平成24年10月19~21日、結婚25周年記念の大阪・京都へ2泊3日の旅。
二日目は叡山電鉄沿線散策。
ホテルのある京橋からだと出町柳まで乗り換えなしなので便利。
まずはのんびり電車に揺られて鞍馬山へ。
玄関口の鞍馬駅は、旅の気分を高めてくれて、なかなか趣きがある。

鞍馬寺は高校の修学旅行以来、30数年振り。
あの時は、貴船口から徒歩だった。
鞍馬山と言えば天狗~凜とした空気の中に微笑ましさも。
仁王門を潜り、登山開始!・・・とはせず、楽してケーブルカーを利用。
多宝塔駅で降りると、眼前には多宝塔が(駅名から想像も付くが)。
気持ちのいい木立の中を本堂目指して歩くと、途中に弥勒堂。
さらに進むと本殿金堂。
素晴らしい山並み・・・高校生の時にも同じ景色を眺めたんだなぁ

お参りの後、授与品(郷土玩具!)を頂き、徒歩で下山。
途中、牛若丸所縁の由岐神社へ。
多くの大木に囲まれた神域、神々しさとはこういう感じか。
今でこそ観光客で賑わっているが、牛若丸の時代はさぞ寂しかったことだろう。
昼は門前の雍州路で。
午後は、八瀬の瑠璃光院。
宝ヶ池駅で叡山電鉄本線に乗り換え、八瀬比叡山口へ。
鞍馬線同様、ローカルな雰囲気がぷんぷんの鉄路。
車窓を楽しむ間もなく、すぐに終点。

隠れ里のような長閑なところ。
大都会京都も電車でちょこっと郊外へ行けば、こんな風情。
高野川を渡る。
ローカル電車、趣きのある駅舎、せせらぎを渡る・・・非日常へ導かれる。
そんな先にひっそりと佇む瑠璃光院。
元は、三条実美公に由来する別荘。
春と秋の年二回、期間限定で公開。
東山を借景とした名庭あるらしい。
山門からの路、静寂な別世界への誘い。
数寄屋造りの建物は、一時、料亭にも使われていたらしいが、いまは「お寺さん」。
拝観料は500円(お抹茶代別)。
紅葉にはまだ早いが、うっとりする美しさ。
庭を眺めながらお抹茶(800円だったかな?)を頂く。
しばし休息・・・
さて、邸内の順路に沿って見学。
紅葉のシーズンだったらどんなに綺麗だったことだろうか。
こんな和室で昼寝してみたい。
土地の高低を巧く利用した邸と庭。
山間の隠れ家という感じ。
旅行直前に、何気なく見たインターネット情報で知った先だが、実に素晴らしいところ。
もっとゆっくりとしたかったのだが、下賀茂神社のみたらし団子も食べたかったので、帰路に着く。