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こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ヴァントの「ポスト・ホルン」

2008年04月10日 22時50分23秒 | モーツァルト
ここ二・三日の雨で、桜も大分散ってしまったような感じですね。新しい職場には車で通勤していましすが、距離にして20㎞。時間にして約35分ほどです。この時間は微妙です。もう5分あれば、だいたい一曲通して聴ける場合が多いです。35分となると、だいたい尻切れトンボになってしまうことがよくあります。あと少しだ、というところで、職場に到着という感じですね。なんとも残念であります。そんなわけで、今日はモーツァルトのポスト・ホルンを聴いていました。ポスト・ホルンが出てくる第6楽章が終わって、いよいよ最終楽章、というときに、職場に到着となりました。かといって全曲が聴けるのも、通勤時間がかかるということですから、これも善し悪しかも知れませんね。
そのモーツァルトですが、セレナード第9番ニ長調K.320「ポスト・ホルン」であす。1779年8月に作曲されたザルツブルグでの最後のセレナードです。第六楽章にポスト・ホルンが使われているので、この副題がつけられています。演奏はギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団。2001年4月8~10日のハンブルクのムジーク・ハレでのライヴレコーディングであります。ヴァントが亡くなる一年と少し前のコンサートです。この曲については、カール・ベームとBPOとの名演奏がありますが、今回は、ヴァントです。ヴァントは、モーツァルトのセレナードでは、「ハフナー」を録音していますが、「ポスト・ホルン」のCDがあるとは知りませんでした。偶然、いつも行っている元町の中古CDやさんで見つけたのでした。第1楽章が堂々とした展開で、この曲をヴァントがどのように演奏するかの意図が明確に現れています。活気に満ちた弦の演奏に、ティンパニの強打が印象的ですね。第2楽章は、多くの場合アダージョなんですが、メヌエットとなっています。トリオではフルートが活躍します。そして、第3・4楽章は「コンチェルタンテ」で、協奏曲の形で置かれています。第3楽章は2本のフルートと2本のオーボエと弦楽合奏。もっと情緒的な演奏もありますが、さらりと流すところもいいです。BSのオペラ放送で休憩の音楽に使われていましたね。第4楽章は軽やかなロンド主題がフルートによって歌われ、これも情緒的には流れないです。短調の第5楽章をへて、第6楽章。トリオでのポストホルンが雄弁にドミソを奏します。ジェローエン・ベルヴェルツがポストホルンを吹いていますが、モーツァルトンのこの時期の意志を物語るようです。そして、終楽章。急速なフィナーレですが。第1楽章同様、雄渾な演奏となっています。ヴァントの演奏は、ウィーン的な情緒あふれるものとは一線を画し、太文字の楷書によるものといえ、たいそう立派なモーツァルトでした。

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2 コメント

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あれれ?? (騎羅亜(キリア))
2008-04-11 21:34:50
消されちゃいましたか?

不審者??それとも、荒らし??

いっつもiPodで聴いてるのは何かと思えば、クラシックでしたか?

クラシックでオススメ等あったら教えて下さい(^-^*)/


丸眼鏡同盟??
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あれれ?? (騎羅亜(キリア))
2008-04-11 21:35:22
消されちゃいましたか?

不審者??それとも、荒らし??

いっつもiPodで聴いてるのは何かと思えば、クラシックでしたか?

クラシックでオススメ等あったら教えて下さい(^-^*)/


丸眼鏡同盟??

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