2月ちくま文庫にあったのを見つけて難儀しながら読了した
文庫で600ページはたいへん長いが全体のごくごく一部だ。しかも読めない漢字が多いので辞書を引きながら読み通した。歴史書でありながら歴史小説を読んでいるような感じになるほど大変面白かった。
資治通鑑を知ったのは吉川幸次郎著「漢文の話」のなかの歴史書の文章についてであった。卓越した名著であり、毛沢東も何度かの通読者であったと記されていた。読む機会はないと思っていたがたまたま見つけ衝動買いしたのがきっかけだった。
ここには玄宗皇帝が楊貴妃を寵愛し、安禄山の乱について書かれてあった。
楊貴妃が寵愛されるさまを見聞きして当時の人々のいうには「男を生んでも喜ぶな、女が生まれたとて悲しむな、君は今女を看て家門と作す」と。戦争は民を苦しめること甚だしく、安史の乱の前後にうたった杜甫の「兵車行」「石壕吏」など再読もした。
史記や漢書などは現代語訳があるがこの資治通鑑は全巻の現代語訳がないのが残念だ。売れないから出版社も手を出さないのだろうか。
文庫で600ページはたいへん長いが全体のごくごく一部だ。しかも読めない漢字が多いので辞書を引きながら読み通した。歴史書でありながら歴史小説を読んでいるような感じになるほど大変面白かった。
資治通鑑を知ったのは吉川幸次郎著「漢文の話」のなかの歴史書の文章についてであった。卓越した名著であり、毛沢東も何度かの通読者であったと記されていた。読む機会はないと思っていたがたまたま見つけ衝動買いしたのがきっかけだった。
ここには玄宗皇帝が楊貴妃を寵愛し、安禄山の乱について書かれてあった。
楊貴妃が寵愛されるさまを見聞きして当時の人々のいうには「男を生んでも喜ぶな、女が生まれたとて悲しむな、君は今女を看て家門と作す」と。戦争は民を苦しめること甚だしく、安史の乱の前後にうたった杜甫の「兵車行」「石壕吏」など再読もした。
史記や漢書などは現代語訳があるがこの資治通鑑は全巻の現代語訳がないのが残念だ。売れないから出版社も手を出さないのだろうか。
資治通鑑の解説本があるにはあるが他者の二番煎じの解説を読むよりは短くても原書にあたり感じ、考えるのが読書の楽しみだろう。読むか否かの判断材料にしても。つまらないテレビドラマを見ないでこれを読んでよかったと思う。なので源氏物語が中断している。
もっと楽しむには地図を広げ世界史日本史の年表など見ながら読めば面白かったろうな
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