トロッコさんの読み語り、6年生は「ええことするのはええもんや!」という本を読んでもらいました。
電動車いすのバッテリーが切れて困っていたおじさんに出会ったマナブが、軽い気持ちで「押したげよう」としたことがこのお話のスタートです。
すると、出会う人出会う人が、やたらほめてくれるではありませんか。そして、マナブは、自分のしている行為が「ボランティア」というものであると知ります。
ここまでならよいのですが、マナブの頭の中では、「ボランティアをしている自分をみんなにほめてもらいたい」という思いがどんどん膨らんでいきます。「みんな、がんばっているぼくを見てや!ほめてや!」「手伝いなんかいらん。ボランティアしてほめられるのはぼくだけでいい。」・・・そう、この時点でマナブはかなりウザい少年になってしまいます。承認欲求のかたまりです。本来、ボランティアってそういうものじゃないのに。
いったいこのお話はどう着地するんだろう。マナブは、このままいやな人間になっていくのでは? もしかして、この本の作者さんは、ボランティアという行為を勘違いしておられるのでは? なんて本気で心配になりませんか? 続きはぜひ、本を読んで確かめてください。
さて、この時間の直前まで、6年生たちはマーチングの自主練習に取り組んでいました。よくがんばる子どもたちです。
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