区の保健所で受けたPCR(唾液)検査、陰性!
まったくの無症状だし、接触した(らしい)日から10日以上たっていたので、おそらく大丈夫とは思っていたけど、それでもやっぱり、やれやれはやれやれ……。
――というわけで、接触確認アプリCOCOAのiOS不具合をいかに乗り越えて、ここに至ったか、誰かの役にたつかもしれないので、ざっと書きますね。
(ちなみに、iOSのバージョンは13.6.1)
まず、某月某日の朝、ふとiPhoneを見たら、「……陽性者と……接触し……可能性……」と、遠い惑星からの通信のようなプッシュ通知が視界の端をよぎる。でも、蜃気楼みたいに気づいたら消えてしまう。しかも、再現できない。
肝心のアプリを開けば、「接触は確認されませんでした」の決まり文句。
ああこれが例の不具合かと「COCOA 通知 不具合」でツイッター検索したら、親切な方の情報まとめがヒットしたので、それを見ながら対応しました。
・iPhoneの「設定→プライバシー→ヘルスケア→COVID-19接触のログ記録→接触チェックの記録」で、記録をDLして開く
・記録をスクロールしていくと、接触を示す「MatchCount: 1」。おお、あるわ!
(ここのタイムスタンプが接触日時ではない。これは要注意ポイント)
・陽性者と接触していたことがこれで確認できたので、本日予定していた人に会う用事を全キャンセル
・アプリの概要を説明したこのページをじーっと読む
・この時点でアプリのサポートにメールしたけど、自分の年齢その他を思えばさっさと保健所に電話した方が良いと思い、保健所に電話
・すぐにつながり、丁寧に説明していただき、無症状で家族その他に心当たりはないけれども、年齢や基礎疾患がこうこうでと言うと、速やかに検査の予約をしてくださる。COCOAからの通知ありきの検査なので、無料
・電話を切り、しばらくぼんやりするも、ぼんやりした頭を整理するため、過去2週間の自分の行動を書き出す
・通知がくる条件が、陽性の人と「1メートル以内で15分以上」一緒だったことというのは、かなり特定可能な内容なので、これとこれかな……と印をつけていく
・非公式ながらこちらを使うと、接触記録のハッシュ値から、だいたいの接触の日にちが割り出せるということなので、こちらで調べる
https://cacaotest.sakura.ne.jp
・ああ、10日以上も前のことか!と、ここで一安心。そして、あの時とあの時かなと絞り込む
・不安を抱えつつ、検査日時まで家族以外と会わず、みんなしておとなしく過ごす
・唾液検査。すぐ終わる
・引き続き、引きこもる
・翌日午後、待ちわびた電話。「陰性です」。やったー
「まだ感染の流行は続いていますので、気をつけてくださいね」。「はいっ!」。
・アプリサポートからの定型返答メール来る
・キャンセルしたいろいろなアポイントを入れ直す
・それにしても、私と15分でも1メートル以内にいた方が陽性だったわけで。「袖触れ合うも他生の縁」のその方が、ちゃんとアプリを入れていて、陽性情報を登録してくださったわけなので、感謝しつつ、ご無事ご快癒をお祈りしています
・もうひとつそれにしても。幸いなことに今回の私は陰性だったので結果オーライだけど、この間、アプリの通知があるまで、スーパーにもデパートにも行ってるし、地下鉄にも乗ってるし、外食もしてるし、観劇もしてる。また、蜃気楼のようなプッシュ通知に気づかないとか、確認するに至らないまま実は陽性で、未発症のまま普通の行動を続けている人もいるだろう。厚労省も、心当たりがなく未発症なら経過観察してくださいと指示しているわけで。まして、なにより、アプリのダウンロード数は4日午後現在、たったの1609万件。人口の約13%!
なので、陽性の人と実は接触している人はもっともっと大勢いる。
マスクをしていない状態で1メートル以内に15分以上というのは、実はそんなにないけれども。
それでも、一定の社会生活は続けなくてはならず、外出もしなくてはならない以上、いつ感染するかは本当に分からないのだなと、身にしみた。当たるも八卦当たらぬも八卦。