湘南に吹く風

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春は緑の濃さが多様!

2020年05月22日 | 八ツ庵日記
新緑の季節を迎えた今、黄味の強い緑、青みを感じる緑、かすかに茶色がかった緑、赤みを帯びた緑など、さまざまな草木の緑に出会う。

「麗らか」「長閑」「山笑う」「風光る」。春の季語には、晴れやかでゆったりした明るい響きの言葉が多くみられる。輝きを増す陽光、萌え出る若葉。

「緑」は、色の名称であると同時に、植物全般、森林や自然を指す言葉としても用いられる。
萌黄(もえぎ)とは、萌え出た若葉のような冴えた黄味を帯びた緑で、「若葉色」とも呼ばれる。
萌黄は平安時代から人気のある色で、『源氏物語』や『平家物語』、『紫式部日記』にも登場する。新緑の色ということから若さを象徴し、特に若者向けの色として愛好された。『平家物語』では、平家の貴公子・平敦盛、弓の名手で源氏方の武士・那須与一といった若武者が萌黄色の鎧を着た姿で描かれている。

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