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機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者

2005-06-28 | アニメ系
ようやく念願かなって見てきました。
シネリーブル池袋で土曜日夜9時からの回。45分前についたら、整理券番号がもう90番台だった…
そしてあきらかにその映画館にフツーはいなさそうな客層たち。プチ秋葉原な空間がそこにはあったのでした。
映画館って普通映画みているうちに肌寒くなってくるもんですが、見終わった後、暑かった。「暑い!」が観賞後第一声。なんだったのかあの暑さは。

TV版の再放送を去年と今年とケーブル含めて何回もリピートされているのを見て予習(かつ復習でもある)して臨んだわけですが、うん、こんなもんかな?っていう軽い印象でした。
TV版のダイジェスト的な印象はどうしても避けられないのですが、確かに部分的には解釈が変わっているし(子供も見るものだから、というもはや余計な視点が削ぎ落とされてスリムになった気がする)、なにより新しい映像が本当にキレイ。登場人物はみんな繊細な面立ちになったし(シャアが素敵なんだな)、なによりモビルスーツのパースが狂ってなくて(おいおい)めちゃめちゃカッコいい!でも、旧映像は使わずに、いっそ全部新映像でやってくれればよかったのにとも思ってしまいました。昔のアニメにつきものだった作画の乱れは、その世代でもあるからわかってはいるけども、新しい綺麗な映像と並べられるとやっぱり辛かったです。どうにかなんないのかなぁ。お金の問題?
内容については、「これはテレビ版の方が好きだ」とか「映画の方が好きだ」とか比べっこな感想にしかならないわけなのですが、やっぱりカミーユは好きになれませんでした(←元も子もない)。こういう繊細キャラって苦手なんだよなー。テレビ放映時彼とほぼ同年代だった私は、その時点ですでに「こいつ嫌だなぁ」と思っていたのですが、やっぱり今でもそれは変わりません。嫌だよこんな子供。それでも、テレビ版のときの言動の極端さ(キャラクターの言動に破綻や矛盾が見られるのは、長いテレビシリーズでは仕方ないことなのかもしれませんが、カミーユの場合それが甚だしくひどかった気がします)は少しだけ和らげてありましたね。それは正解かも。
ああ、でも、どうして私の大好きな可哀想なジェリド君の「女だと思ったら…なあんだ男か」エピソードがああいう省略のなされ方なのだろうか。あれが彼の不幸の始まりなのに。ああ…でもジェリド君は映画でも相変わらずバカで可哀想な奴で私の心を鷲掴みです。彼を評したライラさんの「いるんだよねえ、お勉強はできてもバカな子ってさ」という名言は確かテレビ版ではなかった気もしますが私は胸の奥で爆笑しました。スバラチイ。私はこのライラという姐さんも大好きなのですが、少しばかり出番が削られていて(いい台詞も削られていて)ちょっぴり残念。彼女の死に際の台詞、テレビ版は大変印象的(かつ重要)と思われたのですが、全く変わってしまっていました。よりジェリド君がバカっぽくなる効果は出していましたが。(…)

二作目の「恋人たち」では皆さんフォウが出てくるとかロザミアが出てくるとかそっちのほうを気にしていらっしゃるのかもしれませんが、私はむしろ、アホなジェリド君に何故か男を感じてたててくれるマウアー・ファラオさんの登場に期待しています。マウアーさん、ぜひジェリド君の不幸の花道を彩ってやってくれ。テレビ版以上に宜しく頼む。

でもZの主題歌はやっぱり鮎川麻弥の「Z・刻を超えて」じゃなきゃ嫌だなぁ。Gacktじゃないと思うんだなー。とかいいつつまだ暫く上映されるんだったらもう一度いっちゃうよ?


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