或る日の私

楽しい出来事、失敗したこと等日々感じたことを書いています。

父の味

2006-07-29 07:22:00 | ひとりごと

梅雨明けはまだなんて信じられないこの暑さ

もうすでにバテ気味です。

なぜかこの時期思い出すのが父が作ってくれたマヨネーズなのです。私がまだ可愛い小学生の頃のことです。

すり鉢に卵の黄身と辛子を入れサラダオイルをよく摺り合わせるという代物でした。
その後何時からか泡だて器を使うようになったと覚えています。

確か最後に塩と胡椒と酢を入れていたと思います。

サラダオイルを入れるのが私の役目でした。

糸を引くように少しづつ入れなくてはいけなくて、何かのはずみでたくさん入れてしまうと叱られてしまうのです。
私は緊張しながら細心の注意を払いながら手伝っていました。
父の、汗をかきかきすりこぎを休みなく動かしていた姿が思い出されます。

味はあまり覚えていないのですが、色が現在市販されてるのと比べると白っぽかったような気がします。

その頃の父は、恐くてなかなか甘える事はできず、私は煙たく思っていました。
家でも父は特別で、何でも父の許可が無くては自由にはして貰えませんでした。
それが、とても不満だったものです。
そんな父が何故かマヨネーズは作ってくれていたんです。子供たちに食べさせたいという親心だったんでしょうか。

本当に懐かしいです。父が逝ってもう10年になります。

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1 コメント

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お父さまは・・・ (tanimoto)
2006-08-02 22:45:13
厳格なお父上様のようで・・・それでいて、優しいお方だったのですね。その頃に、マヨネーズが自家製だったなんて、なかなかハイカラです。



お父上様の思い出があって、羨ましいなぁ!

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