若き日の光秀がどこで何をしていたかは、空白です

宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和弐年(2020)2月27日

 ニューデリーで暴動、多数の死傷者。
  トランプ訪印を荒々しく歓迎したインドはどうなる?

 

(読者の声1)大河ドラマにあやかってか、岐阜城のふもとに「麒麟が来るドラマ館」なんて、できました。
既存の歴史館の展示内容を改装して、明智のドラマの衣装などを飾ってありますが、宮崎先生の『明智光秀 五百年の孤独』(徳間書店)を読んでおりますので、この岐阜県の観光誘致的な展示はなにやら胡散臭いと思いました。
 なにしろ、光秀の生誕地も確定しておらず、父親の名前がわかっていませんが、大河ドラマでは、可児市の明智城址と断定していますね。先生からご覧になって、この出来栄えは如何ですか?
  (HG生、名古屋)


(宮崎正弘のコメント)明智光秀の「空白期」に挑む、このドラマはフィクションですから、それなりに工夫されていますね。若き日の光秀がどこで何をしていたかは、空白です。ゆえに、たくましい創造力で補っているわけで、それなりの解釈だと思います。
ともかく史実とは関係のない事件や人物を飛び飛びに物語として繋ぎ合わせています。拙著『明智光秀 五百年の孤独』では、資料がないので、この若き日々の光秀の描写は空白です。史実で確認されるのは朝倉一乗谷からです。
ただし、鉄砲隊を早くから組織化したのは光秀で、それがドラマでも、ちゃんと伏線として押さえているあたりは感心します

 

(読者の声3)日本人は自国を過小評価し、外国を過大評価してきました。日本人は自国の歴史を見直すべきです。疫病の恐怖感で、国民にいやで真剣さが生まれてきたようです。
 武漢肺炎は世界に大損害を与えつつある。この責任は当然発生国中共にある。このため中共はG20を欠席した。この重大な時期に発生国として大事な説明責任があるのに逃亡するとは信じられない無責任であり無知だ。今後国際社会では格下に見られるとしても仕方が無い。
この影響は世界のサプライチェーンを破壊したが日本の損害も計り知れない。
 ところが、自民党の幹事長は金を集めて中共にお見舞いをするという。自国と自国民が被害者であることが分っていない。政治家として失格だ。また追随する議員もいる。これも大間抜けで失格だ。いまからでもよいから止めることだ。勿論中共の国賓などあり得ない話だ。
 安倍首相の後任はベテランだ。その後は愛国政治家だ。日本はこのままでは持たない。
 日本政治の当面の課題は、自衛隊の正規軍化である。憲法は自衛を認めているから、特例法で軍法、軍法会議、憲兵隊を付加すれば良い。すぐに軍事的抑止力が発効する。憲法が否定しているのは侵略戦争だけである。これにより戦後の腐敗した政治、文化、社会の正常化が進む。一点突破全面展開だ。
    (落合道夫)

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