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Misato's Only One

日々感じた事を織り交ぜながら。

春の芽生えも 夏の陽射しも 秋のうつろい 冬の風花も
眩しくあおい季節は巡るよ

「王様」死す

2006年05月24日 | 読書
昨日、ある訃報が届きました。


童話作家の寺村輝夫さん死去 (朝日新聞) - goo ニュース


「ぼくは王様」シリーズの作者の、寺村輝夫さんが亡くなりました。
この記事を見て、小さい頃楽しんで読んでいた記憶がよみがえりました。


しかし、、、あまりにも昔のことで、絵についてはすぐに思い出したんですが、話の内容をすっかり忘れて思い出せません。。。
ただし、それでも楽しかった思い出だけは残っています。


謹んでご冥福をお祈りします。
(ホント)久しぶりに読んでみようかな。。。







寺村輝夫のぼくは王さまはじめの全1冊







王さまばんざい―おしゃべりなたまごやき







王さまかいぞくせん







王さまくじらのズボン







おしゃべりなたまごやき







ぞうのたまごのたまごやき







たんじょう日のプレゼント



懐かしさとともに…

2006年04月05日 | 読書
昨日、勤務先の都合によりめずらしく早めに帰宅できました。
そうなると「普段なかなか出来ないことをやらなきゃ!」って気になるんですが、結局のところ街なかに出て書店めぐりを。


だって、この前にちらっと書いた「太夫」の続きが気になっておりましたので。


普段は帰宅も遅い上に開いている書店は限られているのでお目当ての書籍のGetには苦戦することも多いのですが、さすが無事に見つけることができました。






太夫―Dramatic torso (2)



夕食を食べるのももどかしいぐらいに早々と読んだんですが、やっぱり悲しいです~
読み終わる頃にはすっかり号泣でした。。。
この鬼外シリーズ、ほんとに毎回涙無しでは読めません。
(私だけじゃないよね?)
それにしても、あとは鬼外の物語だけですねぇ。。。


まぁ、悲しいお話はともかくとして、江戸時代の遊郭:吉原を舞台とした物語なんですね。
実は学生時代、江戸文学をちょこっとかじってまして、なんだか久しぶりに学生時代の授業を思い出してちょっと懐かしくなっちゃいました。


そうそう、もう1冊の新刊も同時にGet!





姫様の花束 (1)



で、ここでちょっとショックなことに気づいたんですよ。
結構、碧也ぴんく先生の本を購入していた気になっていたのですが、実は鬼外シリーズの発行されている新書館や、八犬伝が発行されているホーム社以外で発行されていたコミックを全てチェックし忘れていた模様。。。
書店で見つけ、しばしボーゼン。。。


まぁ、書店の店先でしかコミックの発行をチェックしていない私が悪いんですが。。。



ということで、さらに ささらさや(全2巻) と、 ガラスの麒麟(全2巻) も Getしてきました。






ガラスの麒麟(1)



ただし、さすがに平日の夜1日で全て完読するのは難しく、週末にかけての楽しみが増えました。
ゆっくり出来るのであれば早く読みたいのはやまやまなんですが。。。



そういえば、今遅ればせながら映画に影響され、三島由紀夫の「春の雪」を読んでいる最中です。






春の雪







春の雪



映画の上映に比べて、何でここまで読むのが遅れたかというと。
実は書籍自体は早いうちに購入していたんですよね。
しかし、学生時代からどうも「近代文学アレルギー」がありましてなかなか手が出ずじまいだったんですね。


とりあえず、今ぼちぼち読み進めている最中です。


しかし、この「春の雪」、王朝文学の「浜松中納言物語」をモチーフとしているということで、俄然興味がわいてきたところです。
(「浜松中納言物語」も学生時代に触ってるんですよね。)


「春の雪」を始めとする豊饒の海シリーズと、「浜松中納言物語」、読み比べてみようかなぁ。。。


なんだか、学生の身から離れて数年、久しぶりに学生時代(それも勉強のこと!)を振り返ったことでした。



しばらくは、この傾向がヒットするのかしら???
それはそれで、なにやら懐かしいことです。



それにしても、また読まなくちゃいけない本がたまってきつつあるようです。

久々の書店めぐり

2006年04月02日 | 読書
昨日、久しぶりに本格的なお出かけをしました。
(といっても、病院めぐりの途中にですが。。。)


しばらく行ってなかったところにも立ち寄ったので、新しいお店など新たな発見もぼちぼち。


中でも、以前それなりに利用していた本屋さんが新装開店したはずだったので、それはちょっと楽しみにしておりました。
そう、書店と見れば入ってしまうほどの書店星人ですので。。。


外観は確かに今風というか、おしゃれなつくりの店舗に生まれ変わっていました。
本もきれいにディスプレイされていてね。
(そう、まさに「ディスプレイ」という言葉がぴったりだったの。)


しかし、以前はまるまる書店だったのが、CD、DVD売り場が併設されているのを知ってちょっといやな予感が。。。


中に入ってみて一通り見てみましたが、やはり書籍の量が全体的に少なすぎました。。。
これは開店直後という影響があるのかないのか分かりませんが。
ディスプレイして見せている、って言うことは結構1冊1冊が場所取っちゃっているんですよね。
だから各分野の書籍の種類も少なくなっちゃっておりました。


各棚を回ってみても、「あれもない」「これもない」とがっかり度は増すばかり。。。
期待はずれに終わっちゃいました。


うーん、新刊本、話題書を購入するのだったら利用するのもいいかもしれませんが、私がいつもしているように「いろんな書籍を比較し倒して購入する」とか「新たな発見を求めてさ迷う」とか不特定多数の書籍を相手するのには不向きになりそうです。


ただでさえ、Amazonですらも「これは購入しなくちゃいけない」って確実に決めている書籍でしかなかなか購入できないのですから。。。


ということで、昨日手に入れたのはこれらの書籍。
もちろん、話題書ばかりになっちゃいました。






ダ・ヴィンチ・コード(上)






ダ・ヴィンチ・コード(中)






ダ・ヴィンチ・コード(下)






奔馬






グーグル完全活用本



そういや、これらの本にカバーをお願いし、支払いをカードでしてもらったところ、店員さんもばたばたしておりまして。。。
あとで、袋の中を見てみたら、スリップ(購入前に本に挟まっている売上カード)を抜くの忘れちゃっているし。。。
店員さん的には、「手間のかかる面倒な客」だったのでしょうか。。。


うーん、結局、「もっとがんばってくれー」っていうのが全体的な感想となりました。
次、いつ利用するかなぁ。。。


そういや、もう一冊コミックも購入。





太夫―Dramatic torso (1)


碧也ぴんくさんの、久々の新刊です。
この巻は高尾太夫と、恋人:島田重三郎、仙台藩主:伊達綱宗のお話。
この本を読んで、ちょっと高尾太夫に興味を覚えました。

それにしても、あと数冊でこの「鬼外カルテシリーズ」が終了してしまう様子。
ちょっとさびしい気分です。
この切ない恋愛シリーズ、よかったのになぁ。。。

本日の調達本

2005年12月20日 | 読書
久しぶりにゆっくりと書店に行く時間ができました。
時間を気にせずゆっくりと品定めできる、なんてすばらしいことでしょう。


今日は、前回にちょっと触れた「模倣犯」(文庫版)1~3巻をとりあえず調達。
うーん、4、5巻がまだ発売されていないのは残念ですが。。。


この時期には必ずといっていいほど発売される、パトリシア・コーンウェルの新刊も見当たらず。。。


そして、京極夏彦さんの新刊もまだ発売されず。。。


この点では、無駄足に終わりました。。。



いままでのお目当て以外に購入したものといえば、東野圭吾さんの「白夜行」。
以前から気になっていた作家さんではありましたが、ちょうど書店でフェア(人気投票)やっていたこともあるし、来春のドラマになるんですよね。
ちょうどいい機会ですので、お試しに購入。






白夜行



ドラマのHPはこちら。

白夜行


おー、「あいくるしい」のプロデューサーの石丸さんではないですか。
その影響か、綾瀬はるかちゃん、田中幸太朗くんがキャスティングされています。

ちなみに、主役は山田孝之くんと綾瀬はるかちゃんなのですが。

俄然、ドラマにも興味が湧いてまいりました。


そうそう、なぜ「白夜行」を読む気になったかというと、ドラマの帯がついていたって理由もあり。
おまけに、そのイベントの東野圭吾さん作品人気投票で1位だったんですよね。

これで私が読んではずしちゃったら、その作家さんとは相性が悪いってことであきらめもつくってなものです


そうそう、久しぶりに柏原崇くんも登場してくれます。
あの事故騒動以来、ホント久しぶりな感が。。。


ちょっと期待の一冊であったりします。



あと購入したのは、コミックを少々(?)。



あ~っ、書き忘れておりました。

ようやく「古田のブログ」も手に入れました。






古田のブログ




まだコミック1冊しか読めていないので、これから数日は今日の購入本で楽しめそうです。

年末年始にゆっくり時間を取りたいなぁ。。。

師走の書店にて

2005年12月03日 | 読書
師走となりましたが、忙しい日々のまま全く物事がはかどりません。。。
今日も休日出勤となりました。。。


しかし、休日出勤とあって普段の日よりは遅い出社&早い退社ができたりします。
それはちょっと得した感じも。。。
いや、そう考える時点で、すでに他の方々と感覚がずれているのかもしれませんが。。。
(本来はお休みの日なのにね。


よって、帰り道に珍しく本屋をさまよう時間ができました。


本を読むのは大好きなので、本屋の「はしご」なんかよくしちゃいます。
書店によってレイアウトや陳列違いますしね。
違う発見をしたりするのなんか、楽しみなんです。


ただし、今現在を含めて、忙しい間は漫画・雑誌の類を見ることだけで精一杯ですが。。。


まずは新刊台を散策して、それから興味のあるジャンルの棚を流して散策。
面白そうな本が出ていないのか、ついついサーチしちゃいます。。。
大きな書店だと軽く、30分~1時間超も滞在しちゃうはめになっちゃいます。


で、今日の発見はというと、待ちに待っていた宮部みゆきさんの「模倣犯」が文庫本化されて新発売されていました。






模倣犯2(文庫版)



なんで待ちに待っていたかというと、単行本は上下巻で各3000円もしたんですよね。
その値段にさすがに購入がためらわれました。。。






模倣犯〈上〉(単行本)






模倣犯〈下〉(単行本〉



単行本もかなりの分厚さだったため、なんと文庫本版は全5巻ものになってしまいました。。。
単価的には各600円~700円前後。
まぁ、お値段的には半分近くにまで下がるし、単行本の修正・加筆もしているだろうし、やはりこちらの方がお得かしら???


ただし、現時点ではまだ4巻、5巻が発売されていないので、ちょっと購入は先送り。
(12月発売予定)
だって、きっと読み始めたら続きが気になるでしょうから。。。


「模倣犯」を読むまでは、、、と思い読むのを待っている本も確かあったはず。
確か、「R.P.G.」だったかな?
だって、「模倣犯」の登場人物が出てくるみたいな事書かれていたんですもの。。。





R.P.G.



そして、SMAP・中居くん主演で「模倣犯」が映画化されていましたよね。
この映画の評判、どうだったんだろう。。。






模倣犯



まぁ、「模倣犯」でしばらくは時間つぶせそうかな?


ちょっと話は変わりますが、同じく「大極宮」の京極夏彦さん、新刊まだですかねぇ。。。
「姑獲鳥(うぶめ)の夏」が上映されてからというもの、ずっと心待ちにしているのですが、未だに出版される気配あらず。。。





姑獲鳥(うぶめ)の夏



そうそう、この前の「AERA」で京極氏が表紙を飾っていたので、「やった、とうとう発売か?」と意気込んで記事を見たのに、「新刊を随意執筆中」の文字には落胆はなはだしかったです。。。
そう、、、まだ書いている最中なのね。。。


12月のこの時期ともなると、おそらくパトリシア・コーンウェルの新刊も出ますねぇ。


そしてそして、もうじき「古田のブログ」も登場してくれるはず。





古田のブログ



年末年始には、きっと読みたい本が盛りだくさんになることは確定です。



さて、あと足りないものは平穏な年末年始休暇の確保のみか。。。

絶版本探索

2005年11月10日 | 読書
大分昔に集めていた某シリーズ30巻ものですが、シリーズ半ばで集めるのを中断していたことを半年前ほどに思い出したんですよね。
(なんせ実家に送り返していたもので。)

で、恐る恐る出版社のサイトで検索したところ、歯抜け状態ではありますが一部絶版とのこと。
慌てて入手可能な本を即決購入したことでした。


しかし、そのうち3冊が絶版対象に。
それからは必死の探索です。
Amazonに予約注文しておいたり、楽天フリマに予約しておいたり、その他できる限りの可能な手を使っております。


幸いに、うち1冊は程なく手に入りました。
1980年代後半が初版本なので若干汚れてはいましたが、「まぁ自分が保管していてもこれぐらいにはなっただろうな」ってぐらいの汚れで助かりました。


2冊目も実はそれほど変わらず見つかったのですが、、、これはちょっと評価が悪すぎたんです。
出品者の評価がこれだと、きっと手にしたときにがっくりするだろうなと思い、手を出さずにおりました。。。


するとその後半年近くも、全く音信なし。。。
たまに古本屋めぐりをしても全くかすりもせず。
「あの時購入しておけばよかったのか?」と少々後悔の日々でした。


しかし、パソコン再セットアップ後、見ていなかったサイトめぐりをしていたところ、数ヶ月ぶりに某サイトで出品されているのを発見。
これはあの手を出さずにいた2冊目でした。
幸いに、ほぼ新品同然との評価。
迷わず即決購入しました。


先日その本が届いたのですが、本当に初版本とは思えないほど状態がよく、「我慢してよかった」と思えたことでした。
まぁ、定価より若干高値になっていたのは、しょうがないってことで。


さて、残りはあと1冊、リーチです。
これもまだ発見できず。
まぁ、気長に待っていたら出てくるのかなぁ。。。


そうそう、絶版本に関してのサイトもあるんですよ。

復刊ドットコム

名前の通り、絶版本の復刊をお願いするサイトです。
運営会社には楽天も含まれております。

もちろん、私が集めているシリーズ物もすでに登録済みとなっています。
このサイトの本を見ていると懐かしい本も多数あるし。
ちょっと気になるサイトです。


さて、あと1冊はいったいいつ手に入るんだろう。
気長な探索の日々が続きます。

岡野版「陰陽師」 完結!

2005年10月10日 | 読書
さて、先日記事upした岡野版「陰陽師」ですが、意外に早く最終巻が発売されました。







陰陽師 13 太陽



お仕事が忙しくって、先週購入したのにやっと一通り読み終わりました。


しかし、やっぱり難しい。。。


やはりエジプトの話と重なっていて、時代が前後しているのでうまくストーリーをつかめず。。。
これって、安倍晴明はツタンカーメンの生まれ変わりって事なのか???


ちなみに、13巻のサブタイトルをどうつけてくるのかも気になっていましたが、「太陽」としたんですね。
最終巻だし、(なぜか)エジプトの話もでてくるのでぴったりなサブタイトルになったかも。。。


陰陽師がつかさどる儀式関連の話も間に挟まって、すっごく難しい。。。
とりあえずは、13巻の2度読みを近いうちにするけれど、1巻から通しで読んでも書いてあることがクリアになるかどうか、、、ちょい不安。。。


一応、文系出身なんだけどなぁ。。。


この作品を読んでいる方、きちんと内容は理解できたのでしょうか???
(私だけ?)


平安京がいろんな秘術を組み込まれて建立されている(例えば、平安京の鬼門に安倍晴明の家があった、とか)って言う説はありますが、それ関連を知る上では特にこの巻は興味深いものになるかも。


久しぶりに平安時代関連の本を読みたくなってきたことでした。
(だって、全く理解不能なんですもの。。。)


夢枕獏さんの新刊も出ていますねぇ。





陰陽師 瀧夜叉姫 (上)







陰陽師 瀧夜叉姫 (下)



お願いですから、文庫本化のスピードアップしてください。。。
先が読みたいよぉ。。。

「月館の殺人(上)」

2005年09月19日 | 読書
小説原作のコミックとして、もう一作品を紹介。


原作:綾辻行人さん、画:佐々木倫子さんの「月館の殺人(上)」です。





月館の殺人 上



佐々木倫子さんといえば、「動物のお医者さん」「おたんこナース」「Heaven?」など、いたる場面でクスリとした笑いを提供してくれる作品を書いてくれていたのです。

本当にもう、乗り物に乗っている最中にこのコミックを読んだら、周りに気づかれないように笑いをこらえるのに必死って感じなんですよ。


「Heaven?」が終了し、長いこと次作が出ないなぁと思っていたのですが、よりによって次作が推理小説でした。。。


推理小説に、笑い???


とりあえず購入したのですが、推理小説といった原作から、気分は既に笑いをあきらめておりました。。。


しかし、佐々木ワールドは健在。

もちろん、タイトル通り殺人事件は起こるのですが、他の作品には及ばないものの、やはり笑いの種はちゃんと盛り込んでくれていました。

心配していたのですが、無事下巻を読む気になりました。
まだコミックに連載中なので、単行本化はしばらく後かなぁ。。。


そうそう、綾辻さんの作品は今まで読んだことはないのですが、気になる作家さんではあったのです。
小説はどんな風な感じなのでしょうねぇ。。。


気が向けば、こちらのコミックもお勧めです。






動物のお医者さん (コミック文庫版:第1巻)







動物のお医者さん (1)







おたんこナース (1)







Heaven?―ご苦楽レストラン (1)


岡野版「陰陽師」

2005年09月19日 | 読書
さて、コミックはよく読むほうなのですが、ちょっと異色なコミックを紹介。


岡野玲子さんが描く、「陰陽師」です。






陰陽師 (12) 天空



私のコミックの選定基準として、「絵が好みか?」「内容が面白いか?」の順に優先されるのですが、本来はこの岡野さんの絵はどちらかと言うと、私的には苦手な部類に入っちゃいます。。。

しかし、もともと原作の夢枕獏さんの本を読んでいることもあり、購入し始めたのです。
「絵にするとどのような感じになるのかなぁ?」って感じで、小説の補完目的だったのですよ。

でも、私が原作を単行本ではなく、文庫本で購入しているということに関係なく、明らかに途中から岡野ワールドになっているような気が。。。
おそらく、途中から小説版の補完にはならないような気がします。。。


普段コミックは購入後2度読みは必ずするのですが、それをもってしても内容が難しい。。。

まるで哲学の本を読んでいるかのような気分です。

先に話が進めば謎は解明されるのかと思いきや、ますます謎は深まるばかり。。。


私の理解不足なのでしょうかねぇ???


コミックで「難しい~」って思いつつ読んだのはこの本が初めてです。。。

だって、どうして、平安時代が背景の物語に、古代のエジプト文明やギリシャ文明が出てくるの???
全くもって分かりません。。。


完結約束の12巻になっちゃったのでどうなることやらと思いきや、13巻まで発行される模様です。

なんせ、12巻が出るまですっごく時間がかかったのですっごくやきもきしたんですよぉ。。。
12巻を手に取った時、「これでやっとクリアになる」と思っていたのですが、読み終わって続きがあることを知り、ちょっとずっこけました。。。

幸い、13巻は秋には出る見込みのよう。
これでようやく落ち着けるのかしら???


ちなみに原作:夢枕獏さんの話は平安時代の趣そのままに、なんだか時間の流れがゆったりとした作品になっています。





陰陽師 (竜笛ノ巻)


文庫本で集めちゃったもので、文庫化がもっと早いペースでやってもらえるとうれしいんだけどなぁ。。。
単行本に浮気しちゃいそうです。。。


映像化されてもいるので、こちらもいい作品です。

NHK版が安倍晴明役:稲垣吾郎さん、源博雅役:杉本哲太さん、映画版が安倍晴明役:野村萬斎さん、源博雅役:伊藤英明さんで演じられました。

個人的には、イメージ的に映画版のほうが近いかな???


こちら↓がNHK版。





陰陽師 1



こちら↓が映画版。





陰陽師






陰陽師 2




Amazonで次の13巻が予約可能になっているようですし、もうすぐお目見えできることでしょう。
楽しみです。






陰陽師 (1)







陰陽師 (2)







陰陽師 (3)







陰陽師 (4)







陰陽師 (5)







陰陽師 (6)







陰陽師 (7)







陰陽師 (8)







陰陽師 (9)







陰陽師 (10)







陰陽師 (11)

「切り裂きジャック」の正体は?

2005年08月30日 | 読書
パトリシア・コーンウェルの作品はベストセラーなので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
毎年年末が近づくと書店の新刊棚が気になる作家の一人です。
「検屍官シリーズ」「警察小説シリーズ」と出版されています。(すでに1000万部を突破)

コーンウェルは警察記者、検屍局のコンピュータアナリストをしていただけあって、検屍のシーンや、コンピュータに関する部分の記述は詳細で、、、この部分は集中がとっても必要だったりします。
(専門用語の文字を追っかけるのが大変だったりもする

FBIなども出てきたり、本格的な推理の中にドキドキするようなアクションもあったりします。(犯人の追走劇とか)

主人公もどことなく作者を思わせる、聡明な感じの女性検屍官です。(「検屍官シリーズ」)


そんなコーンウェルが、2002年年末に「切り裂きジャック」に関する書籍を上記シリーズに代わって出版しました。(ノンフィクションとして)
19世紀末(1888年)のロンドンに現れた、「切り裂きジャック」の正体について考察した書籍です。

切り裂きジャック(←こちらは単行本)

講談社





真相 (上)―“切り裂きジャック”は誰なのか?(←こちらは文庫本)

講談社





真相 (下)―“切り裂きジャック”は誰なのか?(←こちらは文庫本)

講談社





単純に比較していいのかは分かりませんが、19世紀末ロンドンといえばシャーロック・ホームズの舞台でもある時代です。

単行本を読んだ時、「100年以上も前の未解決事件を、よくここまで詳細に調べることが出来たなぁ」というのが当初の感想でした。
まるで同じ時代に生きているかのような描写(時代検証)の細かさに驚いたことでした。

ただし、本を見るときには注意が必要です。
数ページですが、被害者の写真が載せられていたりもしますので。。。
(すくなくとも単行本には載っていた。)


で、こんな古い話を持ち出してきたかというと、この本に関する記事が出てきたからなんですね。

「切り裂きジャック」めぐる批判に反論=コーンウェル氏、全面広告 (時事通信) - goo ニュース


「新たな証拠」ってのがこの記事の下部に書いてある、DNA鑑定などの事なんですかねぇ?
あれから調査を追加したって事なのかな?
そうだとすると、この単行本が発売された時点の調査、資料だけですでに7億円、これが追加の調査・資料だとすると、軽く10億は費やしている計算となります。
うーん、すごい情熱をかけています。。。


新しい調査結果ってのが気になりますが、なんで改訂版に載せるかなぁ。。。
同じ本を2度も買う気にはなれないし。。。


DNA鑑定をしたら犯人が特定される可能性も残っていますよね。
結果はどうなったことでしょう???


はるか昔の未解決事件も時が経てば解決することもあるんですねぇ。
この事件発生時は、たしかようやく指紋採取とか血液検査が行われ始めたんじゃなかったかな?
それに比べると、やはりDNA鑑定は気になります。
科学の進歩ってすごいですねぇ。。。




こちらもおすすめ↓

<検屍官シリーズ(第1巻、以降続く)>

検屍官

講談社






<警察小説シリーズ(第1巻、以降続く)>

スズメバチの巣

講談社





気になる本

2005年08月15日 | 読書
気になる本を見つけちゃいました。


仕事現場における処世術、めざましプロデューサー指南 (夕刊フジ) - goo ニュース


思いを伝えるために必要なこと

ビジネス社





めざましテレビのプロデューサーってのも気になりますが、内容も気になります。
ネットで調べた結果、目次はこうなっているようです。
(Amazonでは目次が載っていなかったので。)

========================================================
第1章 プロフェッショナルの条件
(プロデューサーという仕事 交渉はクールに、心はホットに ほか)
第2章 「答え」は現場に落ちている
(「思い」を共有するということ なぜ怒るのか、なぜ怒られるのか ほか)
第3章 仕事に自分を出す技術
(その瞬間、一〇年間の悲願達成 私自身がもっとも厳しい視聴者 ほか)
第4章 与える立場、与えられる立場
(感性とは自分を知ること共通点は「みんなで作り上げる」 ほか)
第5章 思いを伝えるために必要なこと
(高齢層への訴求は「次のステージ」への第一歩 
どんどん吐き出すことで自分にかえってくる ほか)
========================================================


目次を見るからには、とりあえず合格点かなぁ。。。
(私は、最初目次を見て内容を判断するので)

ただし、やはり実物をみて判断したいような気がします。


夏休み明け、ちょっと探してみることにしましょう。

乱歩作品の魅力

2005年08月14日 | 読書
昨年は推理小説作家、江戸川乱歩の記念年に当たる年でした。
(生誕110年関連だったと思います。)

ドラマでも藤井隆さん主演で「乱歩R」が放映されました。
(これが藤井さんと乙葉ちゃんの交際のきっかけになったようですが。)

乱歩作品って、ご存知、明智探偵と怪人二十面相が有名ですよね。
小さい時、子供向けの乱歩全集(ポプラ社だったかな?)をなんだかドキドキしながら読んだものでした。
他の推理小説(ホームズとかルパンなど)と違って、なんだか妙に毒々しくって、あの表装もなんだか不気味で、何か染み込んでいそうな(失礼!)そんな感じで、背筋がゾクゾクしていたのを思い出します。
小林少年が誘拐されちゃったり、そんなスリルも多かったですしね。

そんなイメージがあったのですが、先日(といっても大分前なんですが)光文社文庫より江戸川乱歩全集が刊行されているのを知りました。


江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者

光文社





いい機会なので揃えてみることに。
しかし、これが全30巻もあるんです。(現在も配本中)
おまけに、1冊が1050円もするんだ。。。
合計すると31500円???
ちょっとため息が出ちゃいます。。。

まぁ、通勤の合間合間に読んだりしているのであんまり進んではいないんですが。。。
なんせ1冊がとっても分厚い(2~3cm程)ので、文庫版といえど侮れません。

1巻から基本的には作品の発表順に収録されています。
江戸川乱歩自身の作品解説があったり、途中で打ち切りになった作品などもそのまま収録されていたりと、本当に乱歩作品が全て収まっています。


しかし、読んでみてちょっと驚いたことが。

子供の頃に感じていた、あのおどろおどろしさは序の口だったってこと。
数巻文庫を読みましたが、うーん、、、作品によっては結構えぐい印象を受けました。
戦後直後っていう時代背景も関係しているのかもしれませんが、当時よくこういう作品が発表できたなぁとちょっと驚き。。。

それと、意外に西洋作品に影響を受けていたんですね。
ホームズとかルパンの名前が作品にも出てきます。
現在では、この作品は推理小説では大変有名ですが、当時でも影響を与えていたんですねぇ。。。
まったくルーツは異なるかと思っていたので、ちょっと意外でした。

やっぱり子供向けの作品とは印象異なるのねぇ、、、と驚きながら読んでいます。


しかし、先日乱歩作品に関してこんな記事が出てきました。

数日前から取り立たされている、関西で起きた自殺サイト殺人事件です。

 ・「自殺しよう」ネットで呼び出し 女性殺害容疑の男逮捕 (朝日新聞) - goo ニュース

 ・「一緒に自殺」女性殺害 男逮捕「苦しむ姿、快感」 大阪 (産経新聞) - goo ニュース

 ・「乱歩に影響受けた」自殺サイト殺人の前上容疑者 (読売新聞) - goo ニュース


「人の自殺願望を利用するなんて、ひどい犯罪だなぁ」とは思っていたんですが、なんと「乱歩作品に影響を受けた」とは。。。
まるで、現在の「殺戮ゲームに影響を受けた」と同じレベルなんですね。

確かに乱歩作品は多少そういうえぐい面を持っているかもしれませんが、いい大人なんだしねぇ。。。
そういう面だけがクローズアップされちゃうと、作品の魅力も排除される方向に陥りがちなので。
きちんと正しい判断ができた上で読むのが筋ってなものだと思うんですが。
困ったものです。。。

恋愛に、仕事に

2005年05月29日 | 読書
最近、30代女性をターゲットにしたドラマが注目を浴びているようです。
「anego」とか「曲がり角の彼女」とか。

恋愛に、仕事に頑張る(頑張りたい)女性が注目されているのですね。


そういった女性に興味のある方にぜひお勧めなのが、このコミック。

 ・「タケコさんの恋人」全6巻(講談社漫画文庫)
 ・「新・タケコさんの恋人」全5巻(講談社KISSKC)


この前、「新・タケコさんの恋人」(5)が発行されたばかりですが、すでに「タケコさんの恋人21」の連載が始まっており、まだまだ楽しめます。

秘書室主任で「お局様」と言われつつも、仕事にそして恋にフルパワーで頑張っています。
順調なところもありますが、いろいろ悩みつつ頑張っているのがいい感じです。


こんなふうに生活をおしゃれに楽しめたらなあとおもっています。(願望どまりですが。。。)


もしドラマ化するんだったら、タケコさん役は松雪泰子さんが似合うかなぁ。
しーちゃん役は誰が似合うかなぁ。。。
こちらはちょっと保留。

機会があったらぜひ読んでみてくださいね




タケコさんの恋人 (1)

講談社

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新・タケコさんの恋人 1 (1)

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存続しつづけることへの願い

2005年05月24日 | 読書

昨日、ちょっとショックな記事を見つけました。


直木賞作家・藤原伊織さん、月刊誌でがんを公表 (読売新聞) - goo ニュース


「5年生存率でいうと、20パーセント見当の進行具合らしい」とのことですが、なんとか元気になっていただき、もっと作品を出していただきたいものです。


藤原伊織さんといえば、「テロリストのパラソル」で江戸川乱歩賞と直木賞のダブル受賞したことで有名。


最近の作品を読んでいなかったので、近いうちに読んでみようかなぁ……



それと、用事ついでに久しぶりに紀伊国屋書店梅田店へ。

すると、イベントコーナーで「倒産出版社出版物の即売会」(確か80%OFF)をしていました。

このあたりも不況の影響を受けているのかなぁ、、、とちょっと悲しい気分になりました。


作者、出版物、出版社は(特に慣れ親しんだものは)、ずっと存続しつづけていて欲しいものです