「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和二年(2020)3月17日(火曜日)
通巻6407号
そこら中の電気をつけて、人が居なくてもコンピュータを稼働させよ
死亡診断書に絶対にコロナと書くな
「武漢コロナは沈静化した。感染者数が減り、死亡者が激減した」と中国はへんなキャンペーンを始めた。
くわえて工場の再稼働が始まり、サプライチェーンは回復しつつあり、労働者が戻ったそうな。その証拠は電気消費が上向いてきたではないか。
欧州の観測衛星が中国上空からの観測データを公表し、電気が付いていない地図を公開したことがよほど答えたらしい。中国共産党は「伝染病は抑え込んだ」ことにして、感染封じ込めに成功したという、でっち上げ嘘放送を大声で流しはじめた。
地方からバスを仕立てて戻る風景や工場再開現場の映像を、さかんにニュース番組で放送し、国民に安心感を与え、ひいては世界にも、中国は感染の押さえ込みに成功という偽造された印象をあたえようと必死だ。
ところが実態はといえば、オフィスビルの電気を灯し、誰もいなくともパソコンを稼働させ、工場は生産再開のフィルムを撮り終えると解散、電気だけは煌々とつけているのだ。
まして武漢コロナの死者が激減した???。
実態は医師に「死亡診断書の死因は絶対にコロナウィルスとするな」として別の病名を記させている。
そうすれば確実に死者の数は減ったことになるという、例によってフェイクの製造にかけては世界一の技量を誇るくにだけあって、芸が細かい。しかし笑って澄ませられるのかな。