湘南に吹く風

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清水多嘉示の八ヶ岳美術館

2020年06月05日 | 八ツ庵日記
八ヶ岳の西麓、原村、林の中にこじんまりとたたずむ美術館。
連続ドーム型の建物は、文化勲章受賞の村野藤吾によるもの。
屋内だけでなく周りの林間に多数展示されており、木洩れ日の中、作品を楽しめる。
八ヶ岳周辺にはこの様な知る人ぞ知る個性的な美術館が幾つもある。

清水多嘉示
信州の原村で1897年に生まれた、若くして画才を発揮し、絵画を学ぶためフランスのパリに渡った彼は「サロン・デ・テュイルリー」でロダンの高弟、ブールデルの作品と出会い、これに感銘を受け、以後は彫刻家を志す。その後、日本に帰国し、ブロンズ彫刻で日展をはじめ国際的にも広く活躍。1980年には、その功績により文化功労者に顕彰。また、日展顧問や武蔵野美術大学名誉教授などを歴任し、日本の美術界の発展に貢献。彼の作品が一堂に会した、八ヶ岳美術館がオープンした翌年の1981年、惜しまれつつ84歳でその生涯を閉じた。

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