なんてことない日々…

何気ない日々の出来事や趣味のお話をしてみたいな♪
あと、いつも作ってる簡単手抜きレシピとか(笑)

心霊探偵八雲 1~5

2009年07月30日 | 本のこと
【著者】 神永 学

【内容】 霊を見たり、会話できる不思議な能力を持つ大学生・斉藤八雲。
      ある日、大学で起こった幽霊騒動を調査することになるが……
      次々と起こる怪事件の謎に八雲が迫る大人気シリーズ、
      大幅改稿&追加エピソード収録で登場。


子供がボーリングをしている間の暇つぶしにと
同じショッピングモールの中に入っている本屋さんで
購入して読んだ本です。

購入理由からも分かるように、特に何かを期待してとか
ずっと気になっていたから・・・とかいう本ではなかったのですが・・・


思いっきりツボにはまりました


何がそんなに私の琴線に触れたのか・・・よく分からないんだけど
気付けば主人公『八雲』のとりこです~

ストーリー的にはミステリーと呼ぶには
ミステリー超初心者の私でも即効で犯人分かっちゃうし
とりたてて目新しい斬新な設定があるわけでも無いと思うし・・・


でも、八雲君いいのよぉぉぉぉぉぉぉぉ
久々にキャラクターにときめいちゃったわ(笑)
冒頭の画像は文庫本の表紙カバーの中でも一番お気に入りの
4巻のものです~


あぁ・・・内容の感想書かないといけないかなぁ


1巻 【赤い瞳は知っている】

  生まれつき持つ燃えるような赤い瞳の左目は
  死者の魂を映す・・・
  その得意な体質と見た目の気味悪さから
  周囲の人間に忌み嫌われ過ごしてきた八雲・・・
  その瞳を『綺麗だ』という晴香との出会い

  凄く読みやすく、グイグイッと作中に引き込まれました。
  八雲と晴香の子供の頃からのお互いのコンプレックスや
  心の重石をぎこちない優しさで少しずつ取り除いていく感じ~


2巻 【魂をつなぐもの】

  世間では不可解な少女連続誘拐殺人が・・・
  再び八雲と晴香が事件に巻き込まれていきます。

  娘を失った父親の、娘を守れなかったという後悔の念・・・
  自分のために罪を重ねる父に『もうやめて・・・』と訴え続ける娘の魂・・・
  それぞれの思いが痛々しい
  そんな中、事件に巻き込まれ命の危険に晒される晴香を
  怯むことなく救出に向かう八雲
  八雲のツンデレぶりがたまりません~

 
3巻 【闇の先にある光】

  マンションの屋上から『何故死ねないの・・・』と
  何度も何度も飛び降り自殺を繰り返す女性の霊。
  救われる事の無いその魂の叫びとはなんなのか?
  このお話もまた、魂とそれを取り巻く人々の思いが痛いです
  女性の霊の本当の無念はなんだったのか???
  クールな八雲が時折見せる熱いまなざしがたまりません~


4巻 【守るべき想い】

  小学校に謎の焼死体が・・・
  26年前の事件が絡む不可解な謎。
  幼い少年の心に刻まれた深い深い傷を、
  同じく心に傷を抱える八雲と晴香が救おうと大奮闘
  すっごくクールで無表情の八雲が、晴香の危機に敢然と立ち向かう
  『クソッ』と携帯を投げつける八雲君が素敵です~


5巻 【つながる想い】

  15年前に起きた猟奇殺人事件の現場で
  ビデオカメラに映りこんだ恐ろしい形相の女性の霊
  相談を受けた八雲はそれを見た直後に失踪してしまいます。
  別ルートで15年前の猟奇殺人事件の容疑者を追う後藤刑事も
  また何者かに襲われて失踪してしまいます・・・
  2人の行方を追ううちに明らかにされる八雲の過去と秘密。
  そして八雲の母の本当の姿・・・
  全身傷だらけの瀕死状態になりながらも、
  自分を探し出し見つけてくれた晴香の危機の場面で
  必死に庇い守ろうとする八雲の姿に胸キュン


はい・・・申し訳ありません、とってもミーハーです
だけどもう止める事はできません~
八雲君、カッコ良過ぎます
すっごいひねくれた言い方でしか気持ちを表現できない
その不器用さがたまらなく可愛くて良いです~
すっごいクール(クールを通り越して冷徹とさえ思える)
そうに見えて、実はすっごく熱いハートを持っていて優しい~
思いっきり私のツボにはまってしまいました



この先、6・7巻と外伝も出ているんだけど・・・
文庫本の表紙の方が断然素敵なので、文庫本になるのを待ちます
文庫にのみ収録されている書下ろしショートストーリーも気になるしね
しかしお話はとっても気になるので、
久々に図書館の活用をすることにしました~