てまえみそ日記

布ぞうりを作ったことやその他のことなどを記す。
年に一度はばあさんの手解きで味噌造りをしている。

源氏物語ー明石-2

2018-05-29 | 
源氏

先の帝の次男坊にして今帝の弟である。不都合があって都を下ってきたが、一人寝がいくら

寂しいからと身分の低い女のもとに訪ねて行けるか。

「目立たぬように献上させよ」明石の入道殿

自分から進んで仕える形にして世間体を繕えられないものかな、でも紫の上に聞こえたらや

ばいな。

身分不相応に気位の高いのも扱いにくいものだが、きっと召人にしてやろう。

ラブレターを出しても靡いてこないので内心やきもきさせられるこれまでとタイプが違う

女だった


明石の君

噂には聞いていたが実際に姿を拝見したらすばらしい方だった。一時都を下ってきた方の甘

い言葉につられて契るなどと軽薄なことはできるものではない。

田舎の卑しい身分の女など物の数にも入れないだろうから、はなはだしいもの思いをするよ

うなことはできない。いずれ都へ戻る時が来るだろうその時、一緒に行けたらよいが自分だ

けここに残ったらどうしよう。弄ばれて捨てられたらカッコ悪い。

ここにいる間は文のやり取りはしても側近くに参上するなどしたくはない。

明石入道の妻

身分高い夫人をたくさん持つうえに、帝の夫人に対して非難されることをするとはいかにす

ばらしい方でも、一人娘の初めての結婚には相応しくない。悪い噂が地方にまで伝わってい

るのだから。妻の一人に認めてくれない場合かわいそうだ。

明石の入道

娘を高貴な方へ嫁がせたい気持ちに変わりはない。今を逃したらチャンスはない。
説得を聞き入れない娘の頑固さには困った、源氏の君からは催促が来て困った。

そうだ!手引きしよう。

「あたら夜の月と花とをおなじくはあはれ知れらん人に見せばや」
注記によれば今夜、娘のもとに来てください逢わせましょうという意味らしい。


源氏は着替えて馬に乗り惟光を伴い夜深くなってから出かけた。
月光差し込む妻戸から明石の君の部屋に近づき、「いつもの琴を聞かせてほしい」など話し

かけるが、違うだろー!
前生からの深い縁で結ばれているのだから中に入れてほしい

無理に入るようでもなさそうだが障子を開けて入った。

忍んで入るのはいつもしてることだから源氏は落ち着いていただろう。
明石の君は心臓がバクバクいってたろう。地元の若い者が近くに忍んできたことはあったろ

うが中に入れたことまではなかったかな?いったいこれからどうなってしまうのか不安であ

り恐ろしくあり、まさか父親が手引きしたとは考えもつかなかったろう。

で、それからどうなったの?を想像し妄想してみるのです

独り寝するときにこんな物語を読んだら眠れねくなってしまわないかな、独り寝の物悲しさ

を感じるだろうからこの物語は夫婦の寝物語に違いないと思うがどうかな。

さて「オンガクオコル」のか

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