てまえみそ日記

布ぞうりを作ったことやその他のことなどを記す。
年に一度はばあさんの手解きで味噌造りをしている。

源氏物語ー明石1

2018-05-21 | 
京を去って一年が過ぎた三月のある時嵐が来た。その夜故桐壺院が夢枕にたった

嵐が去ると明石の入道がお告げにより迎えに来たことを知ると供の者4,5人を連れて明石に移り都の大貴族と変わらぬほど華奢が尽くされた屋敷に住むことになった

かつて入道の一人娘の噂を聞いたことを思い出し、明石へ来たのは前生の縁に引き寄せられたかと思うものの、興味があるようなそぶりは見せないが関心がないのではなかった

もっと若い時ならきっと忍んで行ったに違いないはずだが少しは大人になったのか

昔、空蝉の寝所に忍んだり花見酒によってはじめて会った朧月夜に前生の縁とかなんとか言ってやおら抱き上げて、、、、、京を去る原因を作った

四月。久しぶりに琴を出して「広陵」という曲を弾いた。これをきっかけに入道が来て琴談義が弾み酒などを飲み興が深まるにつれ入道は問わず語りに一人娘のことを話したのは入道から源氏へのプロポーズだったんだ

娘にはよい配偶者を与えたい。京の貴人に娶ってほしい。結婚できないときは海に身を投げろと遺言してある。

これを聞いた源氏は 前世からの深い宿縁があった。なぜ早く言ってくれなかったのかと思う。
これこそ棚ぼたというものだ。これで心細いひとり寝が慰められるとして結婚を承諾した

入道は念願の高貴な人に娶せたい希望が叶うことが出来ると「限りなくうれしと思へり」

大丈夫なのかいずれは京へ戻るだろうしたくさんいる愛人の一人になるだけで遊ばれて終わったなんて事もあることだから母親が賛成しないのは当然だ

須磨を選んだ理由の一つがこれだったのかなと思ったがよく一年もおとなしくしてたな。明石は須磨に近い。
かねてより聞いていた明石の入道の一人娘を覚えていたんだろう。また、雨夜の品定めの話の中に隠れたところにすばらしい女性が居たりするなどを覚えていたか。

紫の上の心配が本当になった。それにしても一年間よく我慢できたもんだ

さて翌日からどうやって明石の君を口説き落とすんだろうか親が公認したのだから簡単にいく?かな



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