深坂さくら友の会

山口県下関市にある深坂の森に、オーナーを募り桜を植樹してきました。それらの桜を守り育てるボランティアグループです。

2019秋の一日旅行

2019-12-12 07:34:18 | Weblog
芦屋釡の里では、1300~1600年の間、梵鐘や茶道具の釜が作られていた。中国地方の大大名大内氏の庇護の下、京の都の公家、豪商、武家が愛用知ることになった茶道具は、芦屋釡が大本にある。日本各地の茶釜の産地も、芦屋の職人がヘッドハンチングされるなどして出来ているようだ。
雪舟が下絵を描いたり、それを驚嘆すべき精緻さで、鋳出しているのは筆舌に尽くしがたい。
芦屋釡の里の後ろに魚見山という小山があり、そこで昼食を取った。小奇麗で、景色もよく、サザエご飯だったかな。味もよく満足した。

トヨタ宮田工場では製造工場内は写真を撮らせてくれなかった。この写真は、見学者たちを迎える展示場を兼ねた迎賓館で撮ったもの。
1日300~400人の見学者があるらしい。案内嬢も何人もいて、見学出発時間も、見学コースも決まっているようだ。
組立て工場を見学した。レクサスだけを製造しているが、受注生産だと言っていた。レクサスと言っても種類が多い、流れ作業ではあるが、多様な注文に応じてすべての部品がシンクロナイズして作業者一人ひとりに届くようになっている。一定時間内に自分の作業が終わらないときは、合図を送り、応援を呼び、それでも間に合わないときは、コンベヤベルトを止める。そうすると、工場全体の流れが止まる。見学中にも、頻繁に、各所で、黄色ランプや赤ランプが点滅していた。いずれも、数秒、数十秒くらいで復帰していた。その複雑な流れの設計、維持に完璧を期していることが想像され、これぞわれわれ日本人だと、他人事ながら誇らしく思えた。
案内嬢は、一直線上を、一定の歩調、一定の歩幅で早すぎもせず、遅すぎもせず一団を導いて、ついて行く方も、真似しそうになる。ここにも、完璧を期す片鱗が見えた。別れるとき、つい「ところで、あなたは人間ですか、ロボットですか?」と聞いてみた。答えはプログラムされてなかったのか、返ってきたのは笑いだけだった。

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