旧海軍司令部壕跡を廻り、続いて向かったのが、斎場御嶽(せーふぁうたき)。
琉球王国最高の聖地。
深い緑に覆われた丘の一角。
「琉球王国のグスク、関連遺産群」として世界遺産にも登録されている。
聖地はいくつかの神域(いび)に分かれており、御門口(うじょうぐち)から参道に入ると、最初の拝所、大庫理(うふぐーい)。
さらに進むと、2つの巨石がもたれ合うように重なり、三角形の洞門を作る三庫理(さんぐーい)。
この神秘的な情景はまさにパワースポット!
古来、この地が聖地であることも肯ける。
最奥にある拝所が、寄満(ゆいんち)。
琉球王府用語では”台所”を意味するらしく、世界中の交易品が集まる”豊穣の満ちた場所”と解釈されている。
太平洋戦争中は、この聖地にも米軍の艦砲射撃がなされた由で、砲弾の跡でできた窪地がいまに残る。
雨水が溜まった戦争の傷跡も、深い緑の中にひっそり。
平成25年4月30日訪問