レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である。主に建築土木の分野に広く普及したが、レイバーによる犯罪も急増。
警視庁は特科車両二課パトロールレイバー中隊を新設して、これに対抗した。
通称、パトレイバーの誕生である。
そんな中、特車二課第二小隊に新型レイバー「AV98イングラム」が導入されることになり、篠原・太田両名が篠原重工八王子工場に受領しに行くと謎の婦警泉野明に出会う。そしてイングラムの実物を見に行くと、突然キャリアが動き出し工場外へ走っていった・・・。
さて、書く書くといいながら一向に書いていませんでしたが、ついにパトレイバー本編を見ての感想をだらだらと書いていこうかと思います。
さて、記念すべき第一話の冒頭はというと、
孫らしき子どもを連れたおばあさんが、とある神社で参拝をしていると突然わっしわっしと工事用レイバーが境内を歩き去って行った。
そこでおばあさんが一言、「爺さんや。えらい時代になってしもたのぅ」。
おっしゃる通りでございます。てか、このセリフがTV版パトレイバー記念すべき第一声ですよ。
しばらくすると、団地の公園に暴走レイバーがやってきた。しかし、そこに立ちはだかるのは太田が乗ったパトレイバーの姿が。
暴走レイバーの操縦者は酒に酔っているようで、指示に従う気はないようで・・・。
その後は、みなさんお察しの通り太田が恥さらしな派手な活躍で、2台共に間抜けにぶっ倒れて戦闘終了。
オイルが噴出してる中、篠原・進士は傘をさしてオイルの雨をしのいでいる。何という準備のよさ。
んで、二課に帰るとおやっさんに「全員、ランニングしてこいや」と怒られてる第二小隊の面々。そしてそれを見ている後藤隊長と南雲隊長。
どうやら新型機(イングラム)の導入が決定したらしい。
場所は八王子工場。
バスから急いで降りた婦警は、本作主人公の泉野明。
その後ろから太田のオンボロ初代パトレイバーを乗せたトレーラーが走り去った。
運転してるの太田かよ(笑)。きっと「オトシマエは自分でつけろ」って榊さんに言われたんだろうな。
早速、「派手にやりましたね。」と率直な感想を言う実山さん。香貫花よりもおたけさんよりも最初に出て、おまけに台詞つきとは・・・。じっちゃんやるね。
修理はできるが、新型を導入するからそれは必要ないとのこと。それを聞かされてない、篠原と太田。相変わらず後藤隊長は、重要なことは言わないんですね。
ところが、イングラムを見ようとしたところ、トレーラーが突如発進。実山さんをかばう篠原。そこに東館に行けない野明が登場。
そして一言「私のパトちゃんがない!」 って、まだあんたのものになったわけじゃねぇだろうwww。
そして工場のバイクを借りて追跡を開始する野明、追跡しようにも指揮車のキーがなく出遅れる太田・篠原コンビ。
ここで、アイキャッチが入り前半終了。いやぁ、さすがは第一話、世界観に引き込みますね。
特車二課では、第一小隊が出動準備を、出動しようにもレイバーのない第二小隊はミニパトで移動することに。
野明は、トレーラーに飛び移ろうとするものの、急に方向転換されて交差点のど真ん中にこけてしまう。それを見て咎める婦警さん。でも野明はお構いなしに止めてあったミニパトを拝借。
トレーラーが山道を走っていると、サイレンを鳴らした野明が運転するミニパトが登場。素直に止まった。「乗員に告ぐ。今すぐ・・・」とレイバー泥棒に問いかける野明。しかし、スカートが微妙にめくれていて、スカートを直すと、その隙にトレーラーが発進して、ミニパトを踏み潰して逃走。
野明よ・・・、パンツが見えるほどめくれてなかったぞ。タイトスカートはもっと体にフィットしたサイズにしたら・・・というツッコミはともかく、走って追い付き排気ガスをかぶりつつも、どうにかトレーラーに飛び乗った野明。
一方、ぺちゃんこになったミニパトを見てあっけにとられる太田・篠原。そのことを報告すると後藤隊長曰く、「じゃぁ、大丈夫なんじゃないの。物事そう悪い方に考えちゃいけないのよ。あの子なら心配いらん」とのこと。さっそく、後藤節炸裂。野明のことを知っているのにあえて伝えず、楽天的な後藤隊長。これが私、管理人が後藤隊長を好きになったシーンですよ。
犯人が陣馬街道を西に移動していると聞いた隊長は、同乗している進士と山崎にミニパトを二課に返すよう伝えてヘリに乗り込む。最初っからこうするつもりで、2人を乗っけたんですね。策士だなぁ。
イングラムのコックピットに乗り込む野明は、パスワードの「alphonse」を打ち込み起動させると、無線が作動していたらしく指揮車の無線につながる。
「助けてあげるからね。」と声が聞こえて、篠原の仕業と考え怒鳴る太田。俺じゃないと遊馬。こいつらほんとに仲が良いね。
キャリアが止まったらデッキアップをするよう打ち合わせをしている最中にも、「うそつきは泥棒の始まり」やらなんやらほざく太田。それにさりげなく、「あ~、うっとしい」と一言で片づける篠原。こういうやり取りがパトレイバーの面白さ。
そうしているうちに、トレーラーが停止。どうやらバラしてコンテナに積むとのこと。
イングラムがデッキアップし、あわてる犯人。一方、野明はデッキアップする愛するイングラムに惚れ惚れしている。それもつかの間、あっという間に犯人一味のレイバーに囲まれてしまう。
リボルバーキャノンで脅しをかけるも、実弾を装てんしていないということがばれていて、格闘をすることに。
「私のパトちゃんが傷だらけになっちゃうじゃないか。」とご不満な様子。って今はそういう場合じゃないだろう。格闘する姿を見て太田が身を乗り出し、「俺にもやらせろぉ」。ほんと第二小隊らしいよ。
あっという間に、犯人レイバー3台をやっつけると、そこに後藤隊長の乗ったヘリが登場。スピーカーで隊長が「そこまで。」と宣言し、銭湯終了。
応援に向かう第一小隊は渋滞に巻き込まれ身動きが取れない。少しイラついている南雲隊長に、後藤隊長が申し訳なさそうに無線で「あの~。こちら後藤です。事件は無事解決しました。無駄足踏ませちゃってごめんなさい。」とのこと。
南雲隊長の「全車、署に戻れ!」の号令むなしく、引き返すにも渋滞がひどすぎまったく動けない第一小隊。一般車もパトカーに道譲れよ。
場面は変わって、いつもの二課棟。第二小隊の面々がイングラムの下にいる。進士によると、犯人は自社のレイバー開発費を抑えるために、イングラムを盗んだらしい。本当にせこい奴だな犯人。ある意味、シャフトなみに性質が悪い。
篠原によると「レイバー産業は過当競争の時代に突入していて、あせったんだろう」とのこと。
そこに後藤隊長が登場し、新型機導入に次いで、新入隊員が配属されるという知らせをする。
すると、そこに現れたのは八王子工場で東館に行けなかった、あの女の子。泉野明なのであった。
「本日付けを持って、警視庁警備部特車二課第二小隊に配属になりました泉野明です。よろしく。」と敬礼をした後、笑顔になる野明ちゃん。なんてかわいいんだ・・・と余韻に浸りつつ、エンディングへ・・・。
ということで、TV版第1話はこれにて終わり。初めて見た時も釘付けになって「ターゲット、ロックオン!」されたことを思い出しつつ、第2話へ続きます。