世界はボクらの手の中

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「セカイの正しいつくりかた」 第一章 第ニ話

2011年07月18日 09時16分18秒 | 小説3

おはようございます

mitsuzoです


今日、これから液晶テレビがついに部屋に設置することになるかも……

目当てのモノが、品切れじゃなければ、購入する予定です

mitsuzo です




さて




ついに、一昨日の土曜日から 『小説』 をスタートすることができました。


小説のほうは、あまり、更新を気にせずやろうと思っていますので、暖かく見守っていただければと思います。


では、つづきの 『第一章 第二話』 をどうぞ。









 今から 『二週間前』――――


 俺……『日向陽司 (ひなたようじ)』 は、ある 『災難』 に巻き込まれていた。


 俺は、この春から、東京の大学に通っている。


 四月に沖縄から上京し、アパートで一人暮らしをしながら、大学に通っているのだが…………まー、自分で言うのも何だが、よく東京の大学に受かったもんだと、驚いているのである。


 沖縄の学生で、東京の大学に受かるというのは、よっぽど勉強熱心な奴らくらいのもので、俺みたいな沖縄の普通の高校生で、学校の成績も良くも悪くもない 『中間』 程度の学力では到底受からない、とても 『ハードルの高い』 モノなのである。


 そんな 『一般生徒』 である俺が東京の大学に受かったのは 『センター試験のマークシートが予想以上に高確率で的中したこと』 『二次試験も “ヤマ” がズバリ的中したこと』 という 『神懸り』 的な 『偶然』 が重なり、俺は、晴れてこの大学に合格し、入学することとなったのだ。


 入学式を無事終え、今日は特に授業は無いので、俺はアパートに戻ろうと大学の中庭を通って行った。すると、中庭では、ちょうど部活やサークルに所属している学生たちが、新入生を一人でも多く獲得しようと、勧誘にいそしんでいた。


 ま、俺も例外なく新一年生ということもあり、いろんなところから勧誘を薦められたのだが、俺にはサークルなどに現 (うつつ) をぬかすことなどできない理由があった。それは、生活費を稼ぐために、学校が終わるとバイトをしなければならなかったからだ。


 両親は、俺がまさか東京の大学に合格するなんて、まったく予想していなかったので、いざ、合格してしまったことにより、俺が大学に通うための 『お金』 を工面する必要に迫られた。


 両親は合格した 『うれしさ』 と、これから 『お金』 をどう工面しようかという 『現実の問題』 という相反する感情にグラグラ悩み、揺れていた。


 俺も…………変な話だが、『予想外の合格』 に対して、非常に申し訳ないというまた妙な 『罪悪感』 があったので、何とか自分の 『生活費』 は、自分で工面するということで、仕送りはしなくていいから、学費だけを負担してくれるようお願いした。


 なので、俺は、周りの学生のように、サークルに入って、彼女作って…………などという 『キャンパスライフ』 からは縁のない身分であったので、勧誘の人達には、当たり障りのないよう、『ヤンワリお断り術』 を駆使し、その場を何とかやり過ごし、何とか中庭の 『サークル勧誘の森』 を潜り抜け、目的地である 『裏門』 に着いたと思ったら、どこぞのサークルの入口のドアが目の前に出現していた。


 「あれ? 何で俺、こんなところに…………? なんで、いつの間にサークル棟の建物に中に入ったんだ? おかしいなぁ~、ちゃんと裏門に向かって進んでいたはずだったのに…………」


 正面のドアには、『ヘミシンク研究サークル』 と書いてある。


 「ヘミシンク? なんだ、それ?」


 「…………気になる?」


 突然、後ろから声が聞こえた。


 振り返ると、そこには髪の長い眼鏡をかけた女性が立っていた。


 俺は、彼女の気配に気づかなかったので、ビックリしてドアのほうに、体を飛び退いた。すると、さらに運の悪いことにその瞬間、ドアを開けた人がいたようで、俺は、ドアに体がぶつからず、今、ちょうどドアを開けた人とぶつかったまま、部室内へと体が吸い込まれていった。






ということで、今日はこの辺で


ではでは



(*´∀`)









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「セカイの正しいつくりかた」  第一章 第一話

2011年07月16日 21時04分15秒 | 小説3

  第一章 第一話 「原因ノ、ハジマリ」





 この 『セカイ』 は思っていたよりも、ずっと 『マトモ』 じゃない。


 そんなことを今日ほど、思い知らされた一日はなかった。一体、何がどうなってんだってんだ、ちくしょう! 誰か簡潔に説明できる奴がいるのなら、説明して欲しいもんだ。今なら五千円くらいパンッ! と払うほど、俺は説明に飢えているぞ。どうだ?


――――などと、俺の心の中でのよくわからない葛藤を知ってか、知らずか(いや、『コイツ』 が、そこまで 『人間』 に気を遣うなんてことはねーか)、目の前にいる 『ソイツ』 は、ブツブツと文句をたれていた。


 「もう~、一体何なのよ。なんでアタシがあんたみたいな奴と一緒に 『課題』 に挑まなきゃいけないわけぇ~? 意味、わかんない!?」


 「俺に当たるなよ! 俺だって、何が何だかわからないまま、つきあわされてるんだぞ」


 「知らないわよ、そんな 『人間』 の都合なんて。とにかくアタシは 『人間』 が嫌いなんだから、あんまり馴れ馴れしくしないでよね。アタシは 『天使』 なんだから、もっと敬いなさい、この 『バカ人間』 め!」


…………あんまりだ。






 なんだよ、『天使』って…………そう思われました? ですよね~、そんなの 『中二病』か? てなもんですよね~。あぁ、俺だってまだ、『中二病』 であって欲しいさ…………。夢ならはやく覚めてくれよ!…………ってなもんだ。


 まぁ、とりあえずは、これまでのいきさつから説明するよ。なに……別に、『信じてくれ』 って言いたいわけじゃないんだ。とりあえず、今日のこれまで俺の身に起きたことを自分の中から吐き出したいだけだからさ。ま、出来の悪い三文シナリオのSF企画として聞いてくれよ。


 それは、今から 『二週間前』、あの…………どう見ても怪しい 『研究室』 に足を踏み入れてしまったのが、そもそもの 『原因ノ、ハジマリ』 だったんだ。



つづく




ということで、今日はこの辺で


ではでは



(*´∀`)





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