでよ、その「町」っていうのが奇妙でよ・・・なんて言うの・・・?こう・・・例えば、町とか都市っていうのは地球の中にあるだろ?でもよ、オレが見た「町」っていうのは、宇宙の中に、「町」がある・・・って言うか・・・宇宙にそのまま「町」が浮いているっていう感じなんだよ。
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え?言っていることがよくわからないって?
だから、町だよ町・・・。「町」自体が、宇宙に浮いてんだよ。
・・・・
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なに?
僕たちは、地球の中の日本という国の中の町で暮らしている・・・それが当たり前じゃないか、そんな惑星の中じゃなくて、「町」自体が宇宙に浮いているなんて・・・ありえない、ありえないよ・・・・って・・・ちょ・・ちょっと待て、なに、興奮してるんだよ・・・落ち着けって・・・。
いいか、お前がそんな理解できないのはわかるよ。オレだって、今でも、あの光景は信じられねーよ。
でもよ、事実なんだよ、事実。だってオレはこうやってお前と交信しているだろ?パソコンをとおしてよ。しかも、オレは幽体離脱状態なんだぞ。よくよく考えたら、この状況だって、ありえない話じゃねーかよ。
・・・・
・・・・
まぁ、とりあえず話を聞けよ、「ぷっつんプリン」くん。
全部、話を聞いて、それでお前が納得いかなかったらオレとの交信はやめればいいじゃねーか。たしかに、オレはお前と交信するように頼まれたけどよ、別にお前がそれを拒否してオレとの交信をやめるんなら、そういう結果になっても構わないっても言われてるしよ。
だから、まぁ、もっと気楽に話しを聞けや・・・な。
・・・・
・・・・
そうか、ありがとう。じゃあ、話、続けるな。
つづく
【タチバナの章】
???:「う・・・うそだろ?」
タチバナ:「本当です。」
???:「そんな、ただ ”運転してみたいから” という理由でも、ランボルギーニ とか ベンツ がもらえるのか?」
タチバナ:「はい。あ、いえ・・・もらえる・・・ということではないですよ。正確に言うとお貸しするということになりますね。こういった車や家という ”物” に関しては。」
???:「貸す?レンタルってことか?」
タチバナ:「はい、そうです。期限は、あなたが返したいという時までです。」
???:「それって・・・無期限ってこと?」
タチバナ:「はい、そうです。」
???:「で、レンタル料もタダってことだろ?」
タチバナ:「はい・・・というよりもですね、まず、あなた様が先ほどから申されている ”タダ” とか、”レンタル料” というのは ”お金” のことを言ってますか?」
???:「そうだよ。地球ではお金で何でも物が買えたり、いろんなサービスを受けたりするんだよ。だから、お金が無いと地球では生活ができない。そしてオレたちはそのお金を稼ぐために、仕事をしているんだよ。だから、仕事して収入・・・お金がもらえないなんて、ありえないんだよ!!」
オレは、なぜだか必死になって、”お金” がどれだけ大事なものなのかをタチバナに訴えていた。
タチバナ:「はぁ・・・ということは、この ”お金” というものは ”物・サービス” との交換券みたいなものですか?」
???:「う~ん・・・まぁ、そんな感じだ。」
タチバナ:「そうですか・・・わかりました。とりあえずですね、1つ言っておくことがありますので、よろしいですか?」
???:「なんだよ?」
タチバナ:「このフロンティアでは ”お金” というようなものは存在しておりません。それと、もう1つ・・・このフロンティアでは、仕事をしても収入をもらうというのも存在しません。」
???:「そこだよ、どうしてそういうことができるんだよ?だってよ、まず企業はお金をつかって物・・・例えば、車を作る。そしてそれを売る。売れたらお金が入る。そしてその入ったお金は収入となり、その収入をもらった人達は、自分の欲しいものを手に入れる・・・これが、経済というものじゃねーか。」
我ながら、よく説明がキレイにできたな、と関心した。
タチバナ:「そうですか・・・地球ではその ”経済” という社会システムで動いているんですね。」
???:「そうだ。」
タチバナ:「では、もう少し詳しくこのフロンティアの話をしていきますね。そうすれば、おそらくあなた様は自分であることに ”気づく” はずです。もし、気づけば、今、あなた様が言っていた ”経済” というシステムの盲点が見えてくるはずです。」
???:「盲点?」
タチバナ:「はい・・・では今度は、このフロンティアで、我々がどんな生活を送っているのかというお話しをしていきましょう。たぶん・・・地球の方でしたら、ある意味、信じられないような・・・おとぎ話のようなものに聞こえるかもしれませんが、おつきあいくださいませ。」
つづく
以上、今日はここまでです。
では、また~。
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