走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

解剖医からの電話

2016年12月27日 | 仕事
先日、解剖医から電話が入りました。私の患者が死亡したからです。こんな電話は初めてでした。

あなたがこの患者の事を良く知っているって言われたから、と。発見された状態、救急室での治療経過を教えてくれました。若い患者さんだっただけに私の驚きは隠せませんでした。

解剖医の方は女性で、事務的ではなく心遣いの言葉も多々交えてくださいました。助かりました。

この患者さんは先日予約を入れていたけれど来ませんでした。いつものことだと思っていましたが、こう言う理由があったのですね。

もう会わないんだ、、、と思ったら、なんだか不思議な感覚になりました。看護師時代とは少し違う思いです。プライマリーケアはゆりかごから棺桶までのケアと言われます。今の仕事に就いて3年。長くなればなるほど、いつの間にか患者さんと繋がっている事に気付きました。御冥福を、、、



クリスマスの夕食。我が家のワイルドビーストは10人の胃袋を満足させてくれました。


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