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CubとSRと

ただの日記

対策例

2025年08月09日 | 心の持ち様
 茂木弘道氏による
【日本語原本『反日レイシズムの狂気』(ハート出版)】への書評を受けての他読者の投稿文を転載します。

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(読者の聲1)
 反日宣伝と対応について
 茂木弘道氏に感謝します。最近米国で反日本が出ているという。これは中共が経済崩壊、社会崩壊、政治崩壊で断末魔になり、日米離間を画策しているものと推察する。
そこで、対応だが、世界対応と国内対応がある。
一、世界対応
 これは日本の孤立化けであるから、ネットで英文で効果的な反論を挙げることが効果的だろう。
二、 日本人の啓蒙
 また日本国民も過去アサヒや与野党文科省の歴史教科書など反日宣伝に騙されてきたので、正しい知識と論理を知っておく事が必要だ。
三、 内容
 イ、まず、日本の対米戦争はマッカーサーが1951.5に議会証言したように、自衛戦争だった。驚くだろうが事実だ。これはマッカーサーが大統領選挙をねらって、対日政策が破壊から利用に180度転換したことに迎合したのである。しかし事実でもある。真珠湾は反撃だった。負けたが正しい戦争だった。
 ロ、反日屋が困るのは、日本のアジア殖民地の解放という厳然たる史実だ。なんとかしてその名誉を奪いたい。そこで、出鱈目を流す。それが虐殺の羅列だ。馬鹿馬鹿しい。これには、藤原少佐の事績を紹介すると良い。
 日本軍は対米英開戦と同時にアジアの両国の大軍事基地を攻撃した。そして南方軍の藤原岩市少佐がペナンとサイゴンから、全アジアに向けて独立を呼びかけると、長年白人の圧政に苦しんでいた殖民地の諸民族は一斉に動き出した。日本は占領地で現地軍を組織し公務員や教育者の育成などを指導した。これらは戦後の独立戦争で非常に役立ち各国の国民に大いに感謝されたのである。
 ●「猫を虎に変えた」
 戦後英国のマウントバッテン東洋軍司令長官は「日本軍は忌々しいほどうまくやった。猫を虎に変えた」と述べた。そして一九五五年のAA会議に出席した日本代表の加瀬俊一氏は新興国の首脳たちから口々に感謝された。

ハ、理屈系の反論はいろいろある。細菌研究は世界の軍隊で共通だ。それは被害者としての対応である。そんなものを使ったら味方が被害をうけるから使わない。

二、有効な史実紹介
 かならず末尾に、隠されているアジアの大虐殺例として、支那における、通州日本人大虐殺、中共の天安門事件の隠蔽工作、文化大革命の人肉宴会、毛沢東の革命被害8千万人、ソ連による尼港日本人大虐殺という恐ろしい史実を短く付記することだ。これによりバランスが取れて読者が騙されないのに役立つだろう。
   (落合道夫)

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)8月7日(木曜日)
         通巻第8898号 より
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文献に基づく学術書であるかのごとく その4

2025年08月08日 | 心の持ち様
(読者の聲1)
『反日レイシズムの狂気』―ジャパンズ・ホロコーストの正体を暴く―

その4

 第3章 3000万人虐殺という荒唐無稽な虚説
 「広範な調査によると、日本は1927年から1945年までの18年間に「劣等民族」を絶滅させようと少なくとも3000万の恐ろしい大量虐殺を行った」(p。190)という恐ろしいことをリッグは述べていますが、その内訳は次の通りです。(p。191)
  中国: 2000万人(最小値、保守的)  インドネシア: 400万人
  ベトナム: 200万人          ベンガル飢饉: 150万人
  フィリピン:100万人          朝鮮: 50万人
  ビルマ/シャム鉄道: 34万5千人    マレー/シンガポール: 20万人
  インド: 18万人            沖縄: 15万人
  サイパン: 1万6751人  テニアン: 4千人  グアム: 2千人 
    合計:2989万7751人

 虐殺の定義は簡単に言えば「不法殺害」のことです。戦争における敵兵の殺害は、国際法によって「合法」とされていますので虐殺ではありません。
 しかも「劣等民族」の殺害だというのですから、人種差別撤廃に最も熱心に取り組んできた日本はこんな殺害は「ゼロ」ということになります。

 それは兎も角として、余りにもひどい数字が並んでいることに皆さんもさすがに呆れると思います。
 2000万という巨大数字がどのようにして現れたのかについては、後に述べるとしまして、インドネシアで400万の民間人を殺害したという、出鱈目さについてここでは触れてみたいと思います。
 1942年3月1日、5万5千の日本軍は、ジャワ島に上陸しました。オランダ軍6万5千、英・豪・米連合軍1万6千、合計8万1千が迎撃しましたが、少数の日本軍は破竹の進撃を続け、3月5日には首都バタビア(現在のジャカルタ)を占領、7日にはバンドン要塞を落とし、8日には全軍を降伏に追い込んだのです。
 
 こんな奇跡的な勝利が可能であったのは、リッグがいたるところで書いているように日本軍が町を破壊し、住民虐殺、レイプを見境なく行ったからではなく、全く逆に、軍規厳正な日本軍にインドネシア住民が全面的に協力を行ったからです。
 日本軍はPETA(郷土防衛隊)を育成しましたが、PETA出身でインドネシア軍の初代最高司令官となったスディルマン将軍の銅像が、2011年に防衛省に贈られてきまして、防衛省内の敷地に建てられています。40万もの国民を殺された国が、最高司令官の銅像を寄贈して来たりするなどということがありうるでしょうか?
 ウソに満ちた本であるかを如実に示す一例です。

 ・日本語原本『反日レイシズムの狂気』(ハート出版) :  https://amzn.to/4jydD5N
・第2章(英訳文): https://www.sdh-fact.com/CL/antij4e.pdf
   (茂木弘道)



「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)8月6日(水曜日)
         通巻第8897号 より
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蘇る「悪魔の飽食」

2025年08月07日 | 心の持ち様
(読者の声3)
 蘇る「悪魔の飽食」

 SH生(足立区)氏の投稿に宮崎先生がコメントしていただいたように、731部隊が悪魔の細菌戦部隊であるという話は悪質な反日勢力による捏造である。
 支那大陸は、疫病の宝庫で、生水なんて飲もうものなら、たちまち重い病気になる。日清戦争では、邦人の戦死者1万3,311名のうち、病死が1万1,894名だった。なんと89.4%が病死であって、戦いによる戦死者は1,132名しかいなかった。
 それほどまでに大陸の衛生環境がひどい状態であったから、昭和11年に当時の関東軍板垣征四郎参謀長が防疫部隊として731部隊を発足させた。

 防疫部隊としての731部隊の活躍は目覚ましく、水のろ過技術と細菌対策で世界的な特許技術をいくつも獲得したほか、頻繁にペストが発生し多くの死者が出ていた建国後の満洲国で防疫活動を展開し首都新京をパニックから救った。牡丹江の大洪水でも731部隊の防疫給水班が大活躍し広大な地域の現地住民を救済した実績まである。

 防疫部隊の731部隊が悪魔の細菌戦部隊にされたのは共産党員の森村誠一が赤旗特報部長の下里正樹と組んで「悪魔の飽食」シリーズとして宣伝したからである。
 これが支那共産党や国内の反日左翼勢力により、日本人による非人道的・残虐事件が、さも事実であったかのように反日工作に利用され続けている。構図としては南京虐殺や慰安婦、強制連行、毒ガス使用とまったく同じである。

 「悪魔の飽食」の内容が嘘であることは2007年1月の産経新聞報道で完全に証明されている。米国立公文書館が731部隊に関する機密文書10万頁分を公開し、731部隊の人体実験・細菌戦の嘘が改めて明らかになったという内容の報道である。731部隊は防疫目的で細菌の研究はしていたものの、細菌戦を行った証拠は全くなかった。731部隊が奉天の施設で支那人や連合軍捕虜に対して人体実験を行ったり、風船爆弾に細菌を搭載するなど細菌戦を行った証拠も全くなく、「悪魔の飽食」でさも事実のように描かれていたことは全て根拠なき捏造であったことは証明されている。

 悪質なプロパガンダ映画「731」が上映延期となったのは朗報である。しかし、広中一成なる人物がプレジデント・オンラインやJPプレスを通じて、731部隊が悪魔の細菌戦部隊であったという記事を流している。つまり、「悪魔の飽食」がさも事実だったように蘇らせようとしているのである。

https://president.jp/articles/-/98744
https://president.jp/articles/-/98737
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/89700

 フィクションを事実のように広めたというだけに問題は留まらない。日本人による非人道的・残虐行為を行ったことが事実として信じられれば、日本人に対してそのような行為を行っても当然であると支那人に思われても仕方がない。
 記憶に新しいところであるが、昨年、10歳の日本人男児が支那で腸が外に飛び出すほど刺殺される猟奇事件が発生した。日本政府は、外国人嫌悪が事件の背景にあるとの見方を示し、外相は「悪質で反日的な」ソーシャルメディアへの投稿が攻撃につながったと非難した。
 つまり、日本人がかつて非人道的・残虐行為を行ったことが事実として信じられているのである。日本政府は根拠のない悪質な捏造宣伝を断固として、積極的に否定しなくてはならない。また、こともあろうに国内で悪質な捏造宣伝をなす広中一成やその主張を平気で伝達するプレジデント・オンラインやJPプレスに対しては、主張の根拠を正し、訂正させなくてはならない。
 10歳の日本人男児のように支那人に斬殺されるリスクを排除してもらいたい。
   (MH生)


「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)8月4日(月曜日)
         通巻第8894号 より
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文献に基づく学術書であるかのごとく その3

2025年08月03日 | 心の持ち様
3回目です。

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(読者の聲6)
「『反日レイシズムの狂気』、その3」──ジャパンズ・ホロコーストの正体を暴く 

 第2章 歴史事実が示す「日本軍が勇敢で強かった理由」
 リッグの日本人観は「まさに自分たちは神の許しがあると信じていたからこそ、近代の如何なる権力も行ったことがないような最もグロテスクな残虐行為を喜んで行う国民を生みだした。」(p. 25) というものであることを第2章でご紹介しました。

 このとんでもない反日偏見の極みであるレイシスト的な観方がいかに根拠のない虚説であるか、ということを示す歴史的な事実を見ていただくことにします。
 1900年に、義和団の乱が起きました。極端な排外主義、反キリスト教主義を掲げる宗教結社である義和団が、山東省でイギリス人宣教師を殺害し、キリスト教会襲撃、殺害を行いながら北京に迫ってきました。
 北京における8カ国の公使館会議は各国30名ずつの海軍陸戦隊隊を招致し、公使館と居留民の安全を守ることを決議しました。6月2日総数442名が北京に入城し、民間有志も加えた籠城軍を結成して義和団軍の襲撃に備えることにしました。

 しかし、圧倒的多数の義和団軍との戦いは困難を極めました。さらに、何と清国が義和団を支持して、8か国に宣戦布告してきたのです。8か国は救援軍を派遣しましたが、清国軍に阻止され、なかなか北京に到達できません。
 籠城から、2か月後の8月14日、ようやく連合軍は北京入城を果たしました。その日の午後第1回の列国指揮官会議で、イギリスのマクドナルド公使が冒頭あいさつで「武器、食料の窮迫、守兵の不足、しかし将兵の勇敢さと不屈の意志、不眠不休の働きによって、ようやく救援の連軍を迎えることができた」と述べ、そして「北京籠城の功績の半ばは、特に勇敢な日本将兵に帰すべきものである」と付け加えたのでした。

 連合軍は占領地区を分担して治安の維持を図りましたが、その中いち早く治安を回復し日常が戻ってきたのは、内城の北畔、即ち日本軍の占領地区でした。
 そのため、他国軍の占領地域から日本軍の占領地域に移り住む北京市民も少なくなかったのでした。連合軍の間でも評判となり、アメリカ軍指揮官はわざわざ視察を行い、「治安の方法について教えを乞いたい」と芝中佐に依頼しているのです。

 このように、義和団の乱における日本軍の在り方を見ることに依って、リッグの前提となっている冒頭に述べた日本人観は、独断と偏見、日本人蔑視に満ちたレイシズムに基づく虚論であるということが完全に証明されたということです。

 何しろ、世界の主要8カ国によって、そして北京市民によって日本軍の勇敢さと規律正しが立証されているのですから。リッグの日本人観は根底から覆された、ということです。

・日本語原本『反日レイシズムの狂気』(ハート出版) :https://amzn.to/4jydD5N
・第2章(英訳文): https://www.sdh-fact.com/CL/antij3e.pdf
  (茂木弘道)
      △◎☆△ど◇☆◎◇く△□◎☆し◎△☆や◎☆△◎



 
「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)7月30日(水曜日)
         通巻第8890号 より

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共産主義に踊らされた世界のリーダーたち

2025年07月31日 | 心の持ち様
BOOKREVIEW 
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 近現代史解釈で大事な基本をわすれてはいないか
   小国が大国を巻き込んでの大戦争に発展した過去のパターンに近似

   ♪
 福井義高&渡辺惣樹『第二次大戦 独裁者の狡猾』(ビジネス社)
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 これは『腹黒い近現代史』シリーズの第二弾。俎上に乗るのは「スターリンの謀略」、「ヒトラーの失敗」、「チャーチルの憎悪」、そして「ルーズベルトの老獪」。
 シリーズが銘打つのは「東大教授の書かない最新歴史研究」で本書の副題は「共産主義に踊らされた世界のリーダーたち」となっている。

 まず冒頭に現代進行形の戦争と近現代史との近似性、その既視感があると渡辺氏がいう。
 「ウクライナ戦争の本質は単純である。ウクライナ国内の少数派であるロシア系民族(クリミアでは多数派)の扱いの問題である。
 ウクライナ政府は二つのミンスク合意(2014/2015)に基づいて民族共存の政策をとる約束をしていた。それを実行していればウクライナ・ロシア間で戦争にならなかった。二国間で解決出来る問題だった。
 (中略)
 それを実行しなかったチェコスロヴァキアのそれに酷似する。いまチェコスロヴァキアは、民族分布を反映して小国に分裂している。自然の摂理に沿って落ち着いた。ウクライナ戦争ではロシア弱体化を狙う米国を中心としたNATO諸国が介入したことで、単純であるはずの二国間民族問題が多国間紛争に悪化した」(渡辺)

 基本的に小国が大国を巻き込んで地域紛争を大戦争にしたわけで、このパターンは日本の近似でいえば朝鮮半島、シナ大陸との戦いである。
 古代、百済は滅びていたが、日本に亡命していた百済王子に唆されて、百済救援に日本は船団を派遣した。百済と新羅の戦争に介入する必要はなかった。
 いざ大船団を派遣すると、新羅に唐の水軍が味方し、日本は海戦で敗北を喫した。本来の百済・新羅戦争が、日本vs唐の戦争に拡大してしまった。

 本書では以下、「スターリンの謀略」、「ヒトラーの失敗」、「チャーチルの憎悪」、「ルーズベルトの老獪」と続くが、持ち出される資料などが本邦未訳の、それこそ1000ページを超える歴史書が多く、えっ、そうなんだと驚かされる。
 特に福井教授はロシア語、フランス語、ドイツ語の原文を読みこなしているから、日本の常識とされる近現代史解釈がひっくり返る。この二人の対談はつねに目から鱗なのである。

 日本の歴史家が気軽に用いている「ナチ」という用語も福井教授に拠れば、誤解の元凶であるという。
 ナチとは国民社会主義の蔑称でヒトラー自身が使わなかった。そればかりかドイツの戦後の公式文書、学術文献でつかわれていない。
 「ナチズムという表現ではヒトラーが目指していたのが共産主義、すなわちマルクス・レーニン主義とは別種の社会主義の実現であったことがわからなくなってしまう」
 またゾルゲに対して日本の歴史家たちの過大評価にふれていて、スターリンはゾルゲの情報など歯牙にもかけていなかったこと。しかもゾルゲはドイツとの二重スパイだったことなどが、さらりと述べられていてびっくりである。

 本書の内容は多岐に亘り、近現代史の裏舞台、いや真実とは何だったのかを知りたい読者には必読である。

      ☆○◎☆み◎☆◎○や○☆◎○ざ☆○◎☆き☆◎☆□  


 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)7月29日(火曜日)参
         通巻第8889号 より 
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