もう家に戻ってくることはないだろう。
契約していた緩和ケア病棟に本日午後入院した。
がんは最期は食べられなくなり、
一気に悪くなり亡くなるものと聞いていたが、
食べられなくなり、おむつになっても、
24時間介護サービスを入れる等すれば、
最期の数日前までは家で看取ると思っていた。
…昨日までは。
昨日の昼前から、突然、激しく吐き始めて、
それ以降何も食べていないのに、
(今日聞いた話によると)胆汁を吐き続け、
昨夜はまんじりともせず、
今日、訪問医に電話をしたら、午前中に行くと。
昼前に、訪問医と、同じ病院の医師がふたりで来て、
一通り診察し、点滴を入れたり、鼻に管を入れたり、
初めておむつもし、訪問看護の緊急訪問も頼み、
正月3が日明けに回復しなければ入院するという
話もしたが、結局、これらをすべて私ひとりで
ケアするのは無理と訪問医が判断し、即入院となった。
救急車要請。
病院に到着し、血液検査、CT検査、レントゲン検査、
その間ずっと待たされ、入院の手続きの説明も長く、
待ち時間も多く、急な入院だったので何も用意せず、
仕方なくレンタルを今日から申し込み、
特別個室なんぞに入れられ(PCR検査の結果が出る3日後に
大部屋に移してくれるよう話をした、経済的に無理と)、
明日、いろいろ揃えてまた行きます。
訪問医が来たのが11時半で、入院先から出たのが18時半、
お昼も抜き、神経使い、行き倒れそうな程疲れているので、
詳細は追々と書きます。
あ、母は、余命1ヶ月から2ヶ月、長くても3ヶ月と、
訪問医と緩和ケア医の見立ては同じでした。
あと初めて会った緩和ケア病棟医師が、
検査からずっと担当し全て説明してくれたのだが、
初めの方でいきなり、
「看護師さんですか」
と聞かれ、
「いえ、普通の会社員です」
と言うと、
「いろいろ知っていそうだから」
「私自身が大病しているので、いろいろ調べましたが」
と説明したが、看護師に見えるらしい…