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こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

『東京タワー』とマーラーの9番

2006年04月08日 10時34分33秒 | マーラー
昨日、夜の九時ごろ帰宅して、夕食を食べて、うー、またマリーンズは負けたかと思って、テレビのチャンネルをまわすと、『東京タワー』をやってました。ほとんど、この手の映画には興味がないのですが(ちなみに映画は好きです。映画を語るブログを、と思ったこともありますが…)、少し見てました。黒木さんって何時までも若いですね。そんなとき、マーラーの交響曲第9番の第四楽章が流れてきました。この曲は、マーラーのこの世への惜別の曲であるとか、いろいろ言われてきました。最後は弦楽器だけで演奏され、「死に絶えるように」と消え入るように終わります。まあ、マーラー好きの人にとってはたまらない至上の曲でしょう。今から、15年ほど前でしょうか。CDが急速に普及し始めたころと時を同じくして、空前のマーラーブームが出現しましたね。当時、それに踊らされ、以来よく聴く作曲家になったのも事実です。以前にも、5番と7番を取り上げましたが、今日『東京タワー』で突然聴きましたが、それでこの曲を聴きたくなりました。この曲のCDはいつのまにか増殖しておりまして、ぱっと思いつくだけで8種類ほどあります。マーラーと言えば、バーンスタインの演奏が出て来ますが、私はバーンスタインの演奏は、それほど好きなわけではありません。あの独特の世界には、どうも入っていけない。マーラーの音楽で好きなのは、例えばこの曲の第2楽章のドイツの民族舞曲のひとつであるレントラー風の曲となってますが、これが好きですね。いわばマーラーの交響曲の第二・第三楽章がとくに注目してます。こんなところから、マーラーにユダヤ的世界と独墺的世界があるとするなら、独墺的世界が好きです。
それで、9番ですが、カラヤンのライブ盤とか聴いてみたい演奏はあるのですが(バーンスタインのBPOのライブも実はまだ聴いたことない)、クーベリックのライブ以前あやしげなイタリアの海賊盤で買って気に入ってましたが、その後auditeから出たものは録音があまり良くなく、真価が伝わってきません。そこでアバドの新盤です。BPOとのライブです。これば、息子の用事で明石の魚の棚の近くに行ったときに、アスピアのPに駐車をして、中にあるタワーさんで買いました。もう4年も前のことです。このアバドの演奏はマーラーの健康的な名演奏だと思います。オケも素晴らしい。BPOとの力を駆使し、録音もよろしく、実演に接したらもうことのほか感動する演奏でしょう。アバドの雄大で堅固な音づくりは、大いに好感を感じますね。しかし、もう少し内面に掘り下げて欲しい、というところはあるかもしれません。でもそうなるとまた嫌な思いをすることになるかもしれませんね。そこば難しいところです。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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嘆き節 (jsbach2005)
2006-05-17 13:33:26
マーラー9は両手ほどの CD を持っていますが、聞き込みが足らないせいか、皆さんがほめるほど まだその真価を掴めずにいます。 マーラーの嘆き節を理解するのは、死ぬ直前でしょうね。



ところで、「東京タワー」「黒木さん」「マーラー9」の関係がよくわかりません。 以上
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