湘南に吹く風

何となく物憂い世相!
庶民目線で世相を診てポジティブに考え発信するブログ

暫く、パリに行きたくない!

2015年01月14日 | 政治
パリは、現役時代、仕事で数回行ったことがある。
また、観光目的で家内と数日過ごしたこともあるがもう数年前のことで、近々、また行こうと格安航空券を探していた。
しかし、この騒ぎ、しかも速報によると、例の襲撃された新聞が特別号と称して、再々ムハンマドを風刺したようだが、パリ市民が競って買っているそうだ。
いったいフランス社会はどうなってしまったのだろうか?

フランスの移民政策では、旧植民地、(この場合)イスラム教徒も受け入れるが、その条件はフランス語を喋ることも含めフランス文化のもとで生活することを求めているようだ。だから、フランスで生活する限りでは、ムハンマドの風刺も、お前たちは異を唱えてはいけないとするもののようだ。

この説は、もっともらしく聞こえるが、振り返って、植民地時代、平和であったろうイスラムの社会に、突如、フランス人が侵攻し、資源を含め、掠奪の限りを尽くした歴史をフランス人はどう考えているのだろうか。
要するに、自分たちが侵攻したイスラム教社会では、自分勝手に振る舞い、翻って、フランス社会においては、イスラム教徒の勝手は許さないとする勝者(強者といってもいい)の理屈の強要でしかない。

マスコミの報道では、この新聞社のありようを、パリ市民が何ら疑問を感じてないのか、そこが分からない。
アメリカでは、さすがにイラク侵略の反省もあるのか、ワシントンポスト紙を除いて、事実を文章でのみ伝え、問題の風刺画は転載してないようだ。

今後も、この新聞社は風刺画の掲載を続けるのだろうが、フランス市民の自制が働かないと、イスラムと全面抗争をするということだ。
恐ろしい話で、暫くはパリに近寄らないのが賢明だ。