稲荷日記

新選組沖田総司さんを好きになって×十年!
沖田さんに藤原竜也さんを教えてもらいました・・・・・

コリオレイナスを見てきました。

2007-02-05 03:18:34 | 演劇

昨日は久しぶりにさい芸、さいたま芸術劇場に行ってきました。
『コリオレイナス』を見るためです。
思えば、ここで近代能楽集『弱法師』を見たのでした

さい芸は横浜市民にとってはちょっと遠い。
湘南新宿ライナーと埼京線を使っても、2時間以上かかりました
でも、ちょっとうらやましい、実に立派な劇場です。
今日は早く着いたので 地下でお茶を飲んでいたら、
こんなものを見つけました。

昨年上演された『タイタスアンドアロニカス』の衣装です。

さて、今回の舞台は・・・

前面が鏡張りの舞台があくと、白い大階段、脇も鏡です。
上段には邪鬼を踏みつけた四天王が、

衣装も ローマ時代というよりはサムライ風。
羽織袴をモダンにアレンジした感じです。
場所の変化を表すのに使用される上段のパネルの柄も和風です。

『コリオレイナス』の舞台は紀元前5世紀共和制ローマの初期、
ローマがイタリア半島を征服していた時代らしい
こちら
王制を倒したローマは元老院を中心とした貴族と
民衆との対立が激化して、
民衆の権利を守る護民官が設定されるところから
物語は始まります。

高潔で勇敢 ローマのために戦って勝利をおさめた
将軍コリオレイナス、
唐沢さんが見事に潔くも高慢な将軍を演じていらっしゃいました。
心の底から頭を下げられないがために
執政官になりそこねたコリオレイナス。
でも、その母ヴォラムニアはもっと強い

民衆に頭を下げる必要はないと言い切ります

この強く誇り高い母を演じるのが、白石加代子さん。
凛として強く、手段を選ばない。
少々怖くもありました。

詳しいストーリーはこちらをコリオレイナス

少々重い内容です。
おりしも 愛知県県知事選挙の日です。

選挙のたびに候補者たちは頭を下げて回ります。

それを拒否したのが、コリオレイナス

自分のなしてきた仕事(戦争)を見てくれ
心にもないお世辞は言いたくない、
考えます。
ただ、ただ、頭を下げて 「清き1票を」というのと。
潔く 自分の為してきたことで判断してくれ。
お世辞や噂に惑わされることがなく・・・・

劇場を出たら のぼりが立っていました。

来月は 『恋の骨折り』です。

コリオレイナスでも、いつか竜也さんに演じてもらいたいな。

お付き合いありがとうございます。


 

 


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