mimonのブログ

面白そうなので、初めてブログを立ち上げてみました。
話題は、限定しません。更新も、不定期です。

自然に湧き出してくるものですから、しかたがありませんよ

2009-11-14 15:22:19 | Weblog
新聞記事は、すぐに消えますから、部分的に引用して誤解を招くといけませんので、不本意ながら全文を引用します。
asahi.comの記事からです。

八ツ場上流、ヒ素検出を公表せず 国交省(1/2ページ)
2009年11月13日3時31分
 八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設予定地の利根川水系の吾妻川とその支流で、国土交通省が少なくとも93年以降、環境基準を超えるヒ素を毎年検出しながら、調査結果を公表していなかったことが朝日新聞社の調べでわかった。下流で取水する飲用水の水質に影響する結果ではないが、ダム建設の是非に影響しかねないとみた国交省が、データの公表を避けて計画を進めていた。
 国交省は昨年12月から政権交代直前まで、非公表の第三者機関「八ツ場ダム環境検討委員会」を設け、ダム建設が水質や自然環境に与える影響を検討。朝日新聞社は「八ツ場ダム 環境保全への取り組み」と題した報告書を入手した。非公表とされてきた水質データが記されている。
 ヒ素は自然界に広く分布し、火山の岩盤や温泉水には高濃度で含まれる。環境基本法に基づく河川の水のヒ素の環境基準は1リットル当たり0.05ミリグラムだったが、世界保健機関がヒ素の発がん性を懸念して厳格化。日本でも93年から同0.01ミリグラムに強化された。
 報告書によると、草津温泉を流れる湯川や、酸性の水質を改善するために設置された品木ダムの放水口、八ツ場ダム建設予定地から約10キロ上流の貝瀬地点では86年度以降、ヒ素濃度が高く、基準が強化された93年度以降は基準を上回っていた。08年度の平均値は湯川で基準の約100倍、品木ダムの放水口で約10倍、貝瀬地点で5倍を記録した。
 吾妻川の水質は、草津白根山系の硫黄鉱山からしみ出す水や草津温泉からの水が流入して酸性が強い。1952年に計画が浮上した八ツ場ダムも、コンクリートが溶けることを理由に一度は断念された。だが、63~65年に、強酸性を改善するための中和工場や品木ダムが造られ、湯川など上流の三つの川に石灰液を投入して中和化が進められ、八ツ場ダム計画が復活した。
八ツ場上流、ヒ素検出を公表せず 国交省(2/2ページ)
2009年11月13日3時31分
 環境省によると、環境基準は政府としての目標値で、基準を超えても国や自治体に法的な改善義務は生じないが、環境基本法は改善に努力するよう義務づけている。しかし、国交省はこうした事態を公表せず、封印していた。
 吾妻川とその支流の水は飲み水には使用されておらず、国交省は「下流に流れるにつれて他の河川と合流するなどしてヒ素は薄まる。ダムでは沈殿するため、下流の利根川での取水で健康被害の心配はない」としている。報告書を作成した環境検討委も、八ツ場ダム完成後は「(下流部での)ヒ素濃度は下がる」と予測している。
 水質調査の結果を長年、非公表としてきた理由について、国交省は「ヒ素の数値が出ると、観光や農業、漁業など流域の幅広い産業に風評被害が起きる可能性があったため」と説明する。
 環境検討委は今年3月までに3回開催され、8月には報告書を公表する予定だったが、総選挙の時期とも重なり、基準を上回るヒ素の公表が、ダム建設の是非にどのような影響を与えるかを巡って検討委や省内の調整作業が難航。4回目の開催は9月に延びたが、結局、政権交代で八ツ場ダム自体が中止の方向となり、4回目の会合は開催されていない。
 国交省は報告書の存在を認めた上で、「まだ検討段階のもので、最終結論を得たわけではない。今後、公表するかどうかは未定」としている。(津阪直樹、菅野雄介、歌野清一郎)
ダム守るダム、年10億円 八ツ場の上流に中和専用ダム(1/2ページ)
2009年11月14日5時0分
 「群馬県として確認の必要はないのか」。13日の群馬県議会決算特別委員会。八ツ場(やんば)ダムの予定地の上流で、国土交通省が環境基準を超えるヒ素を毎年検出しながら公表を避けていた問題が議題に上った。大沢正明知事は「いずれ(国交)大臣がすべて責任を持って再検証すると言っている」とかわした。
 ダムが計画されていた吾妻川流域の水質問題は、計画浮上から半世紀を過ぎても完成しない八ツ場ダムよりも、古い歴史がある。
 ヒ素だけではない。水が強い酸性なのだ。
 火山の草津白根山を水源とするため、硫黄鉱山や温泉地が多いからだ。戦前の1937年には下流の作物に被害が出て、県に「毒水」調査委員会が設置されたほどだ。
 吾妻川はかつて、「魚もすまぬ死の川」と呼ばれた。八ツ場ダム計画が地元に伝えられた52年から55年に、国はダム予定地で鋼板やコンクリートを川水に400日さらす実験をした。すると鋼板は8割、コンクリートは1割前後が溶けた。酸性ほど数値が低くなる水素イオン濃度(pH)は当時pH2~3。レモン果汁並みの「強酸性」。ダム計画は一度は消えた。
 その後、「世界初」の触れ込みで63~65年に造られたのが、酸性水をせき止める品木ダムと中和工場だ。八ツ場ダムの予定地から北西へ約10キロの山中に、緑と白の絵の具を溶かし込んだような湖面が広がる。温泉水が流れこむダム湖は「上州湯の湖」と呼ばれ、近づくと卵の腐ったような硫黄のにおいが鼻につく。
 ダム湖に注ぐ三つの河川の上流は、いずれもpH2~3。中流に設けた中和工場で石灰液を常に投入し、人工的に化学反応を起こしている。pH値を上げる代わりに鉄やアルミニウムの水酸化物ができるので、品木ダムに水をため、水酸化物を沈殿させて水と分離させている。
ダム守るダム、年10億円 八ツ場の上流に中和専用ダム(2/2ページ)
2009年11月14日5時0分
 品木ダムの目的を、国交省は「利根川水系の水質改善」と説明する。pH値は引き上げられ、多くの支流が合流するため、首都圏の飲料水を取水する下流部では水質に問題はないと国交省は強調する。
 だが、品木ダム完成とともに八ツ場ダム計画も息を吹き返した。品木ダムはいわば「ダムのためのダム」なのだ。
 一方で、沈殿物が想定を大きく上回るペースで増え続けた品木ダムは、その寿命が危ぶまれている。当初、国はダムに50年間は沈殿物をためておけると想定していたが、88年からは沈殿物や土砂をすくい出して近くの山中の処理場に廃棄している。
 年に2万6千トンを捨てても、ダム湖にはその倍のペースで沈殿物がたまり、貯水容量の8割以上を占めるほどだ。沈殿物には川の水に含まれる高濃度のヒ素などの有害物質も含まれる。沈殿物がたまり続ける以上、新たな廃棄場所を確保し続けなければならず、年約10億円の維持管理費がかかっている。
 これだけの手間にもかかわらず、品木ダムで中和化できているのは吾妻川の流量の4割。国は総事業費850億円を見込んで処理範囲を広げようとしているが、着手のめどは立たない。
 八ツ場ダムは計画浮上から半世紀以上たっても完成しなかった。そして、首都圏の水がめである利根川に流れ込む吾妻川の水質問題も、やはり未解決のままだ。(菅野雄介、歌野清一郎)

何のために取り上げて、どうしたいのか、全然わからない記事ですので、論評するのも野暮ですが、何となく行政を問い詰めようという雰囲気が見受けられます。
まず、取り上げています、吾妻川流域ですが、その源流は、言うまでもなく、「草津温泉」そのものです。
そこで「環境基準を超えるヒ素を毎年検出しながら公表を避けていた問題」は、取り上げてもしかたのない問題なのです。
どこぞの企業が基準を超える濃度の物質を排出していたりしましたら、すぐに公表して、どうにかさせなければいけませんけれども、白根山は、公表しても、たぶん官報を読んだりしませんし、もし、読んでも、改善しようという意思とか持たないでしょうし、意思があっても、思うように温泉の水質を変えるすべを持っていません。
そうして、湧き出してくる温泉の水質を変えさせることができるほど、現代の人類が持っている科学技術は、発達していません。
もちろん、最近になって、急に水質が変わって、飲用水への混入を回避するための対策が必要になるのでしたら、予算を取って、実施すべきでしょうけれども、千年とか万年とか前からそういう状態だったはずですから、何十年だか前に測定を始めたら高濃度だったとか、最近になって基準を厳しくしたら、引っかかるようになったとか、そんな、自然の中では寄生虫みたいな存在のヒトの都合に合わせて、自然は存在しませんので、単にワガママな判断に過ぎません。
要するに、公表してもしなくても、何も変わらないのですから、公表しなかったことは、問題ではありません。

asahi.comでは、八ツ場ダム計画とからめて話をしていますから、政治的な色合いが強く漂っていますけれども、品木ダムと中和工場だけの話に絞れば、人類が発祥して以来してきた、自分の都合のいいように自然に手を加えることの一環ですから、なにも咎められることはありません。
確かに、「魚もすまぬ死の川」を中和しちゃったことを「自然破壊」とは、言えます。私も調べたわけではありませんが、そういった特異な環境には、耐酸性バクテリアとかいった固有種が人類の発祥以前から棲息していることが多く、そういった種を絶滅させたであろうことは、申し訳なく思うのですが、ヒトにとっての環境の改善のために、犠牲になっていただいています。
その上で、「品木ダムと中和工場」に何の問題があるのでしょう。
飲用にも使用される、利根川の水に流れ込む水質を酸性から中和して、その副次的効果として、溶け込んでいた金属イオンの一部を沈殿させています。
その沈殿物にヒ素が含まれているというのは、その分、利根川に流れ込まなくてすんだわけですから、その水を利用している人々のリスクを若干でも低減させているわけです。「環境基準以下にならなければ意味がない」なんていう、ばかげた発言は、ご無用に願います。ヒ素なんて言う代物は、濃度を下げただけリスクも下がりますので、品木ダムのおかげで、利根川のヒ素濃度も、それなりに下がっているはずですから、そちらの水を利用している人は、ありがたがらなければいけません。

私は、普段飲んでいる水が淀川と高梁川ですので、利根川と言われても、実感がわきませんから、文章・論理に切れ味がなく、申し訳ありません。
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2 コメント

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家族を泣かすな (お前と同じクレーマー)
2009-11-15 05:47:11
お前一人の身勝手な行為で多くの人が嫌な思いをしてますよ。家族を泣かすなよバカヤロー
このままだと、後悔するよ、お前のバカな行為がWEB上に出かけてますよ。早く対応しないとお前一人の事ではすまなく成るかも。JFE関係のスレに実名で出かけてますよ・・・お前の顔写真が合成されたヌード写真も見たよ

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Unknown (mimon)
2009-11-23 23:10:02
お前と同じクレーマーさん、コメントご苦労様です。
残念ながら、なにが言いたいのか、さっぱりわかりません。そんな表現しかできないのでしたら、もう、書き込まないでください。
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