つじつまを合わせよう！

「実は私は」アニメ第8話です。

以降ネタバレ有り、未見の方はご注意を。
例によって原作ネタバレもあるのでそちらもご注意。

予想通りのお料理回でした。

Aパートに使われるのは原作44話ではないかと思っていましたが、ここには原作14話を使用。
そう、14話はあの「委員長充電切れ」のエピソードの次の回です。
なので、実は黒峰君が補習を受ける理由は「風邪で欠席」ではなく、元々は「委員長を介抱（？）していた為に授業に居なかった」なんですね。

それとみかんが校長にお菓子をたかられるシーンは完全オリジナルです。
アニメ版ではここまでにみかんと校長の絡みが殆ど無い為に取って付けたつじつま合わせですね。

これはちょっと苦し紛れが過ぎたと思います。
みかんの性格から言ったら、こんなお金の使い方はしないと思うんですよね・・・

家庭がそれほど裕福ではない為（両親の事は一切触れられていません。もしかしたら片親の可能性もあるか？）弟二人の面倒を見つつバイトしている事や、校内新聞の売り上げも生活費の足しにしている事などはアニメ版ではあまり表に出されていない印象ですので、原作既読ゆえの思い込み的な視点かも知れませんが。

それとBパートに繋げる為の「委員長がレシピを間違えてチョコレートケーキを作ってしまい、それが教室から落下し校長の角に刺さる」
これもオリジナルですね、委員長の作るお菓子の味を校長が知るキッカケ（原作では44話の料理教室で）をムリヤリ捻じ込んだ訳です。

Bパートは原作51話をほぼそのままですが・・・原作で登場しているキャラクターがアニメでは未登場の為、そこだけはオミットされています。
それと隕石の報道はなされておらず、NASA（？）のオペレーターが大慌てな描写のみです。
また、黒峰君（＆あいつら）は最後のコマまで登場しないエピソードなんですよね（笑）

さて、今回のエピソードで明らかになったのが登場キャラ（主に女性）の料理の腕前。
実は最上級の調理スキルを持っているのは委員長です。
カレー回でレシピを喪失してからの暴走っぷり（原作ではハンバーグもレシピが判らない描写あり）からしても、レシピ無しでの調理はサッパリのようですが（笑）評価はAを下る事は無いでしょう。

次いで高評価なのがみかん。
ロシアンシューもマトモなシュークリームを作れるスキルがあってこその物です、下手じゃ作れるはずがないですからね。
原作では雑談（？）しながら手際よく鍋料理を用意したり、家庭料理系が得意な様子。
家庭の事情からも、家事全般をこなしているであろう事が想像出来ます、評価Aか。

白神さんは基本自炊生活で、自分の弁当を作る位は出来ます。
獅穂によると「テンパったり変なチャレンジ精神が出たりしなければ」と言う条件付きですが（笑）まあ高校生としては普通かな？と言う意味で評価B。

逆に料理サッパリなのが獅穂。
自分でも「食べる方が得意」と言う事に加え、何よりもやる気がなさそう（笑）
むしろ家事に関しては獅狼の方が得意なようです、多分獅穂は家事の際には満月の写真を見て獅狼に変身しているのでしょう（笑）評価C。

今回のエピソードでは触れられませんでしたが、紅本先生は料理苦手なようです。
私が今回の導入部に使われるのではないかと予想していた原作44話は、一部生徒に「独身なのは料理が出来ないからなのではないか」とウワサされている事を耳にし、一念発起し料理教室に行くエピソードなのです。
やる気を出す意思はあるのですが腕前が付いて行かず評価C。

それと今回のBパート「原作では居るのに、アニメでは未登場の為いない事にされたキャラクター」黄龍院凛。
住居の台所には調味料等は一切無く、みかんに叱られています。
食材の買い出しすら出来ない料理オンチっぷりで評価不能なレベル。
原作51話で校長に作ったチョコ「悪魔殺しの秘薬」は、恐らく彫塑でしょう（笑）工作レベルはAか（笑）

実は前回の体育館でのセクシー対決（笑）にも、原作では凛が居るのです。
（さらに紅本先生も参加していてよりカオスになっています（笑））

もとい。

そして今回のCパート、何と獅穂と嶋公によるクイズだった訳ですが・・・
実は現在連載中の原作では、この獅穂と嶋公の組み合わせがエライこっちゃになっています。
それを知ってか知らずか・・・知っててやったなら故意犯ですね（笑）