走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

痛み治療

2021年10月26日 | 仕事
最近癌の診断をされた彼。その前は痛みで本来の機嫌の悪さが全面に出て口は悪いし、怒鳴るし、問診もできないし、専門医にも「何だあの患者は!!!」と言われたり。

診断画像に映し出された大きな腫瘍。そりゃあ痛いでしょ、、、と麻薬以外の疼痛治療薬が全く効いていなかったので麻薬治療を始めました。急速に調整していき(こう言う時にホスピス緩和ケアでの経験がとても役に立つ)、いつもの少し機嫌の悪い彼に戻りました。問診も取れます。

ふううう、痛みが人間に与える影響を久しぶりに感じました。痛みはQOLをグーっと下げる。痛みの治療は重要です。 

冒頭写真: 大人の顔を隠せるほど。いかが?


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