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こうすれば日中・日韓の「歴史問題」は解決する

外交に歴史を持ち出さないことが鉄則である!

 「こうすれば日中・日韓の「歴史問題」は解決する」
 黄文雄:日本人に言いたいことは、自分自身独自の歴史観をはっきりもって、相手に対して主張したいことはきちんと主張すべきだということです。これを続けていけば解決できるのではないかと考えますが、どうでしょうか。

 石平:私は日中間の歴史問題を解決するためには、お互いに外交の場に歴史をもち出さないことだと思います。歴史を外交問題にすること自体が間違っているんです。それぞれの国には、それぞれの国の歴史の見方があることを認めて、気に入らなくても外交的に文句をいったりしないこと、それしかありません

 しかも、中国の主張している歴史は、いい加減な自己主張以外の何ものでもない。それでも、国内でどんな歴史を主張したっていいですよ。それは自由ですからね。しかしそれを日本に対してまで押しつけることが、大きな間違いだということがわかっていないわかっていないんですよ、わかった上でやっているんじゃないんです

 中国は小泉政権時代に、靖国問題で5年間喧嘩をしかけましたね。その結果、中国に何かいいことがあったかというと、何もないわけです。それどころが、日本国民の対中感情は最悪の水準になってしまった。(中略)

 中国が日本の歴史問題を、自国の外交問題として持ち出すのはおかしなことですが、そうして当然だという気持ちにさせているのは日本なんですよ。日本がもし、あくまでもそれは日本の国内問題だ、あなたたちが抗議するならどうぞ抗議しなさい、しかしそれと外交は別なことだよと、一貫して主張していれば、中国は打つ手がなくなっていたはずなんです

 呉善花:日本は、それは国内問題だとつっぱね続けること、相手にしないこと、それ以外にありませんそうし続けていって、これでは韓国としてはちょっと困る、国益を損ないかねないとなれば、韓国としては何とかせざるを得なくなりますから、日本はそれを待っていればいいんです。

 なんとかしないで困ることになるのは韓国であって、日本ではないんです。日本から距離を置かれて困るのは、経済や技術や投資で日本の力を得なくてはやっていけない韓国の方なんです

 フランスとドイツの関係でも、どちらかが歴史認識を改めたから仲良くなったわけではなく、外交問題にしなくなって、話し合いができるようになったわけですね。これを解決というなら、日韓もそうする以外にはないと思います。(『売国奴』 黄文雄、呉善花、石平《鼎談》ビジネス社)


真中 行造のページ  2008年1月26日より 引用
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