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覚書あれこれ

かつて見た映画、かつてやったマイナーゲームなどの覚書と単発ラクガキなどなど

独断と偏見で

2009年06月02日 | タワゴトと萌え語り


※この記事は全ての個人・団体、また実在する公的機関(国家社会)とは一切関係ありません。加えて、それらに対するなんの意図も含みません。…とはいえ、ものがアレだけに、反転しときまっす!
何を読んでも腹を立てない、と約束できる豪の者は先に進んでみてください。それで万が一腹を立てても責任は負いませんヨ。(1週間くらい経って気が済んだら記事下げますんで、ご安心を)

ノンストップおーさかさん

ある日の洗濯物を畳みながらの姉妹の会話より

ワタシ「あんな。BLってな、折々につけアンソロジー出しよるねんけどな。例えば年下攻め特集とか。へたれ攻め特集とか」
妹「へー」
ワタシ「本屋で見たことある?」
妹「ないよ」(※妹はノーマルな一般人である)
ワタシ「今回某国擬人化サイトの人気にあやかってか、ニッポ◎擬人化アンソロジーって出ててん」
妹「ふーん。買ったン?」
ワタシ「ううん。買ってへん。だって、表紙のおおさかがッ!イメージとちゃうかってんもん!!!!
妹「そうなん(この時点では妹、適当に聞き流してます)」
ワタシ「多分な、左側のエリート然とした、スーツ、オールバック、切れ長の目のやり手そうな、眼鏡きらーん、て感じの兄さんがとうきょうさんやと思うねん。でな、右側のおおさかさんはな」
妹「ふんふん」
ワタシ「茶パツでちょっと髪の毛長めで、ジャニーズ系のいかにも受け受けしいカワイイ男の子やねん。阪神の法被着てて、たこ焼き持ってたからおおさかさんで間違いないと思う」
妹「えーー!!違うよ、それはおおさかさんやないよ!(妹、徐々にヒートアップ)」
ワタシ「(同意を得て勢い付く)せやろ!違うねん!!その右の人はどっちかというとかながわくんや!」
妹「そうそう!!そんな感じや!」
(すごい適当なこと言ってます。神奈川の人ご気分を害されたらごめんなさい!!でも、しゅっとした垢抜けたイメージがあるんですよう。)
妹「おおさかさんはもっとコテコテな泥臭い感じで」
ワタシ「背は高くて、黒髪、短髪、男前」
妹「そうそう!がっしりしてて」
ワタシ「まゆげも濃い目やで」
妹「もみ上げとかあって!」

ふたり「(見詰め合って)あたしら、めちゃめちゃ意見一緒やな!姉妹みたい!
※実際に姉妹である。

妹「とうきょうさんも、そんな意地悪そうなエリートってかんじやないなあ」
ワタシ「クールなエリートっぽくはあるけど、実はいい人やと思うねんけど。知事は感じ悪いけどな」
妹「眼鏡もないと思うな」
ワタシ「わたしはあってもいいかな」(←どっちでもイイよ)
妹「でもって、絶対一人っ子やで。甘やかされて大事に育てられてるボンボンや!」
ワタシ「あはは、そうかもな。でも、実際一番怖い実力者はきょうとさん。これは譲られへんで」
妹「そうやな…。あたりはソフトやねんけどな…(何か心当たりのあるような表情)」

※嘘です、きょうと、大好きです。きょうと世界一―!

ワタシ「でもって、ぼんぼんといえば、ならさんは自己主張ははげしくないけど、その実誰より血統のいいおぼっちゃんやねん」
妹「なるほど!」
ワタシ「絵はヘタやけど(せんとくんはいつ見てもびみょう…)」


ここで、洗濯物を畳み終えた二人は、一度それぞれの部屋へ戻りましたが…

(妹の部屋をノックするわし)
ワタシ「なあ、後一つ聞いて」
妹「なに」
ワタシ「こうべくんは、何でもそつなくこなす、出来のいい後輩やねん。おおさかさんはそんなこうべくんがちょっと鼻につくと思ってんねん」
妹「…それが言いたかったン?(気の毒な人を見る目で)」
ワタシ「うん(スッキリ)」


妹の同意を得たので嬉しくなって描いてみました。妹とわたしの考えるところのおおさかさん。

押しが強くて率直で個人主義で、一見馬鹿に見えるけど、ホントは繊細で照れ屋で、情に篤くて、大げさな言動や悪ふざけも、相手を気遣っての計算だったりする、実はいい人。けど、一見裏表なく話しているようでその実相手の反応を冷静に図っていたりする面も併せ持ってます。あくまで根はいい人ですが。
個人的には総受けで全然かまいません。
本人は攻める気満々ですが、きょうとさんとこうべ君にはかくじつに狙われてます。


とうきょうさん

クールでやり手だけど、根っこのところでは真面目ないい人だったりする。迷子の子供がいたら、一度素通りした後、しばらくしてやっぱり気になって戻ってきて親身になって親を探してあげたり。ただ、普段周りに合わせてもらうことに慣れている為、時々無意識におおさかさんの神経を逆なでしたりはしてそうです。


きょうとさん

外面の良さは世界一。その実、内心で何を考えているかは分かったものじゃありません。が、そもそもそんな内心は決して他人に見せないため、大体の人は、きょうとさんはやさしい穏やかな人だと思ってます(ガクブル)。おそらく、誰より腹黒くなる事が出来(腹黒いわけではない、なることが出来るというだけだ)、馴れ馴れしい他人には誰より厳しく、常人のけして真似できないエベレスト並みの高いプライドをもち、その分なかなか打ち解けてくれない(打ち解けたら打ち解けたで毒舌がすごい)、それがきょうとさん。

※嘘です、きょうとさんはいいひとです。きょうと世界一―!

観光を前面に押し出しているため、常に和服。調和を乱す色も使えないため、コーディネイトにはいつも気を使う。建築物の高さ制限もあるため、帽子もNG。


こうべくん

株式会社こうべの異名をもつ政令指定都市。なんでもそつなくこなす。おおさかさんの有能すぎる後輩。外国語も何カ国も出来、見た目もスマートで、さわやかで、印象も良く、クレバーで、おまけに血統もいい(結構由緒正しいんですよ、この港)。
そんな欠点のあまりないこうべくんをおおさかさんは「けっ、感じ悪いのう」と思っていること請け合い。こうべくんの方は、普段はおおさかさんと一括りにされると嫌がるクセに「一緒にしないで下さい。彼と俺は全く違います」、遠方の誰かがおおさかさんを批判するとかばう。
それは愛ニャ!(何故猫語尾…)


ならくん
のんびりしたいい人。前述のとおり、あまり自分を前面に押し出すような人ではないが、その実とても血統のいいお貴族さまである。
来年は平城遷都1300年祭が開催されます。是非行きましょう!
(男性でも女性でもいいなあと思いながら描いたら半端になってしまった。…お姉さんでもいいよなあ)


わかやまくん
彼に対してもとても男っぽい、頼りになるイメージがあります。わかやま大好きだ―!トルコとも仲いいし!おおさかさんより朴訥な感じで、やはりがっしりした上背のあるハンサム希望。結構独立独歩なイメージも。
おおさかさんとは何気に系統的に近いイメージがあります。少なくともきょうとさんとよりは。おおさかさんの幼馴染みで仲がいいわけじゃないけど昔からお互いを知ってる、て感じがします。

しがくん
基本真面目、でも、意外としたたか、なイメージがあります。琵琶湖があるので、やはりここは眼鏡着用か。きょうとに次いで古都イメージも強し。わかやまくんがおおさかさん寄りなのに比べて、しがくんはきょうとさん寄りな気がする。


ひょうごさん
こうべくんの大家さん。色んな面があるため(地方によって特色が全く違う)総じてイメージがつかみにくい。ために、ぼんやりしたイメージしかない。けっこう背が高そう。

※なら、わかやま、しが、ひょうごの4人はいずれも「関西の2府4県って、後一つどこだっけ?」と言われた経験があるはず。…あるって言って!でないと実際言われたことのあるアタシがかわいそう過ぎる~~!!

あまり遠方の地は情報不足で思い浮かべられないので、ワタシの妄想の範囲はこんなもんです。

あー、スッキリした!


※こんな記事を描いたからには、例のニッポン擬人化アンソロを買わねばならんかと思って本屋に行ったら「ただ今売り切れ中です。姉妹店から取寄せますので、ご入用の方は店員にお申し付けください」などと書いてありました。。。人気あるんだ……


ホメロス礼讃!

2009年04月05日 | タワゴトと萌え語り

すみません、最初に謝ります。
定期的にホメロス大先生(※ホメロス問題は一時おいておく)に対する愛を語らないと気がすまない
気持ち悪い見習いです、皆さんお元気ですか(黙れ

自分でもあまりにも気持ち悪いので小さい字で書いときます。

最近つくづく自分はホメロス大先生色に染まってるなと思ったもので。
発端は、某ト委員会の『怒らせたら怖いキャラ投票』なのです。
冷静に考えると、そりゃ一番怒らせてまずいのは一番の実力者ゼウスでしょう。
ヘラ様とアテナ様も怒りが激烈なだけにものすごい怖い。
でもオデュッセウスが思ったより伸びてたのがビックリしたのですよ。
で、冷静になってから、ビックリした自分にビックリした
一般的な印象では奴はかなり黒いし狡賢く卑怯でそのくせ小物です。
浮気するしな。さっさと家に帰れ。ほんまええ加減にせえよ。
要するに、一般イメージから行けば、奴はその当時一般的に正義と考えられた事柄
(=復讐しても仕方ないと考えられる理由)とは違った利己的な理由で腹を立て、
しかも一度復讐すると決めたら確実に相手の息の根を止める周到な策を張り巡らせそうなのです。

にも関らず、ワタシ、あのイタケ人に対しては素で

「確かに怒らせたら怖いだろうけど、めったにキレない人なんだから
それでも怒ったってことは確実に怒らせた奴の方が悪いよ」

などと思ってしまったわけです。
その思い込みの根拠がおそらくホメロス大先生の『イーリアス』『オデュッセイア』の2大叙事詩にあるんだろうなと。
最初に読んだギリシア神話がこれだったもん、こればっかりは仕方ない。

特に『オデュッセイア』では、『深謀遠慮に長けたオデュッセウス』って形容
詞より
『堅忍不抜のオデュッセウス』って叙述の方が多い気がするんだ。
頭の良さより何より忍耐強さが強調されているというか。
そらまあ全体的に『オデュッセイア』はオデュッセウスの数々の苦難の話なので
、我慢する場面が多くなるのは致し方ないんですが。
我慢強いと聞くと、普通は痛みに対してとかストレスに対して文句を言わないといった印象を受けると思うのですが、
『オデュッセイア』での主人公の我慢強さ
は、何より怒りを抑えることに対して使われてる気がするんです。
元々あのイタケ人、自信家で気が強くてけっこう小さいことでイラッとしてる場面が多々あるので、
けっして怒りを感じない穏やかな人柄なわけではないと思うんです。
が、我慢強さをこうも称えられている。
その所以は結局奴の頭の良さに行き着くんだと思う。
要するに感情のままにキレたらその後何が起こるか正確に予想できてしまうから
、キレられないんですよ。
溢れる理性がキレさせてくれない。
(=なのでストレスばかり溜まる。ほんと、『オデュッセイア』の8割はそんな場面ばかりで
読者も主人公といっしょにストレスが溜まりますヨ)。
『イーリアス』『オデュッセウス』におけるオデュッセウスの賢さというのは、つまりそういうことなのだろうなあと。
難しい理論を理解できるとか、公式がひらめくといった物理的な頭のよさよりも
(いやまあ、そういう意味でも頭は良かったろうけど)
いかに広い視野で全体を見渡し、何が正しいかを正しく判断できるかといった方向に賢明なのだと思います。

や、まあイタケ人の話はいい。

つまり、これほど力を入れて語ってしまうほど、わたしはホメロス大先生の描く世界にどっぷり染められている、
と言いたいのです。

ワタシの中では

ホメロスの二大叙事詩>他の古代ギリシアの文献>>越えられない壁>>>>>>キリスト教時代に入ってからの文献


となっているのです。
ワタシ、他のギリシア神話の文献ももちろん好きだけど、絶対根っこにはホメロスがあって、どうしてもそれを手放せないの。
ホメロスの描くあの世界が好きなのよ。
文学作品としての『イーリアス』と『オデュッセイア』が好きなの。
(いやまあ一般のギリシア神話だってその底にはヘシオドスとかオウィディウスの著作や各種悲劇といった原典があるんだから
厳密には誰だって知らないうちにオウィディウス信者だったりヘシオドスの価値観にいつのまにか染められてたりするのかもしれんが)

思うに、日本史の中の例えばそうね、実際の武田信玄が好きってより
コーエ●の『戦国無●』の信玄たまが好き、みたいな、そんな感じだと思うんです。
『BASAR●』はそれはそれで好きだし佐助とザビーに関しては明確に『BASA●A』万歳!ですが
やっぱおやかたさまとみっちゃんは『無双』かな(どうでもいい)。
イベントにサークル参加したとしたら、歴史のコーナーじゃなくて確実にゲームのコーナーに位置ですよ。
(マニアックな例えですネ☆)
なので、他の文献に対するウェイトがかなり軽くなっちゃってます。
時々華麗にスルーしたりもしてます。
色々と一般イメージと乖離してる部分だってあるんですが

ホント御免(誰にあやまっとるんだ)!

特にアテナ様あたりについて謝りたい。
でもアレはわたしの妄想ばかりでなく、最初に読んだ『イーリアス』があんな感じだったんだよー
(こともあろうにホメロス大先生に責任転嫁)。
ゼウスが黒いのも全部ホメロス大先生のせいなんだよー(更に)。
※ちなみにヘルメスがああなのは同時期に読んだ呉先生の「ギリシア神話」のイメージなので
ホメロス大先生のせいではありません。

(いや、今回心の師匠K様の小ネタに何か挿絵でも付けさせていただこうかと思ったんですが、
さすがにアテナのシーンであのアテナを描いてはまずいかなと思ったのも、
ホメロス先生に毒されてるなあと思った一因なのです

K様のアテナ様はデザインを変えて描いてみようかなと思ってます。
一度描いてみたかった憧れの白いアテナ様(当然クールビューティー)を今ここで!)

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最近のタワゴト2009.4

2009年04月04日 | タワゴトと萌え語り

●歌詞

言葉に対する感性が貧相なことこの上ない残念な仕上がりのわたくしではありますが、時々、「おっ、この文句素敵☆」と思うことはあります。

(どうでもいいが「これは使える!」と思った二大名言は、再三申しております通り
1つ:「今はその時ではない」C・ラファエル・カストール『大航海時代4』
2つ:「だが、そのていどですんだだけでも幸いだと思わなければ。」C・上級天使『バロック』
です。色んな場面でリーズナブルに使えちゃうんだぜ!)

ていうか、最近偶然ネット上で拾った葛生千夏さんの歌の歌詞で萌えたというだけなんですが。

(君は葛生千夏を知っているだろうか!説明しよう。ご自分で音楽活動を営んでおられる傍らゲームミュージックも手がけておられた女性アーティストだ。某有名乙女ゲー『アンジェ●ーク』の音楽を手がけておられたと聞けば思い当たる方もいらっしゃるのでは(ジュリアス様のお部屋の音楽など個人的にとても葛生さんらしいと思います)。だが、わたしが葛生千夏さんの音楽と出会ったのは『アンジェ●ーク』以前、『三剣物語』のサントラだった。ちなみにこのCD、葛生さんの他にもザバダックなんかも参加しているとてもサントラとは思えない豪華な一枚なんだぞう!その冒頭1曲めで早くも魅了された単純なわたしはその足で中古CDショップに走り、度重なる幸運の末インディーズで発売されて入手が大変難しい(というのは後で知った)葛生さんの2枚のCDをゲットしたのである。1st『THE CITY IN THE SEA』、2nd『THE LADY OF SHALOTT』だ。これがまたテニスンやシェイクスピアのソネット、エドガー・アラン・ポーの詩に葛生さん独特の曲をつけた風変わりなCDで、おかげさまで未だに「The Lady of Shalott」の冒頭他いくつか詩を覚えてます。歌っちゃうから朗読は出来ないけど)

備忘のためにその歌詞をメモ

If you think you don't have how 'bout me?
(やったことないけど『ダークシール』というゲームの『
Overcome Your Despairs』という歌の歌詞だそうです。C・葛生千夏)

直前に、ごくごく真面目でいかにもこういった曲にありがちな「絶望も、友達と一緒に乗り越えよう」てな感じの歌詞があり、その後にこのフレーズが続いています。

「もし誰もいないならぼくなんてどうだい?(意訳)」

OH!カワイイ!!直前まで「このくっさい歌詞はなんやねん臭ってきそうや」、などと思わせといて、なんというお茶目な口説き文句(口説き文句違う)!!

一緒に拾った『ダークシール』のも一つの曲『The Sword of Delight』という曲も葛生さんには珍しいポップなナンバーでとても良かったです。現在活動を休止されてる方なので新たな曲が拾えるととても嬉しいの!(←2枚のアルバムの他に『グラン・ローヴァ』も『ファンタズマゴリア』も持ってるフェチ)

嬉しいついでに、葛生さんのほかにも、これまでの人生の中で心に残ったフレーズなど書き出してみたいと思います。

●プレヴェールの詩の内二つ。

一つ目:王様とロバとわたし

「王様とロバとわたし
明日はみんな死ぬ
王様は退屈で
ロバは空腹で
わたしは恋で

時は五月!」

素敵じゃない!


二つ目:夜のパリ

「三本のマッチを1本ずつ擦る
夜の中
1本目で君の顔を一度に見る
2本目で君の目を
3本目で君の唇を
残りの暗闇で今の全てを思い出す
君を抱きしめながら」

おフラーンス!万歳!


●ハンプティ・ダンプティの谷川俊太郎さんの訳(講談社の文庫のしおりに書いてあるやつ)

「ハンプティ・ダンプティ塀に座った
ハンプティ・ダンプティ転がり落ちた
王様のお馬をみんな集めても
王様の家来をみんな集めても
ハンプティはもとには戻らない」

もどらないんだ…

●CARMINA BURANAの『O Fortuna』の呉先生の訳 特に最後の

mecum omnes plangite !」を「皆さんもわたしと一緒に嘆いてください」

と訳してあるのにはクラクラしました。大体が他の人の訳だと「衆人もわたしと一緒に嘆くがいい」的な日本語になるんですが、そんな中唯一丁寧語で訳してある呉先生の日本語訳は何か胸にキュンと来た(なんで!?)。

●葛生千夏さんの『ポピュラスのテーマ』の冒頭

「No one did this, so you shall do this(誰もかつて為したことがなかった。だからお前が為すがいい)」

まるでアテナ様の台詞のようです。

●これまた葛生さんの曲『A Recent Letter2』の冒頭

「If you’ve decided to ruin our land,
Do it now with your own hands.
If my candle should be blown off,
May it be with your own sigh」

これもなんか好き!

●オマケで、昔の誰やらの作った「鴫たつ沢の秋の夕暮れ」という短歌も好きだったなあ。なんか、秋の穏やかな夕暮れの景色の中わーっと鴫がいっせいに飛び立つ様子が目の前に見えそうでさ。
後,、ドラマ『射雕英雄伝』の主題歌も好きだったなあ、雄大で。特にタイトルにもなってる

「天地都在我心中(天地は共にわたしの中にある、てな意味)」の部分が好きじゃ。

多分、日本語じゃない方が限定されてない分美しい何がしかを自分の想像で補える余地があるから三割増で素敵イメージが残るんだろうなあと思います。 

ああ、そうそう、も一つ忘れるとこでした。まどみちおの「かばのうどんこ」も妙に忘れられない一作です。
詩は覚えてないから書けませんが、確か、男の子が、友達の近藤君と喧嘩して腹いせに塀に大きく「こんどうのばか」と書くような筋なんです。その時右から自転車に乗ってきた近所のおっちゃんが「か・ば・の・う・ど・ん・こ、か。はっはっはっは」と読み上げて笑いながら通り過ぎる、というそれだけの詩なんだけど、

何これ、めっちゃカワイイやん!

あー、スッキリした!
しかし、これだけ生きてきてこれだけしか心に残ってないとは、ほんと感性ねえな…(残念!)

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更に方言話

2009年01月22日 | タワゴトと萌え語り

(日記の方で上げようと思ったのですが、書き出したらものすごーく長くなっちゃったのでまたもこちらへ。)

・ちょっと前の話
S様の日記を見た日の夕食時、G県の県庁所在地の読み方を家族に問うてみました。
「…でな、テレビで天気予報なんかでは『えばし』て発音すんねんて」
「それはなんか変やな。えばし」
えばし…。うん、変やなあ」(←とりあえず皆一度口の中で転がしてみる)
えばし………まばし!」
「まばし!」
「まばし!」
我が家では「まばし」でした。(「ま」単体の発音がダイレクトに出てます)。
ちなみに姫路は「ひめじ」(not「めじ」。「めじ」って気持ち悪いよ~)

いやあ、思わず指定のページをWikiっちゃいましたよ。
ほんまや、上州弁のところにブログで拝見したような言葉が書いてあるがな!
他県の者にはきつく聞こえるとも書いてます。…なんか、かっこいいなあ…(一体何に憧れている…)

…ついでに、自分の居住地域の方言のページも見てみた。

「~しとう」は使うな。日常使うのは「~しとん」ですが(:~している)

「~しとってなん?」も「~してはんの?」と同じ感じで使う(:~していらっしゃるのですか)

「来ない」の変化は「こえへん」やなあ。
(京都は「きいひん」大阪は「けえへん」らしい)

粗大ゴミのことは荒ゴミで通じるし、日直のことは確かに日番とも言ってました。

でもって「だぼ」はよく使います。
(最上級の罵り言葉。「あほやなあ」といった軽い使い方はなく、
心底腹が立った時のみに限られる。
「ぼ」の方にアクセントを置いて吐き捨てるように言うとなお良し◎)
最近のわたしは「だぼ」を多用しすぎだと反省しております。
いけませんよね。


あら、語彙にはアクセントの差異ほどの明確な共通語との違いはないと
思ってたけど意外にあるものなのね。以下、ふーんと思ったこと。

 

・ごうあくは、「ごうあく」だと思ってたけど「ごーわく」(業が沸く)だったらしい。
・「ちょびっと、ちょう」(:少し)も普通に使う。特に「ちょう待って!」は多用してる気がします
・「べっちょない(大丈夫だよ)」「なんどいや(何だよ!)」
「ほたら(それでは)」は自分では使わないけど、聞いたら分かる。
・「めぐ(壊れる)」はごくごく稀に使う程度だなあ。普段は壊れるを使う。
・おう!?「知らん」はめちゃめちゃ普通につかっとった!!
標準語の「知らない(否定形)」ではなく、「(かも)しれない」です。
「~しれん」と「~しらん」意識せんとまぜこぜに使ってますよ。
例:「明日雨降るかも知らんなあ。」や、「そうかもしらん。」など
・「かいや」と「やんな」も普通に使ってるなあ…
「ちゃんとせんかい!」よりは「せんかいや!」と言いたくはなる。
「こんでええんやんなぁ?」もふっつーに使ってるけど、そっか、近畿方言のうちの
更なる方言だったのか…(田舎もんです)


で、ページの最後に「話者は地域外に出た場合、通常一種の「関西弁共通語」を話すことが多く、特有の語彙を用いることは少ない」て書いてあるのですが、確かに、無意識のうちになるべく分かりやすい関西弁を話してる感じはします。
それにしても「関西弁共通語」ってなんどいやw(コアな表現を使ってみた)。

 

そうは言っても、もうお年寄りしか使わなくなってしまった言葉のなんと多いことか。残念なことです…。やはりWikiにも近年急速に近畿(西日本)方言も均質化・標準語化しているとあって、それはアクセントにまで及んでいるとの事(その事自体は知ってたけど、Wikiに乗るほど進行が進んでんのかと悲しくなった)。言語は変化するものだからある程度は仕方ないのですが、やっぱり寂しいあ…。古い方言勉強しなおそうかしら。