みのむしゆっぴぃとおかあさん♪

乳がん治療と子育て、仕事についての日記です。

お付き合い

2009-05-27 19:29:05 | Weblog
もともと人付き合いは苦手な性分。
年齢的なギャップもあってゆっぴぃの幼稚園時代は
結構ママ友とのお付き合いが苦痛だった。

イヤだったら付き合わなければいいのだけれど、幼稚園時代は
親のお付き合い=子どもの遊び
という傾向があって、どうしてもゆっぴぃが仲間はずれにされてしまうのが
怖くてぎりぎりのお付き合いはしていました。

小学校にはいり、私もお勤めをし出したので、
多少親のつながり(お付き合い)は減りましたが、
減った分、なるべくいい関係を保ち、そこそこ楽しんでいきたいなぁ、と
私なりに思っていました。

幸いにも2,3人の心許せる(?)相手とめぐり合え、
ゆっぴぃの1年生の間はいい関係でいられるなぁ、と喜んでいたものです。

で、去年9月の乳癌の発覚後、病気のことはその方々には
カミングアウトしていました。ゆっぴぃの学校のこととかも
サポートが必要だったので、最初援助の手を差し伸べていただいて
とても感謝したものです。
抗がん剤治療が始まり、最初の頃はよく、「お加減いかがですか?」
「何かお手伝いしましょうか?」「大変な時はお弁当を作ってゆっぴぃの
分を持たせましょうか?」等々、いろいろ声もかけていただいて・・・。

でも何かボタンの掛け違いが発生してしまったようで・・・。

2年生になってから、私も治療がつらく、全然お付き合いまで
気が回らず、また相手の方々からも声がかからなくなりました。

で、今回、重い腰を上げて、「抗がん剤治療が終わったこと、まだ副作用で
つらいこと、治療中のお心遣いに対するお礼」等々をメールで2名のお友達に
送りました。

かえってきたのはとても冷たいメール。1名の方からはNo-Reply。
「それはそれは大変でしたね。」


何か私、相手を傷つけるようなこと、言ってしまったのかなぁ。
それとも単に私の病気の話題が重かったのかなぁ。


やっぱりお付き合いは難しい、と痛感しました。

最終回の副作用

2009-05-24 20:23:11 | 化学療法
じみ~にやられています。
いつもどおり、投与当日、翌日までは元気で、金曜日の夜から
悪化。今回が一番つらかったです。
通常なら日曜日の夜あたりから食事もおいしくいただけるのに、
今回は味覚がバカになっていて、何もかもマズイ・・・。

そんな私をよそに夫は、「いや~終わってよかったよかった♪」と
もろ手を挙げて喜んでくれています。
今晩の夕食は鯛。

やっぱりまずくて食べられない~。
でも夫はうまい、うまい♪を連発。

ああああ。
おなか空いているのに、食べると気持ち悪いし・・・。

明日には、直っていますように・・・。

抗癌剤終了~

2009-05-22 11:48:21 | 化学療法
昨日で全8回の抗癌剤治療が終了しました。

で、今後の治療はまだ未定。
たぶん、主治医は何も考えていなかったんだと思う・・。

今回白血球が3000で低めだったので、来週木曜日に
血液検査があります。その日に相談しましょう、とのことでしたが、
たぶん、来週もまた何も考えていないような・・・。


私の病院を見ていると
標準治療が少ない、と改めて感じます。

まず、アンスラサイクリン系の薬を使っている人がほとんどいません。
例の赤いやつ、私以外で過去8回で1,2人見かけただけです。

そこから推察すると、
 - タキサン系の薬と経口の抗癌剤の組み合わせの治療
 - 再発後の緩めの抗癌剤

の治療が多いようです。

初発だと多少ステージが高め、多少のリンパ節転移があっても
ホルモン治療が可能であれば、ホルモン治療のみ、という方も
よく効きます。

私と同時期に手術を受けられた方も
腫瘍サイズは3cm以上あったけど、
リンパ節転移なしという病理結果で
ホルモン治療のみでした。


私も最初経口の抗癌剤+ウィークリータキソールの治療を薦められました。


折角抗癌剤が終了しても、
今度はホルモン治療をどうするのか、まったく提案がないので
モンモンです。

さてさて、またまた私が自分の主治医となって
情報収集と行かなくては、でしょうか・・・。

でも、

それよりも、
今はこれからの身体の回復をはかりたい!
軽いエクササイズとかスイミングとか・・。

晴れて治療が一段落したのだから
もう少しスカッとしたいところです。

まあ、来週木曜日が終わってから、って感じでしょうか。

副作用、今回はまったくナシです。

今後の治療

2009-05-14 14:07:35 | 化学療法
抗癌剤治療も7クールを終え、後1回・・・。

今はまた落ち着いた日々に戻っています。
なんか、6回目7回目にいたってはまったく4,5回目と同じで、
もう振り返る気も起きない、という状態です。


抗癌剤のことを書こうと思うだけで「うぇ~」なので・・・。


今後の治療に関しては、主治医からはまったく話しがありません。
ちょこっと「癌ワクチン」のことを聞いてみたら

「あんなの効かない、効かない。僕の家族だったら絶対やらせないよ、
お金の無駄!」

と、予想通り、一笑にふされました。


そして、昨日、横浜にある免疫療法クリニックの無料相談に
いってきました。
やはり再発前なら「自家癌ワクチン」がお勧めですとのこと。

確かに他の免疫療法は延々と治療が続くので
いくらお金があっても足りません。
それに比べて「自家癌ワクチン」は効くか効かないか
わからないけど、1回ぽっきり(1クール)で終了します。

でもね~。
データがなさすぎなんです。
わずか全癌で700例くらいしか実施されていなくて、
乳癌に関してはその中のほんの100例くらいしか・・。

ソフトクライテリアで約40%程度の有効率。

クリニックの医師いわく、肝臓がんでははっきりした効果が
データであがっていますから、乳癌であっても同じはずです、
あなたが乳癌の有効症例のデータになれると信じましょう!

そうなんですけどね。
まだ思案中です。

どちらにしても「免疫療法」なんだから
「癌ワクチン」に限らず自分の「免疫力」を高める
方法を選べばいいはず。
漢方のことなんかもこれから調べて比較検討してみようかと
思います。



そうそう、髪の毛、白髪優勢のままちょびちょびしています。
最近下の階に住む小学校1年生の男の子が、ゆっぴぃと遊ぶように
なりました。
で、彼、いきなり我が家に侵入してくるんです。

ピンポーンとかこんにちは~とか玄関で言わず、

キッチンにいるといきなり後ろに立ってたり・・・。

見られてしまいました~。
つるっぱげ。

まん丸の目をして、
「どうしたの~???」

どうしたの~じゃなくって!
いきなり人のうちにあがってこないでよ~!

まいりました

千葉敦子さんへ

2009-05-07 17:11:37 | 化学療法
彼女の著書とであったのは私がまだ25,6歳の頃だった。
もともとドキュメンタリー的な本が好きだったのと、
当時バブル前の「キャリアウーマン」志向の波に乗って
興味を持ったのでした。

まさか20数年後自分も彼女と同じ病気を罹患しようとは
思いもよらず・・・。

また彼女はちょうど私と同時期に西麻布に住んでいたようです。
もしかしたらひよっこOLだった私は彼女とどこかですれ違っていたかも・・。

ステージ1、リンパ転移なしにも関わらず3年後に再発。
ニューヨークに移り住んでからさらに再再発。
その後、今では標準治療となった化学療法を受けられるが、
1年後に永眠されました。
時代の先端を歩き、女性たちに真の自立を
解いた彼女の歳を私は追い越し、彼女のことなんかすっかり
忘れていました。

実家に置き去りにしていた彼女の著書全部を読み返しました。
若く夢と希望にあふれていた私が彼女の考えに同調したり、違和感を感じたり
したことが思い出され、乳癌のことだけでなく、女性としての生き方なんかも
改めて考えさせられました。

千葉さんの時代から4半世紀過ぎているのに、
女性の生き方は本質的には変わっていないように思います。

もちろん、選択肢はたくさん増えました。
女性雇用機会均等法、労働法なんかもかなり変わって、
彼女の時代よりは働く女性がいきやすくなっているとは思います。

でも変わらないのは女性のこころ、と思います。

やっぱり千葉さんのように男性に寄りかからず対等のパートナーシップを
持って自立して生きる、という道を選択するかしないか、なんだと思います。
家庭に入り、子どもや夫の世話をし、
人からかわいがられ、一生を過ごすことを良しとしたり、
あるいは家庭に入らず、キャリアも求めず、自分のやりたいことを最優先に
する(できる)事に価値を見出す独身女性もいます。

今の時代であっても千葉敦子さんは少数派なんだろうな・・。

で、きっと世の中のあらゆることに異論を唱えたり怒ったり、
なさるんだろうな。

25年前、あなたが必要を提示した医療者のインフォームドコンセント、
セカンドオピニオンはもう世の中では普通のことになったかに
見えます。

でも、そうじゃないと思う。
だれでもその言葉は知っているけど、
真のインフォームドコンセントを受けている患者さんがどれだけ
いるのでしょうか。
自分が投与されている抗がん剤の名前すら知らない方が
大多数ではないでしょうか。(私の病院では残念ながらそうみたいです)

そして、セカンドオピニオンを正しく活用できている患者さんも
またどれだけいるのでしょうか・・・。

彼女が生きていたら・・・どんな言葉で現代を批評されたかな・・。



ちなみに千葉さんは原発の乳癌手術後、経口の抗がん剤および
ホルモン剤を1年間服用されたようです。
後にニューヨークに移ってから自分がホルモン受容性マイナスの
癌だったとしって、非常に日本の医師に対して憤慨されていました。

医師に確認したところ、病理でホルモン受容性を調べていなかったとの
返事だったそうです。

さすがに今はそういう事はないですね。

今、でよかった、と思うべき・・・。