走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

公共の交通手段

2016年03月06日 | 仕事
昨日の続き

私が住んでいるところはダウンタウンから車で40分ほどのところいわゆるベッドタウン的なロケーションです。昔昔は遠い田舎という感覚があったかもしれませんが、交通の便の発達でバスやスカイトレインを使用して1時間圏内だと、都心部から引っ越す人も多く、私の街の人口増加率は現在飛び抜けて高い数値を示しています(バンクーバーは平均一戸建て価格が一億をこす、クレイジーな土地価格上昇が一番の理由ですが)。

私は日本人だから公共交通手段に全く抵抗がなく、大学院もバスとスカイトレインで通いました。しかし、旦那はそんな私を快く思いません。何故なら北米は車社会で車を持っていない人は貧乏だという概念が頭から離れないからです。特にそれは圏外へ行けば行くほど強くなります。

これを始めて聞いた時は耳を疑いました。公共交通手段を利用すれば交通渋滞もなくなるし、環境にも優しい、と思うのは私だけ?!ラッシュアワーを過ぎるとバスの運行は30分ごと。1つ逃せば30分も時間を無駄にする、と彼は言う。スマホもあるし読書だってできるし、時間つぶしはいくらでもできると思うのは私だけ?!

長女は大学生のくせにローンを組んで車を買いました。バスの生活にうんざりって。保険にローンと出費は大きい。学生はお金はなくても時間はいくらでもあるくせに、何て贅沢なと思うのは私だけ?!出費のおかげでバイトがやめられない彼女。

それに歩くことが多くなるから運動量も増えます。私が一番細かったのはダウンタウンに住んでいて、歩くかバスの生活をしていた時。車社会は確実に人間の運動量を減らします。


もちろん我が家には車が3台あります (長女のも入れて)。その車を置いてバスを使うことが旦那には理解できないようで。

でも本当はね、私は運転が嫌いです。得意ではありません。縦列駐車なんて大嫌いです。だから避けるんです。それが一番の理由かも。ハラハラしたり、イライラするより、電車やバスの中で本を読むことの方を好みます。

で、昨日は結局バスで行きました。バスで帰るって言ったのに心配する彼は乗り継ぎのバスに乗る前の駅まで迎えに来てくれました。ひと気の少ないところで待つ姿を想像するのは嫌だそうで。そのあとは久しぶりにデートへ出かけました。深夜遅くまで楽しかった:)




カナダプレイス。アラスカなどの海の旅に出かける大型船がここから出発します。

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2 コメント

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必需品 (kay)
2016-03-06 09:06:02
お住まいのところはバスや電車も使える便利な環境なのですね。
それなら公共の交通手段を使ったほうがお金の節約にもなるし健康にもいいし。
むかしわたし達が住んでいたテキサスは、最寄のバス停まで歩いて30分、
本数も1時間に1本あるかないか。駅までは車で10分、というところでしたので、
運転が嫌いでもなんでも、運転しなくては生活ができない不便なところでした。
わたしも縦列駐車は大の苦手です(苦笑)。
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Kayさんへ (美加)
2016-03-07 23:58:01
私は便利と思うけど、他の人はそう思わない所に住んでいます。ハイウェイバスができるまでは、私も不便に思っていました:) 車は必需品でした。そして太りました。健康が一番ですよ。歩くのが一番です!
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