鳥羽相差編その６・菅崎園地～春雨展望台

鳥羽相差編その５・菅崎園地～駆逐艦春雨受難の碑の続きです。

この菅崎園地は、明治４４年にこの海で遭難し４４人の死者を出した
帝国海軍の駆逐艦・春雨の慰霊のために整備された公園で
公園の中央には慰霊碑などが建っています。

また公園の南端、断崖の上に建っているのが
「春雨展望台」です。



展望台に上ると
「とことわの鐘」と名付けられた鐘があります。
この公園の由来からして
この鐘は、漁業に携わる地元民の安全と、
この海を航行するすべての船舶の安全を願うものと考えるところですが、
最近では
「恋人たちが永遠の愛を誓う場所」として紹介されています。

どうも「石神さん」の人気に便乗して
相差のいろいろな場所を恋のパワースポットに
追加してしまったような感はあるのですが、
実際にこの展望台に上って絶景を見てしまうと、
そんなことは忘れて、かなりテンションがあがります。

恥ずかしながら、私も
海に向かっておっさん一人で鐘を鳴らしてしまいました。



まるで「火曜サスペンス劇場」のシーンのような断崖、
ここまで彼女を連れてきて、この海を見せてあげてください。


（菅崎と安乗崎の地図）

鳥羽相差編はこれで終わりです。

この後、私は志摩磯部から南伊勢町に向かい、
３つ目の「恋のパワースポット」を訪ねました。



さて、前の項で、
「相差で、予約無しにお昼を食べる場所を探すのは難しい」
と書きました。

予定が決まっているのなら
「海女小屋（２軒あり）」や民宿での昼食を予約すれば良いのですが
急に思い立って、相差まで来てしまった場合はどうするか、
ということで、
最後にご紹介しておきますのが
「海の駅　黒潮ダイニング 相差店」です。

黒潮ダイニング 相差店
鳥羽市畔蛸町127-27
TEL・予約　0599-33-7108
営業時間　8:00～17:00
定休日　無休

石神さんから、来た道を鳥羽方向へ
1,200ｍほど戻ったところの県道沿いにある海鮮料理店です。

定食や海鮮丼など豊富なメニューがあり、
テーブルでカキなどの海鮮を
焼いて食べることもできます。
ただ、昼食でも値段はちょっと高めなので、
安く済ませたいなら、鳥羽まで戻るほうが賢明かも。

南伊勢町編その１・熊野灘にも「恋人の聖地」ありに続く。