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バイデンの敗者復活
現状ではトランプ再選はほぼ間違いない
AC通信 No.776 Andy Chang (2020/03/04)
バイデンの敗者復活
3日のスーパーチュースデイと呼ぶ民主党候補者選で14州の初期選挙が行われたが一般の予想に反してバイデンが14週のうちの10州で勝利を収めて候補者のトップになった。アイオワ州とニューハンプシャー州で惨敗してバイデンの敗退は決定的と思われていた。ところがサウスカロライナ州の初期選挙でバイデンが60%近くの得票でサンダースに勝ったので人気が上がって今週の大勝利となった。
バイデンの勝利にはいくつかの原因がある。第一に民主党はもともと社会主義者のサンダースを大統領候補とすることに反対だった。サンダースが民主党候補となればトランプ民主主義に対しサンダース社会主義が勝つ見込みは殆どない。第二にサウスカロライナ州の選挙のあとブッティジージとクローブシャーが撤退を決めてバイデン支持を表明したので二人の支持者がバイデンに投票してバイデンの勝利となった。第三にバイデンがサウスカロライナ州で勝ったのでアメリカ南部の黒人がバイデン支持に回った。
スーパーチュースデイで初めて民主党候補者の選挙に参加したブルームバーグは投票の結果が思わしくなかったので翌日撤退を表明してバイデン支持に回った。これで民主党の大統領候補はバイデン、サンダースとウォレンとなったが、ウォレンもマッサーチュセッツ州で得票が3位となったので撤退を考慮している。ウォレンが撤退すれば候補者選挙はバイデンとサンダース二人の対決となる。
昨日の選挙の結果でバイデンが獲得した代議員数でサンダースを上回った。しかしメディアの評論では二人とも民主党大会までに過半数は取れないとしている。民主党の代議員は総数3980人で、過半数は1991人である。過半数が取れなければ第一回目の投票で民主党の大統領候補となれない。二回目の投票では乱戦となって予測は難しいと言われている。
代議員は第一回目の投票では州の初期選挙で決定した候補に投票する義務がある。第一回目の投票で過半数を取流候補者がいななければ第二回目の投票からは自由投票となり、候補者間の駆け引きや民主党幹部たちの討論となる。大物議員が別の候補者を推薦することもできる。
各州の最終結果が出ていないので代議員の数字は毎日変わっているが、5日朝のFoxnewsによると、バイデンが596人、サンダースは531人、ウォレンが65人。このほかに撤退を表制した候補者がこれまでに獲得しだ代議員数では、ブルームバーグ58人、ブッティジージ¥26人、クローブチャー7人である。撤退した候補者が得た代議員が第一回目の投票で誰に投票するのかはわからない。
5日朝ウォレン上院議員は候補者選挙運動を中止すると発表した。マッサチュセッツ州ケンブリッジの自宅の記者会見で彼女はバイデンとサンダースの二人の候補者について誰を支持するかは決めていないと述べた。そして「大統領とはどのような人物かがいちばん大切だ」と述べた。つまりトランプを打ち負かすことが選挙の最大の目標ということだ。
民主党候補の選挙目標はただ一つ、反トランプ(Dunp Trump)である。バイデン、ブルームバーグ、サンダースなどの講演は反トランプだけでその他の政見、政策がない。ブルームバーグとサンダースは「史上最悪の大統領トランプを下ろす」、続いて「我こそはトランプに勝てる候補者」と述べる。民主党は国政や経済などでトランプの業績を否定できないからトランプ憎悪を増幅させる講演しかできない。
サンダースは社会主義者で一貫した主張は国民健康保険無料、大学学費無料、国境開放、移民歓迎である。だがこの二つを実施する資金の来源は富裕層と中間層の税金を大幅に上げることである。増税政策ではトランプに勝てない。
バイデンは民主党穏健派と言われているがバイデンには記憶間違いや失言が多い。しかも致命的な汚職疑惑がある。バイデンがウクライナと中国から巨額の賄賂を受け取った事実は既に上院の司法委員会が息子のハンター・バイデンを喚問すると発表した。バイデンの汚職問題が表面化したのはペロシとアダム・シフ議員がウクライナ問題でトランプを弾劾裁判に持ち込んだためである。
民主党の大統領候補はバイデンとサンダースの一騎打ちとなったが、サンダースとトランプはアメリカの社会主義革命だから勝ち目はないし、バイデンは汚職問題で選挙どころではない。投票まであと七ヶ月あるが、現状ではトランプ再選はほぼ間違いないだろう。
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