みのむしゆっぴぃとおかあさん♪

乳がん治療と子育て、仕事についての日記です。

私の乳がん (1)

2008-12-28 21:22:32 | プロフィール

記録としてこの2年のことを記述しておこうと思う。

2006年7月: 市の助成金がでるので近隣の産婦人科にて乳癌・子宮がん検診を受けた。
                 マンモグラフィにて[要再検査」の結果。

2006年9月: ゆっぴぃを出産した総合病院(A病院)の乳腺外来受診。

            紹介元のマンモの映像だとほぼ良性と思われるが念のため、 ということで

                   MRI,超音波で検査。MRIで小さなしこりと思われる ものが所見できたが、

                   実際の触診ではまったくしこりが特定できず、6ヶ月毎の経過観察となる。

2007年4月: 2回目のマンモ、MRI、超音波、触診による検査。

          9月の時とほとんど変わらない状態。悪性だとここで多少の病変が 確認できるとか・・。

                 再度6ヵ月後の経過観察となる。

2008年3月: 2007年はゆっぴぃの受験の年だった。乳癌の疑いのことにはすっかり 緊張感をなくし、

                 気がつけば1年も検診にいっていない、ということであわてて受診しようとするが、

                 A病院の担当医師の乳腺 外来は6月まで予約でいっぱいとのこと。

                 ただ、その担当医師がすぐ 近くで大きな検診医療センター(B病院)を開業しているとのこと

                 で、そちらを受診することにした。

          今までの経緯を話し、マンモ、超音波、触診で検査。

多分、ここが転機だったと思う。こちらの病院では先生は同じ方だが、

以前から受診していた病院の過去のデータが照会できない状態。

MRIも受けなかった。しこりが触診で見当たらないことから今度は1年後の検診でよい、といわれた。

これで、乳癌の疑いから晴れて開放され、微量ながらの放射線被爆、高い検査費から釈放された~など

と心晴れ晴れ喜んだことを記憶している。

今更ながら、2回くらい早期発見の機会を逸していることに気づく。一回目は最初の総合病院でのMRIの所見。一応しこりらしきものが映像されている。二回目は今年3月。もっとちゃんと6ヶ月毎の検診予定を組み、A病院に予約をいれておくべきだった。行き当たりばったりで新しいB病院に行き、過去からの経過観察データもなしに、しこりがないからOK!と判断されてしまったのだ。医者の判断だから、とまったく自分では何もしなかったことが悔やまれる。

 

 

2008年9月6日:テレビで「ターミナル」を横になりながら見ていたら

             右胸の内側、ちょうど胃の上あたりに何かごりごりしたものが手に触れた。

                     触れば触るほど、はっきりとしたごりごり・・。 しこりだった。

                     そばに添い寝していたゆっぴぃに触らせると、 「おかあさん、ごりごりがあるよ・・」

              夫にも確認してもらう。「医者いってこい!」

 

2008年9月9日:かかりつけの医師が開業している(2008年3月に行った)B病院を受診。

             しこりができた、と告げ、触診、マンモ、超音波。

                     結果から、 なんか疑わしい、ということで細胞診。

2008年9月17日:細胞診の結果、98%悪性(=乳癌)。

               所見の病巣の大きさからステージ1(1.5cm、多分リンパ転移なし・・)

               悪性度:グレード1(細胞診から)

               3月の時点でしこりがはっきり確認できていないことがかなり医師にとっては

                こだわりとなり、なるべく急いで手術することを勧められる。

           その医師が外来で勤務しているA病院(もともとの総合病院)へ 紹介状を書いていただく。

 

2008年9月18日:A病院にて担当医師と再度CHECK-UP。 

                      手術日が29日と決まり、最終の主治医の術前診察は25日となった。

                      それまでにMRI,CT,骨シンチ、その他の検査を無理やり入れていただく。

                      やっぱり病院って、要治療の患者には融通がきくんだな・・なんて        思った。

 その後入院日の27日までは怒涛の病院通い(検査)、職場での報告、仕事の調整、入院期間中のゆっぴぃの育児(主に食事、お弁当の世話)の対応など、に追われた。とても癌になったことを悲しんだり悲観したりする時間も余裕もなかったと思う。

 

2008年9月27日: 入院日が土曜日だったため、主治医、執刀医との面会はなし。麻酔医とのみ

               面談。病院にそのまま残るのもいやなので入院オリエンテーリング後、

               すぐに外泊許可をもらい、家に帰った。母が翌日曜日から泊まりかけできてくれる

                ことになっているので、お弁当の作り方や家事のこまごましたことをわかりやすく

                紙に書いておいた。

                 夜、ポールアンカのコンサートへ。これはすばらしかった!ゆっぴぃはその間、

                夫の実家でお留守番。<br>

2008年9月28日: 朝母がきたので、一通り家の家事のこと、ゆっぴぃの スケジュールなどを説明。

                        どうしてもイライラして、つい母に強い口調で物をいってしまっていた。        

                        午後3時病院へもどり、翌日の手術に備えた。夜は眠れそうになかったので、

               安定剤をいただいて、ぐっすり・・・。


クリスマス

2008-12-26 09:53:00 | Weblog
今年は私的には地味~なクリスマスでしたが、
でもそれなりに家族で楽しみました。


ゆっぴぃはサンタさんからのプレゼントと私たちからのプレゼントで
大満足ですし、

なんと私は結婚後初めて夫からプレゼントをもらってしまいました

前から欲しいなっていっていたダイヤモンドではなく
同じく前から欲しいなっていっていた「サウントオブミュージック」のDVD。

実は私からも夫にプレゼントを用意していたのですが、
ラッピングしていませんでした。
10年前、結婚記念に贈ったグランドセイコーの皮バンド、擦り切れて
何度も純正ではない安物に取り替えて使っていました。
折角のGSなんだからバンド、純正にしてあげたいな、と思い、
注文しておいたのです。先日引取りにいって、きちんとラッピングしてから
渡すつもりだったのだけど・・。忙しさにかまけてついつい・・

俺は安いので問題ない!無駄遣いだ!って怒るかも~と思っていたのですが、
さすがに今回は「ありがとう」と受け取りました。
いつもそうならかわいいのにね

今年のお正月はサウンドオブミュージックに浸って過ごしましょう~
トラップ大佐、本当に素敵


放射線治療後の後遺症・・・

2008-12-24 15:40:19 | Weblog
放射線治療後の胸があまりにも酷い状態なので
今日午後病院によってみました。

放射線科の先生は、外科とは正反対でとても学者肌。
ゆっくり、じっくりお話してくださいます。

私の場合、放射線治療後のやけどの状態が治りきる前に
抗がん剤治療がはいってしまったので悪化したのでしょう、との事。

なんだかな・・。同じ病院なんだからその辺の連携はちゃんとして
欲しいと思ってしまう。

そういえば手の甲についたちょっとした傷もぐちゃぐちゃになってしまって、
ゆっぴぃを出産する年の冬のような荒れ模様。
それも抗がん剤の副作用なんだそうです。

一応ステロイドの塗り薬と傷を覆う医療用のガーゼを10枚、処方してくださった。
で、会計に行ってびっくり
12800円!

え?だって今日は傷を見ていただいただけで、別に何の検査もしていないん
ですよ?ありえませんよ!

処方されたガーゼが1枚1200円で10枚で12000円です!


看護婦さんは今日持ち帰る分は保険適用で、10枚1200円とおっしゃって
いたのに!

ということで、たかだかガーゼに12000円も払える私では
ないので、お返しします!といったら放射線科に行って直接返して
来てください、との事。やれやれ

またまたゆっぴぃを引きずって放射線科に行ったら
先生がもう会計から連絡を受けていたらしく、はいはいって
感じで待ち受けてらっしゃいました。

で、会計の変更方法について、看護師の方とあーでもない、こーでもない、
といいながら、「ところでこのガーゼいくらって言われました?」
10枚で12000円だそうですよ・・・
先生と看護師さん2人で{え~ありえない~」の二重奏。

聞いていただけてよかった。じゃないと私、1000円程度が
払えなくてごねたと思われていたことでしょう・・・。

でもさすが、この病院の看護師さん。
会計相手に戦うよりは、あっさりと「あげるからこれもって行っていいよ」
と10枚分くださいました。どうもありがとう♪
地獄に仏とはあなたのことです。



Day-4

2008-12-22 15:34:14 | 化学療法
昨日から身体の節々が痛み出しました。
寝込むほどではないし、逆に横になっているほうが
痛みが強いように感じます。

ちょうど風邪の熱の出始めというような状態が丸2日続いているので、
ちょっと気分的にはですが・・。

それと、抗がん剤投与前に始まっていた生理が
まだ終わりません。というか一旦終わったのにまた出血しだして
しまいました。
私の身体も一生懸命抗がん剤に反応してがんばっているんだな・・・。
ごめんね。いじめちゃって・・・。


冬休み中のゆっぴぃは、夫とクリスマスプレゼントを買いに
ポケモンセンターに出かけました。
当初買う予定だったものから目移りして、別の安いものをたくさん
買ってきたそうです。
でも開けて遊ぶのは25日までお預け~ですよ

今年はなんとなく気分の浮かないクリスマスです。仕方ないですけどね。
来年は、思いっきり晴れやかな気分で、迎えたいものです。
ハレルヤ~





Day-2

2008-12-20 14:11:15 | 化学療法
相変わらずの体調。

やっぱりおなか空くとむかむかします。いつもより強く・・。
痛みはまだだけど、今一だるいかな・・。

それよりも放射線をかけた右胸がすごいことになっていて、
それが痛いです~。なんか腐りかかったざくろのような状態・・。


午前中またまたウィッグを見にいってきました。
3件目です。
決められません・・。今まで行ったお店は、ほとんど
まともにスタイリングされたウィッグがなくて、
原型のままの状態で試着なのです。
カタログを見て、これ、といってもその状態のウィッグが
出てこないので、全然イメージがわかなくて・・・。

具合が悪くなる前に購入しちゃいたいのだけど・・、困った。
それと、やっぱり高い・・・。

私のお給料、すっ飛んでしまうわね~。

Day-1

2008-12-19 19:38:32 | 化学療法
副作用ほとんど無しです。
おなかが空くとちょっとむかむかするのは、無関係かな?

2時半まで仕事で外出。
4時に学校へゆっぴぃのお迎え。

今日はバスで修道院まで行ったのですが、私、ゆっぴぃに
水筒を持たせるのを忘れてしまいました

修道院でお弁当をいただく時もバスの中でもお水、無しだったと
怒っていました。先生に伝えたら、「がまんしなさい」と
言われたそうです。先生~、せめて水道のお水位、いただけない
ものでしょうか・・。コップは持参していたのですから・・。

とは言っても悪いのは、忘れた私。

でも、でも・・・・・・・。
慈愛に満ちた聖マリア様、厳しすぎませんか~

ゆっぴぃのこと

2008-12-19 10:04:16 | プロフィール
私が結婚したのは38歳。かなりの晩婚ですね。

子供が望めるかどうか微妙な歳でしたので、結婚後すぐに不妊治療の
クリニックのドアをたたきました。

3年後、めでたく誕生したのがゆっぴぃです。
もともとの出産予定日は2002年4月16日のはずでしたが、
いきなり2002年4月1日というやっかいな日にこの世に生まれ出てきて
しまいました。

現在の日本の法律では、
人の満年齢はその人の誕生日の1日前で迎えることになっているのです。
ですから4月1日生まれのゆっぴぃは翌年3月31日で満1歳になりました。

その法律の展開から現在の日本の就学年齢は
4月2日生まれ~翌年4月1日生まれまでが1学年というくくりになります。

ということで幼稚園の入園の時から思いっきりの早生まれグループに
入り、その後の集団生活で思いっきり不幸(?)に見舞われる運命と
なったのでした。

いつでも何をやっても一番最後・・。
しょうがないですよね、同じクラスのxxちゃんは4月5日生まれ、一年も早く
生まれているんだもんね~なんて会話がほとんど毎日でした・・。

でもなぜか自分を表現する力だけは人一倍優れていたように思いますし、
幼稚園の先生方からもそのように評価をいただいていました。

小学校に入学し、やはり周りとの差は一段と明確にでるように
なってしまいました。
本人も一生懸命努力しているのですが、なかなかその差は埋まりません。
そのうちにゆっぴぃのよさである型にはまらない自由な表現力が
ちいさく、目立たなくなっていくような不安がでてきました。

そんな思考錯誤の4月からの生活。
その中での私の乳がん罹患。
毎日わやくちゃでした・・・。

今週月曜日、2学期のWrap-upを担任の先生から受けてきました。
1学期に比べて、本当にお兄さんになりました、かなりの成長を
していますよ、と慰めていただけた(?)ことがかなりの
救いでした~。

明日が終了式、そして冬休み。ゆっぴぃは学童に入っていないため、
長期休暇中の保育がありません・・・。
来週は夫と私が交代で仕事を休んで、思いっきり遊んであげる・・つもり。

私の体調が激変しなければ~、ですが。

タキソテール1回目

2008-12-18 18:42:54 | 化学療法
11時まで仕事をして、タクシーで病院へ。
11時半の予約でしたが、呼ばれたのは12時。
タクシーで来る必要なかったかも・・。

主治医に化学療法の治療同意書を提出して、外科治療室へどうぞ、
と看護師さんに言われたけど、外科治療室ってどこ?聞いてません・・。

本当にこの病院の外科は、看護師というより事務員、あるいは
医者のアシスタントって感じです。看護師の資格、なくてもやれるんじゃ
ないでしょうか、ってレベルの仕事ぶりです。
ナイチンゲールの精神は、まったく見受けられないドライさです。


廊下で待っていれば誰か案内に来てくれるのかな、ってぼ~と5分ほど
待ちましたが誰も来てくれないので、外科処置室に入って看護師さんに
声をかけました。

で、やっと外科治療室の場所を教えてもらい、中へ。

ドアを開けたとたん、薬のにおいにむせ返りそう・・・。

10人くらいの患者さんがリクライニングチェアで点滴を受けています。

今満員なので、少し外でお待ちください、との事。

結局中に案内されたのは12時30分。

点滴の針は割とスムーズに入れていただけました。点滴開始後、薬剤師さんから
薬と副作用の説明を受け、その後約1時間半。
椅子をリクライニングにして、ぐっすり眠りました。

特に身体の異常は今のところありません。

帰りに病院近くのCAFEで遅い昼食を取り、高島屋に移動して、
脱毛に備えて帽子を2つ、適当に選んで買いました。

明日は社用で日本橋に行かなくてはなりません。
多分この調子だと問題なく出社できそうです。


ゆっぴぃはというと学校の行事で、八王子にある修道院を訪問して、
シスターたちとクリスマス会をすることになっています。
4時に学校に戻るので、お迎えに行きます。
副作用は2~5日後くらいにでるらしいので、多分明日は普通に生活
できそうな感じです。

土日はゆっくりさせてもらいます~。

明日から化学療法

2008-12-17 20:52:30 | 化学療法
2008年9月29日に乳がんのため、右乳房を1/4切除しました。
ステージ2、悪性度3、ホルモン受容体ERのみ弱陽性、HER-2陰性。
再発リスクが高いということで、全8クールの抗がん剤治療を
受けることになりました。

術前には、ステージ1、悪性度1で早期グループといわれていたので、
この結果はかなりショックでした。

ゆっぴぃの育児や始めたばかりの仕事をどうしたらいいか・・・。

少しでも情報が欲しくて毎晩、ネットで乳がん関連のサイトやブログを
検索。そして同じ病と闘いながら前向きに治療をしていらっしゃる方々の
存在に励まされてきました。

私も一人で立ち向かうには少し心細い。

なのでブログを立ち上げることにしました。
闘病中のことや、一人息子ゆっぴぃの事などをつづっていくつもりです。

どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

2008-12-17 18:31:34 | プロフィール
はじめまして。

さあやと申します。
41歳で出産した長男(ゆっぴぃ)、そして6歳年上の夫と3人暮らし。

4月にゆっぴぃが小学校に入学し、6月から社会復帰した矢先、私の
乳がんが発覚。
9月に手術、11月に放射線療法を経て、明日から6ヶ月間の
抗がん剤治療に入ります。

病気になった私の気持ち、子どものことなどを記録していこうと
思っています。

今日は明日からの治療に備えて髪をカットしてきました。

つらい副作用にくじけそうになるかも知れませんが、
ゆっぴぃのためにも元気な私に戻れるように、がんばります~